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社会人ちゃんの日記

冷蔵庫が壊れていた

もともとのAIアシストタイトル「冷蔵庫トラブル解決:快適な生活を送るためには部屋の掃除が欠かせない!」*1

 

 

2023年の夏(推定)に冷蔵庫が壊れ、以降の2023年を冷蔵庫が壊れている賃貸で暮らしていた。

具体的な症状は以下の通りです。

 

冷蔵室:時々ファンの音が止まり、庫内が常温と大差ない温度になっている気がする。(逆に言うと、時々止まって庫内が常温になっている気がするものの、まあ動いてはいる)

 

冷凍室:動いてはいるし冷えているものの、温度が一定以下にならないため、アイスは全部溶ける。おそらく冷凍の基準を満たしていない。ラップに包んだ飯が凍るまで丸二日ぐらいかかる。

 

Twitterの記録によるとその前年から無茶をさせているので、スリップダメージが響いて故障に繋がったのかな、と思っている。

 


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とはいえ完全に冷えない食糧庫(パントリー)になってしまったわけでもなく、一定基準以下ながら「何となく冷えている気がする(時もある)」ので、「あー壊れたかもな」と思いながら、何となく過ごしていた。

ここからは自己紹介ですが、輪ゴムが床に落ちているのを見て、「輪ゴムが落ちているな」と思いながら年単位で生活する(できる)タイプの心性をしている。

床には輪ゴム以外にも、洗濯を待つ衣類や昨年頂いた支援物資、その他諸々が、古よりそこにあったかのような厳かさで鎮座している。

私はフルタイムで労働をさせて頂いており、水を張った洗面器に顔を付けられ続けているような気分でいる。

余暇の時間は息を吸い込むかのように必死で余暇に打ち込んでいる。それはだいたい試合結果が胸糞悪いタイプのソシャゲであったり、自分で書き直していて一人称キャラクターの言い分の筋の通らなさに吐き気を催している*2同人誌の原稿の手直しであったりする。

 

生活を整えようという気にならなかったので、冷蔵庫の修理を呼ぶよりも、「冷凍食品を買うのを止め、保存が不要な食品だけで生活する」ように心がけていたし、元々似たような暮らしをしていたので冷凍庫が壊れていることをすぐに忘れた。

その頃は安売りになっている加工肉を購入し税抜き98円のキャベツと煮て、チャーリーとチョコレート工場の映画よりは遥かに豪華な晩餐のメニューだと思いながら食った。

99円の納豆3パックを買って困ったらそれを食べていた。

卵と大豆と加工肉の暮らしに、不満も不便も大して無かった。

 

 

冷蔵庫破壊から1か月後、納税に対する返礼品のイチジクが届いた。

 

これまでの人生でたぶんイチジクって、インターネットで見るファンアートで諸々の象徴として描かれている様を見るばかりで、どんな味だか食べたことがなかったので買って、柿と大体同じだなという感想を得た。

6パックぐらい来て、熟すのを待ちつつ遅々として食べ勧めていたら、ある日1パックが白トトロのような有様になったので、残りを慌てて冷凍処理をした。そういえば冷凍庫が壊れてアイスが溶けた代物であることをその時にはすっかり忘れていた。人は使わないとすぐに色々なことを忘れる。

後日、冷凍庫がそういえば壊れていたことを思い出して恐る恐る見てみると、ジップロックの内側には墨汁が満ちていたので、捨てることにした。昨年ふるさと納税で購入していた筋子の冷凍品も、なんか墨汁になっていたので捨て、無駄にした食品に謝りながらメーカーに電話したところすぐに点検の方が来るとのことだったので、足の踏み場もない原生林の有様を呈していたところから「まあ足の踏み場はあるだろう」というぐらいに整理をしてからお願いした。先方もプロ、こちらも室内に死体があるわけではあるまいし。多少のことでは動じないでしょう、きっと。

 

 

結論から言うと、修理対象ではなかった。

聞いたところによると、冷蔵庫のファンの不調は修理で対応できるものの、今回ファンには問題ないとのことだった。

ファンがイカれておらず、見たところ庫内に結露もないので、おそらく基盤の問題。交換すれば直るとも言い切れない。基盤交換には云万掛かるので、このサイズだったら新品を買っちゃったほうが良いということだった。

 

あと、冷蔵庫の裏でゴキブリが数匹死んでおり、この辺の虫さんが基盤に潜り込んでショートすることもあるからちゃんと対策してね、ということだった。ゴキブリチェックで出張旅費5000円お支払い。

 

 

そこから時が流れた。

「時間経過で直るものでもない」と理解しながら、何となく室温の方が寒い気がする冷蔵庫を眺めて生活していたところ「さっさと買い替えろ」という熱いコールを各所から頂いて久しくなっていたので買い替えることにした。

皆さん、ありがとうございます! 皆さんのコールのお陰で、冷蔵庫を買い替えることが出来ました。まあ近況聞いた相手から「冷蔵庫が壊れて何もしてない」と返されたら、「いや買い替えろよ」という言葉しか出て来ないのは想像がつきますが。

 

買って良かった2023、「新しい」冷蔵庫です!

家電の2年って、なんか物凄い時が流れているように技術が革新している。

前回の冷蔵庫も決して「中古で間に合わせた」という代物ではないんですけど、「新生活コンボ」の家電と単身で冷蔵庫として売り出している冷蔵庫って、やっぱ何かが違うのかもしれない。前回冷蔵庫と比較して大きさはそのまま、内部の容量が10Lぐらい大きくなって新登場。

 

 

ところで購入した後には、前回冷蔵庫(故障冷蔵庫)の搬出と設置を家電量販店にお願いしたので、例の「作業員さんを通せる程度の獣道」を「冷蔵庫が通れる道」に拡張する必要が強制的に生じた。

なので冷蔵庫の通り道に当たる玄関廊下台所に置いてある物品の分別と整理・ゴミ出しを行ったんですけど、これも思いの他良かった。買って良かった2023、冷蔵庫の搬出・搬入です! 

これまで「部屋が汚い」というのは、ただ「部屋が汚い」だけのことだと思っていたんですけど、自宅に戻る度に玄関で私を出迎えてくれる段ボール(未開封)を跨ぎながら帰宅する生活、思いのほか脳が嫌がってたっぽい。家に帰って即足を出せる環境、何とも素晴らしいです。脳が喜んでいる。今年は定期的に部屋の掃除をすることを抱負にしようかな。冷蔵庫の通り道以外まだ全然獣道で感じで、床に寝転がっているトランクなんかをつま先立ちで跨いで、寝床まで歩いているんですけれども。

 


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▲ ここに「買ってよかった2023」を書こう

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買ってよかった2023

*1:AIタイトル機能を使った感想として「実務・ハウツー系の記事を短いスパンで複数出す場合は便利かも」というのがある。ハウツーもクソもない日記記事でも「どの単語を使ってタイトルを作るか」の案出しには使えるかもしれない。

*2:気持ち悪いものを見たくて原稿に打ち込んでいるので期待通りの出来栄えということでもあります。

2023年のクリスマス(2023年に視聴したものの一番よくわからなかった映画について)

 

クリスマスですね。

今年もクリスマスらしいものを何も思いつきませんでした。

 

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去年の記事を見るとなんか私、病院に行ってたらしいです。

 

今年は24日午前3時半を過ぎてから眠り、24日午前8時に起き、何をしていたのかというとずっと原稿をしていました。

印刷所に見積もりを依頼した入稿日が締め切りとしては存在しているものの、予約を済ませている訳でもないので25日が明確な締め切りと言う訳でもなく、そもそもこれを携えて何かに参加しようという類のものでもなく、ひたすら自分の趣味でやっているだけ。

ただ、この時期に締め切りを設定すると何となく、過去にやった厳しい締め切りの書き物のことを思い出して、身体が勝手に根を詰め始める。

 

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クリスマス感はありませんが年末が近いので、2023年に見た映画で頭の中で処理出来ていないものの話をしようと思います。

 

 

2023年の下半期にイギリスを旅行した。

普段は日本に住んでいるので、日本から現地(ヒースロー)に着くまでの間に13時間かかる。北極圏上空を通過していくルートの直行便である。

同行者ちゃんとは昨今の情勢で最短距離(だと思われる)の口シア上空を飛べないからではないかという話をし合ったものの、2019年12月のフライト情報をネット検索してみたところ東京・ヒースロー間はおおむね11時間~13時間かかる*1。数十年前にイギリスに出張したことがあるという身内も、(当時は恐らくまだ冷戦中だったのではないかと思うが)同じようなルートでヒースローに行ったという話をしてきたので、恐らく飛行機の性能が日々進歩しつつある中でも、「そもそもそれぐらい時間が掛かる」場所なのではないか? とも思いつつあります。

 

私が一分一秒を争う出張客ではなく、あんまり時間を気にしていない旅行客であるということもあろうかと思いますが、飛行機移動がけっこう好きなので、時間が掛かる分にはあまり苦にならない。

そもそも飛行機に乗っていなくとも、自宅で似たような暮らしをしている。

自宅では毎月金を払って契約を維持しているWi-Fiからインターネットに接続して、毎月金を払って契約を維持している映画のサブスクの、それこそ無限に思われるようなラインナップから果たしてどれを見ればいいのかと途方に暮れながら小一時間ぐらい時間を無駄にしていますが、

金を払って飛行機に乗れば、結構新しい映画を無料で見られる*2上、見たい映画が無ければなんかチープなパズルゲームで遊んで時間を潰すこともできますし、時間を無駄にしたところで、どのみち移動時間なので罪悪感がない。

さらに座席に座っているだけで、美味しい食事や酒が提供されてくる。これで周りに人間がいなければ最高。

そもそも空いており、周りの乗客の行儀がいい長距離フライト便は非常に快適ですし、今回の旅程の飛行機は、かなりこれに近かった。

 

この快適な機内で「Beau Is Afraid. 」を視聴しました。

アリ・アスター監督作品では他に「ミッドサマー」と、息子が父親をレイプする(おそらく)短編映画を見たことがあります。

 

 

※以下「Beau Is Afraid.(ボーは恐れている)」本編のネタバレを含みます。

 

*1:東京(成田) - ロンドン(ヒースロー) 2019年12月時刻表 | FlyTeam(フライチーム)(最終閲覧日2023年12月24日)

*2:1か月分の賃金に相当するチケット代を既に支払っているから。

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石灰化上皮腫が再発している

tan8.hatenadiary.jp

 

日記用のブログを開設して一年経って、ここと同じ部位に、石灰化上皮腫が再発している。たぶん取り残しだと思う。インターネットもそんな感じのことを言っている*1

 

前回、これを取るのにかかりつけ医*2から紹介状を獲得して総合病院に行き、総合病院で一度検査を挟んで摘出手術を受けた

それをまた最初からやるのが面倒だし、去年のこの時期に急激に成長したそれと違って、今回のしこりは明らかに「前回の取り残しだろう」とわかっているので、医者に行くモチベがない。

 

前回は前回で、(まあこれ9割石灰化上皮腫だろうな)とわかっていたんですけど、デカくなるスピードがあまりにも早かった。

「なんか小さいニキビみたいなサイズのしこりがあるな」と気づいてから、ものの2週間で、梅干の種サイズまで育った。コンビニの弁当に以前入っていた*3カリカリの梅のやつ、ではなく、タッパーみたいなのに入って売ってるようなしわしわの梅干しのそれ。

なので結構恐怖を感じて、業務をほっぽって即病院に行きましたし、上司が嫌な顔してるのが見えつつも、こっちはこっちで(クソデカ腫瘍で死ぬかもしれないんですよ)という面で押し通した。

 

 

今回の再発分は、まだ半袖を着ている時期に発生して、ものの数週間で前回切除時とほぼ同じサイズ(つまりしわしわの梅干しの種サイズ)にまで育ったものの、それ以上は成長の兆しがない。こっちも素性を粗方把握できているので、ほったらかしている。

そう言えば、今掛かり切りになっている同人誌の原稿に手を付け始めたのも夏頃だった。そこから石灰化上皮腫もブログも、あらゆる家事もほったらかしになっており、「なんだか凄いことになっちゃったぞ」という雰囲気のワンルームで、息をひそめるように暮らしている。

 

 

2023年、結局こいつ(石灰化上皮腫)と離れていられたのは、おそらくものの三か月。

だって前回の切除が3月下旬で、半袖になった頃に違和感に気付いたってことは、つまり6月頃にはなんかもういたということだろう。

 

1年を通して、腫瘍と生活している。

本当に大した腫瘍ではないものの、目に見える部分にあり、これのせいで特に買い物に行くたび、腕に買い物かごを引っ掻けられないのでなんか邪魔だな、と思う程度の話をすると、「見せて!」というリクエストが入ることがある。

別に問題なく見せられる位置ですし、こっちもあんまり気にならないので、そう言う場合はリクエストにお応えして腫瘍を披露するんですけど、長袖の時期になってからリクエストをお受けして、袖を捲り上げて腕を見せる動作をして、(これどっかで見覚えあるな)と思ったら、アシタカヒコだった。

次リクエストが入ったら多分、袖を捲る前に笑ってしまう。

 

 

*1:「腫瘍自体がもろいので、完全摘出できなかった場合再発する場合もないわけではありませんが、その場合も再手術で根治が期待できます。」(石灰化上皮腫|日本形成外科学会(最終閲覧日2023年12月18日))

*2:定期的に医者の元へ行って健康を相談する習慣がないため、ここでは「過去に診察券を付与されたことがある地域病院」程度の意味合いでこの言葉を使っている

*3:今入っているかは知らない。コンビニで弁当を買わなくなったから。

酒は毒(October editions)

10月の飲酒日記、こんな感じ。

 

画像は「Stable Diffusion Online(https://stablediffusionweb.com/)」を使用して生成

 

 

大学時代の同期ちゃんに会いに大阪に行った(新幹線往復三万円)。

以降は「大阪にいる同期ちゃん」を「同期Aちゃん」、

「一緒に酒を飲んでいるとき話の流れで同期Aちゃんに連絡をし始めその場のノリで大阪行きの日程が決まったので、一緒に大阪にいくことになった同期ちゃん」を「同期Bちゃん」と呼びます。

 

同期Aちゃんと同期Bちゃんは大学同期ちゃんたちの中でも酒の豪のもので、飲み会があるとその飲酒量から東の横綱西の大関と喩えられていました。

ここから同期Aちゃんを「大関」、同期Bちゃんを「横綱」と喩えます。私は草履持ち。

 

草履持ちが三軒目の店から宿に向かう時の姿勢がこれです。

 

 

正直、記憶がない。

一件目の立ち飲み屋は覚えている。

古風な喫茶店がお冷を提供してくるサイズのグラスコップに、「水か?」ってぐらい日本酒を注いでくる居酒屋だった。

 

 

その一か月前に自分が日本酒が飲めるようになっていることに気付いたのは東京のこじゃれた居酒屋(着席タイプ)でしたが、そこで出てくる日本酒は、いかにも酒用っぽいこぶりのグラスにメモリが着いており、下のメモリは600円、上のメモリは900円、日本酒が入るグラスよりも三倍の高さのグラスに氷水が入って出てくる店だった。

一方、大阪の立ち飲み屋で出てくる水は、普通に飲食店でお冷入って来る程度のグラスにそこそこ入って出てくる程度なので、ぜ~んぜん酒の方が多かった。全部一杯600円

 

 

 

二軒目の飲み屋も覚えている。

横綱がそこの卓で吐きかけていたのを、大関と一緒に励ました覚えがある。

あと、店内BGMのメニュー表があり、メニュー表にない曲を注文してヘドバンしていた記憶もある。

 


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三軒目には、カラオケに行ったらしい。

 

ここからあまり記憶がない。

 

残された写真によると、二軒目と三軒目の間にお散歩して大阪新喜劇の建物を見に行ったりしたらしくて、最高の笑顔で写真に映っている自分が、後日ラインのアルバムに現れた。素面のときは、こんな満面の笑みで写真に映れない。

「正しい思春期」を送ってこなかったので、青年期を迎えるまでに獲得するべき「写真映り」の技能を持っていない。カメラを向けられるとどうしてもぎこちなく笑ってしまうし、取ってつけたようにピースサインをするんですけど、記憶がないぐらい酔っぱらうとすごく楽しそうに笑えるようです。

こうなったら、全ての写真撮影の前に泥酔をするべきでしょうか。するべきではないんですけれども。

 

三軒目だったカラオケ館は、便所のことを覚えている。

個室ドアの外で私の回収を試みる大関の声を覚えている。私は便所の床に丸まって寝ており、「あと五分寝かせてくれ」と、声掛けを鬱陶しく思っていることを隠しもしないような声でしきりにせがんだ。するとドアの向こうの大関は「そう言ってあんた30分寝てるよ」と言いながらドアの隙間から手を入れると、床で丸まっている私の髪をひっぱって起こそうとしたことをよく覚えている。

 

横綱はなんかそこでケロっとして、カラオケをしていた。

アルコールに対する大関の強さは分解速度の速さか何か知らんもののいっこうに健康状態を損なわない鉄壁さ、そして横綱の持ち味は泥酔状態から回復する速度なのだろう。

 

 

翌朝、ここから奇跡的に回復した。

コンビニで買ったユンケルの錠剤が良かったんだと思う。

あとカラオケで吐くものが無くなり黄色っぽく苦酸っぱい汁を履き続ける段階まで吐いたのが良かったのかも。

 

 

強化人士との飲み会で泥酔した時とは、回復のスピードがまるで違う。

 

多分ユンケルと浅いながらも横になって寝ているお陰で、二日酔いに起因する諸症状(身動ぎができないような強い倦怠感、吐き気、重い風邪と勘違いするような頭痛等)はきれいさっぱり消え去っていた。

後に残ったのは、瓦礫のようにがらんどうの身体だけ。

起き上がれるし、歩けはする。しかし食事をすると吐き気がポップアップしてくる。とはいえ腹は減るし、限界まで吐き戻しているので体力も携帯の充電も35%程度。

たこ焼きも食べずに新大阪に向かい、駅地下街の喫茶店で適当に頼んだら大量に出現したサンドイッチを水で流し込むようにひいひい完食。さっさと新幹線に乗り込んで帰還した。

 

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今回の敗因

旅行先でチェイサーもろくに入れずに日本酒をガバガバ飲んだこと

 

しかし「適量の飲酒」は当然掲げられるべき麗句ですけれども、酒って、何も考えずに飲んでいる瞬間が一番楽しい。

タバコもコーヒーもフグも何もかも毒ですが、他の毒は毒だから旨いというわけではなく、過ぎると速やかに「毒」感を出してくるというのに、どうして酒は適量を行き過ぎたところがあんなに楽しいのか。

 

毒を飲んでギリギリ明日に尾を引かないラインを見極めながら、千鳥足で歩くのがきっと一番楽しい。酒のいいとこどり。しかしその考えは甘く何となれば欺瞞であり、千鳥足なんかで歩くとそのまま踏み外して骨を折るのではないでしょうか。

それに、「まだ自分は正気で、頭がはっきりしていて記憶もあるのだから、ここから自分で飲酒量をコントロールすることが出来る」という思い込みで千鳥足で歩いていると、いきなり記憶が飛ぶ回もある。今回のように。

 

改・今回の敗因

アルコール度数を気にせずガバガバ酒を飲んだこと。

その上で自分は飲酒量をセーブできるという甘い見通しを頑なに持っていたこと。

 

改善策

アルコール度数の少ない酒を飲んで、様子を見ながら飲酒を進める。

←でも最近日本酒を飲めるようになってしまって、平均アルコール度数15度液体が舌の上を通過しても、「これは手を拭くアルコールの味だ」と判断して渋れなくなってしまった。これが老い(毒物を感知するセンサーが弱まっている)ということなんでしょうか?

 

 

飲酒が法律で禁じられていた年齢だった頃、私は酒乱の父を見て「どうしてあんなに酒を飲むのか」と思ったものですが、いや、これは嘘、思わなかった。酒乱は酒を飲んでさえいれば機嫌が良かったので、別に、いくらでも飲んでくれていいと思っていた。

飲酒が祟った親の身の心配より、酒を飲まずに親が怒り狂っている時、自分の身に及ぶかもしれない危険の方が肌身に感ぜられたからだ。とはいえ酒を飲んで暴れる時も危険なので、できれば「酒を飲んで気持ちよく寝てくれ」ということしか考えていなかった。

でも酒乱は酒に強いから、しこたま飲んでも(意識の有無は兎も角)平然と動く。動けるので物損するし、自損もする。

 

物心ついた頃からその手の酒乱と同居していたので「何でああなるまで飲むのか」というのを疑問に思ったことが無かったものの、今になると、酒を飲んでさっさと辛く苦しい労働の意識を飛ばしたかったのだろうという他にも、酒を飲んでアルコール成分によって気が大きくなり、「楽しそうな酔っ払いになること」が楽しかったのではないかと思った*1

こうなって今初めて、父なるものが理解できたし、私はあれに似た感覚的な才能がある。

もし私の身体が酒に強かったらああなる可能性があったので、酒を飲んで異常作動する脳味噌で暴れるよりも先に、酒が作用して歩くことしかできなくなる程度の脆弱さを持っている肉体で良かったなと思います。

 

あと、単純に前回も今回も運が良かった。下手したらエレベーターを降りている時点で立っていられなくなって落下して、大阪で骨を折っていたと思う。

 

飲酒と酩酊、極めて危険な行為です。自分の身を危険に晒す瞬間が一番楽しい。飲酒は一般的な海外旅行保険の範囲内で楽しめるスカイダイビング*2。登山辺りと同じような括りの趣味*3。相当危険なんですけど、平然と受け入れられている。

 

 

*1:私が見ている段階では既に中毒になっており、「楽しいとか楽しくないとかいう段階ではなくまず飲まないと何もスタートしない」という状態になっていたとも考えられます。

*2:(参考)スカイダイビングやハンググライダーは危険なスポーツに該.../損保ジャパン(最終閲覧日2013年10月27日)

*3:【クイズ】登山とかいうクレイジーな趣味で、誤解されがちな知識6選【ずんだもん&ゆっくり解説】 - YouTube(最終閲覧日2013年10月27日)

9月のゆめにっき

今週のお題「夢」

 

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9月も「寝入り端と明け方の激しい気温差のせいで目が覚めた」とか、「単純に劣悪睡眠」とかの理由で夢見の悪い日がいくつもあり、やたらと込み入った夢を見てはTwitterの下書きに書き溜めていたのでここに供養しようと思っていたら、丁度よくはてなブログのお題が「最近見た夢」についてだった。こんなことありますか?

 

 

 

 

9月上旬の夢

夏場にモルカーのエアコンの使用を制限しろとモルカーの前で演説をぶっこきモルカーのエアコン使用を自粛させた男が、モルカーが夏場に憔悴している様を観察しながらモルカーの下に紙(マックのハンバーガーを包んでいる紙)を敷き、その紙を後日回収していく。モルカーの下に敷かれた紙は香ばしく、冬場に人気らしい。

 

感想

モルカーの下に敷いたからではなく、ハンバーガーを包んでいたからその紙は香ばしいのではないか?

 

 

9月上旬~中旬の夢

店にいる水槽のカクレクマノミが水槽から飛び出して店の床で死のうとしているので戻してやったら、水槽の中にいた数匹のカクレクマノミは既に死んでおり、今戻してやったものも早速弱り始めている。

原因がわからないので架空の高山遺跡に相談しに行くと、出張中の誰かが遠隔操作コードを使ったせいで大量の埃が排出され、その結果遺跡の水源が濁った。遺跡内で手にされている巨大な青銅の剣を分解しながらところどころうっかり砕きつつ洗っているとテレビカメラのロケ班が下から上がってくる。何らかの遺産に指定されている青銅剣を砕いたことを見咎められないように私は自分の身元判明に繋がりそうな荷物を引っ掴み、エレベータで下山する。

後日様子を見に行ったところ、件の青銅剣を展示していた特別展示室は閉鎖されていたものの、入れ替えによるものだろうと誰も気にしていなかった。ああよかったと思いながら他の展示を眺めていると、体験コーナーで獣血で染色したクジラの髭を使った入れ墨の方法について紹介されており、体験してみた結果クジラの髭を耳の後ろから頬に掛けて打ち込まれる。見た目はいいらしいが、物凄い違和感がある。

 

感想

マチュピチュ歴博国立博物館のキメラのような施設が出て来てかなり面白かった。体験コーナーの陳列はデンマーク国立博物館のものだったような気がする。脳ってすごい。

 

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9月中旬の夢(1)

どこかしらの占領地区に向かい知人の家に宿泊するとがさ入れが入るので息を潜めて隠れている。その晩の空襲でその家の子供(9歳ぐらい)と一緒にシェルターに入って息を潜めていると家に迫撃砲が直撃し、その家の子供の方に弾が当たって死んでしまう。

翌日世話になっている知人の知り合い(ここに最近移住してきた人)と一緒にクソデカホテルに行き、そこの次男(9歳ぐらい)と行動を共にするものの、次男が行方不明になるので慌ててホテルの中を探し回るものの、ホテルは本当に広く軍人が本当にそこら中にいるので、あからさまに外国人の顔をしている私は上手く動くことが出来ず次男が見つからない。

 

感想

ホテルはシェレメチエヴォ国際空港に宿泊した時に留まった空港近くのホテルだった気がする。非常に広く朝飯が旨かった。夜中にホテルのドアロックが開き、そのことで明け方に警察が尋ねて来た部屋だった。

 

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9月中旬の夢(2)

鬼滅の刃のキャラクターと呪術廻戦のキャラクターが湖景村で28*1をしており、断罪狩人がオガミババアを追って飛ばしたチェーンクロウでババアの首が飛ぶ。

伊之助を育てたオガミババアはアスレ*2から浜*3までチェイスしてから脱落したが、試合がどうなったかは不明。

 

感想

荒唐無稽で夢らしい夢。

 

 

9月下旬の夢(1)

高校の修学旅行がローマで、私の親になってくれるかもしれない相手とどうにかしてローマの休日のようなデートコースをするために諸々部屋を変えて貰ったり友人をダシにして行動したりする。周りが皆不思議と協力的だった。

 

感想

夢らしい夢。目が覚めてからの虚無感が凄かった。二次創作で「片思いの相手の夢を見てから起きると自己嫌悪が凄い」という描写を頻繁に見るが、まさにそうなった。望みが一ミリも無い時に夢に見る「望み」のようなそれは、自尊心を大きく損なう。

 

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9月下旬の夢(2)

夢の中で私は飲食バイトをしている。ニュースで韓国の大きな、しかし聞き覚えのない会社の車部門が倒産し、「でも日本の工場はこの倒産の余波を受けることはないだろう」と報道されているのを聞く。北海道の小亀という地名*4にその工場があるらしい。「でもそれって国の補助金が回っているからじゃないか」というツイートがTwitterでバズっている。そのあと店長がゴキブリを捕まえて見せてくれようとするので全力で逃げる。

 

感想

何? 飲食バイトはしたことがない上、夢のメインが飲食バイトのそれではない。

 

 

9月下旬の夢(3)

妖怪ウォッチの絵柄の進撃の巨人。島の外の人間が俺たちを皆殺しにしようとするので、架空のキャラクターが木槌を使って島の外の人間を打ち落としたりする。

 

感想

たぶん寝る前に進撃の巨人を読んでいた。妖怪ウォッチはCM以外見たことがないので不思議。

 

 

9月下旬の夢(4)

月の河公園の28にサバイバー側として参加しているが、月の河公園にしては見覚えのない産婦人科クリニックのような薄ピンクの内装をしている。その建物の中で隠者と芸者を相手にチェイスをしているところで金縛りの予兆めいた痙攣が起こるので、ここで気合いで起きる。

 

感想

隠者って28出禁じゃなかったっけ

 

 

 

9月下旬の夢(5)

看護師として働いていると患者の子供に抱き着かれるが案の定抱き着いてきた子供が地蔵クラスの重さにあんり、身動きの取れない状況で目の前が真っ暗になる。ゲロを吐き散らかしながら藻掻くものの段々息が出来なくなり、酸欠になったところで気合いで起きる。

 

感想

昼間に仮眠を取ろうとすると大抵こういう種類の夢を見ることになり、かえって疲れる。

 

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こうして並べて見てみると、9月下旬に掛けては流石に涼しくなってきたからか、夜の睡眠で記憶に残るような夢を見ることは減ってきている(行数が短いものは大抵便所等で昼寝を試みた時のもの)んだなと思いました。

あと、本当に「願望」を具現化したような夢を見ると自尊心が削れる。良くない。どうすればいいですか?

 

*1:第五人格のゲームモード ハンター2体に対してサバイバー8体でゲームをする

*2:第五人格のゲームステージの一つである湖景村の中のオブジェクトの俗称

*3:同上

*4:地名ではないらしい。夢の中の産物と思われる

存在することによる不断の抗議

特別お題「わたしがブログを書く理由

 

かれこれ十年以上、Twitterで趣味の旅行の記録や二次創作をし、日記をつけている状態にある。

一方で、昨今Twitter社自体の経営不振や、イーロン・マスクによる買収および諸々の経営改革*1がトレンドに乗る度、恒久的なTwitterサーバーのダウン、つまりTwitterのサービス終了がオタクのタイムライン上でまことしやかに囁かれますが、こういったことが万一起こったが最後、同時に人生の大部分のログが消滅することになるということです*2

このブログについて - tanpa より

 

「このブログ」を書く理由としては、以上の引用の通りです。

 

「今、何してる?」のフレーズに踊らされ、「なう」をツイートし続けるような人生を延々と送っていたために、今後かつてのTwitter社の成り行きによっては、これまで10年近く溜めていた人生の記憶が文字通り喪われてしまう。これを避けるために、ある程度生活に関連する事柄をTwitter外に書き留めることにした。つまり「ブログを書く理由」としては、「備忘」がひとつにあると思う。

 

 

例えば、Twitterにこのツイートをしていることで、私は今自宅で使用している冷蔵庫の中が常温になってしまったことに気付いたのが今年の7月20日であることを思い出せますし、飲みさしのアイスコーヒーを冷蔵庫に入れたらにんにく臭くなったのが8月17日、練乳入りアイスが溶けたまま最早元の姿に戻らなくなったことを嘆いているのが8月23日であることを思い出せる。

 

そして今日9月14日、この頃の冷蔵庫はちゃんと冷えているので、かつての「冷蔵庫の中身が生ぬるい」という現象は夢だったんじゃないかと思いながら弁当に入れる具材にしている冷凍ブロッコリーを取りだしたら、緑の透明スライムの塊になっていた。一度完全に解凍したものが再凍結したのだろう。再凍結した冷凍ブロッコリーは、緑色のスライムになる。凍ってはいるがどういう訳かぬめって、手でちぎれない。あれは夢じゃなかった。

 

 

Twitterなりブログなりにこうしたことを記録していると、読み返しやすいし「何時のことだったか」を明確に思い出せる。これは病状を振り返る時も便利です。

 

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また、文章を書くことで、当時の自分が感じていた強烈なストレスを整理し、自分が直面せざる得ない出来事をいくらか耐えられるものに加工することもある。

副産物である文章をブログに掲載すると、結果として「この時期本当に出勤が嫌で眠れていなかったんだな」とかいうことを後から俯瞰して備忘することもできるし、当時何を感じていたかをうっすらと思い出すこともできる。

 

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私は自分の飼っていたハムスターが死んだ記事を見返すことで、当時感じていた悲しいというには身勝手だが怒りというにはどうしようもない、脳味噌を掻きむしられるような不快な気分だったことを思い出すこともできる。

 

文章を書くことで当時の自分はストレスを腑分けでき、その瞬間よりも後の自分は当時のことをより明確に振り返ることが出来る。Win-Winということです。

 

しかし、これを公開する必要がどこにある?

 

恥の多い生涯を送ってまいりました。

 

単純に「備忘」が唯一の目的であればそれこそチラシの裏にでも、より実用的に考えれば非公開アカウントにでも、プライベートブログにでもすればいいだろう。

全世界に公開するのであればもっと「これを書いたということはどう見られるということか」という視点を持つべきだ、と思う。

 

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同人イベントに参加するぐらいなら南米にいった方が良いと高らかに記事にせず、表面上はもっと取り繕ってオタクと交流を取り結べるように努力をするべきだ。

趣味を媒介に交流する可能性を持つ存在、「界隈」とされるオタクの集団から「異常」として遠巻きにされるよりは、交流めいたものを持とうという姿勢を見せていた方が、そこから何らかの益を得られるかもしれない。

そのフィールドが学校であろうが仕事であろうか趣味であろうが、人間関係がある以上何らかの社会がそこに存在している。どうあってもそこに所属し続けるのであれば、大勢に追従して見せるような姿勢を取った方が何か益を得られるかもしれない。

イベントで拍手をするたびに始まったというワクワク感を心に持った方が良いのかもしれないし、イベントに行く人はお気をつけてというツイートをした方が良いのかもしれない。(任意のキャラクター)に関する新情報が出れば、自分が大して興味がない領域であろうと「(任意のキャラクター)推しの人良かったね! 可愛い💕」みたいなツイートをするべきなのかもしれない*1。模範囚の方がいくらか釈放が早くなる、みたいな。

 

勿論、ガチ恋粘着獣もかくやという有様を晒したことがある話は内輪ネタとしてはいいかもしれないが、文章という形でデジタルタトゥーにするべきではない。

成人になって漏らした話も、居酒屋なんかで口頭伝達するには話の種になるかもしれませんが、ネットで公開するべきではない。どうせ公開するならはてな匿名ダイアリーに書き付けることとし、表面上はもっと取り繕った顔をしているべきではないのか?

 

 

「存在するということは不断の抗議であり復讐である」というのを太宰の小説で見たことがあるような気もするし、ウェルベックの小説でも見たことがあるような気がする*2

この両者が書いたようなことが頭の中で混ざっているような気がするし、オタクという属性への蔑視が根強い時期に多感な時期を通過したものとして、この手の読書記録を晒している時点で、一種の社会的な烙印を抱えているようにも思う。

 

store.steampowered.com

 

しかし、ブログの記事を書き公開し続けること、二次創作小説を書き公開し続けること、あくまで生活を続けること、私はどれも似たような動機で行っており、それは抗議であり、一種の復讐のようなものです。

 

「自分が」どうあってもそう在ることの出来なかった諸々に対する抗議が祟って、生き恥を晒している。

 

同人イベントまで来ておいてオタクが多数交流している現場で透明人間のように存在し続ける空気に耐えられずブログを更新し続ける人間はいますし、冬至に漏らしている人間もいる。他人に年単位で粘着した挙句、友人の結婚式で対面することになる人間もいる。

 

他人がそれをどう受け取るかは他人の次第ですし、第一趣味で文字を追う人間ってそんなに多くないということは、二次創作同人小説という自己満足の極致のような烙印めいた趣味を続けていることで薄々理解しているので、ある程度お目こぼしを頂けませんかね、とも思っています。

見なかったことにして頂くのもいいでしょうし、何らかの糧にして下さればこれ以上はないことですし、特に漏らし記事なんかは、なんかもう、笑っていただければ本当にそれで十分。

 

それはそれとして、書く理由です。これを書き、ブログとして公開する理由は、存在することが抗議になると考えているから。どういった理由でブログを書いているんですか? 自分の存在によって、「何か」に抗議をするためです。

「書き手の皆さん本当に尊敬! 素敵な(任意のカップリング)本出してくれて感謝しかない✨ 感想後でお送りしますね!」という同人オタクのアカウントによる何かのツイートとか*3、「イベント最高! 参加者のオタクみんな美人で完全に擬態してたw *4」等、オフラインイベントをサイコーに楽しんだオタクの姿とか、「恋は楽しくていいものだし恋をすれば毎日が最高になる✨*5」という言説とか、あと、「大人になったらおしっこを漏らす筈がない*6」とか、そういう、少し考えればまるきり嘘だということがわかる主語のデカイ言説、殊更に流布しやすい「楽しさや美しさ」に関連づいた集団の記憶に対する、個人的な抗議のため。

 

*1:あまり関心を持っていないところにわざわざ口を出す有り様は不誠実だと思っているが、オタクとしては「自分は興味ないけど〇〇さんが好きだからこのキャラ描いてみた」がどれだけ有難いことかも理解している。この仕草の延長線上にあの行動があるということでしょうか?

*2:該当する箇所は以下と思われる。「僕はなぜ小説を書くのだらう。困つたことを言ひだしたものだ。仕方がない。思はせぶりみたいでいやではあるが、假に一言こたへて置かう。「復讐。」」(太宰治 道化の華(最終閲覧日2023年9月14日))および「「人生がおぞましいものになればなるほど、人はそれにしがみつこうとする。よって生きるということはつねにひとつの抗議であり、不断の復讐なのだ」(オノレ・ド・バルザック)」(ミシェル・ウェルベック著、中村佳子訳『プラットフォーム』河出文庫 エピグラフ

*3:「後で感想を送ります!」と書き残して消息が途絶えるケースを数回見ている。しかし、そもそも手に取られない確率が高い小説同人誌でメールフォームにメッセージが入る段階まで来たことを喜ぶべき案件であるという理解はしている。

*4:これは「オタク」が蔑称と同義語であった時代を過ごした人間に見られる仕草だと思う。最近オタクになった人間にも、こういった仕草は見られるのでしょうか?

*5:個人差がある。「恋」という心理現象を養分にして美貌に磨きをかける人間もいるだろう。

*6:大人になったらおしっこを漏らす(ことを公言する)筈がないだろうという点では正しい。そう在るべきだ。失禁に何らメリットはない。

劣悪睡眠ゆめにっき(8月27週)

 

tan8.hatenadiary.jp

 

過ぎし8月下旬は睡眠がガッタガタだったんですけど、全く寝れない日記兼『滅ぼす』の感想記事を投稿した辺りから不思議と「普通の睡眠」というものを取り戻したような気がする。

「普通の睡眠」とはどういうことか? ここでは目を瞑り、益体もないことを考えている内に「死(主観の喪失)への恐怖」を引かず、体感30分以内に意識を失い、その後起床目標時間まで一度も目を覚まさないことを指しています。

とはいえ、睡眠の質は戻っていないのか或いはたまたまなのか、もしかすると夜と朝の温度差が激しく、空調を切って眠ると朝部屋が温室のようになっていることによる強制起床パートが発生するからかもしれませんが、睡眠ガッタガタウィーク直後、やたら夢を見る週間があった。

普段の自分は夢を見ても起きた瞬間忘れる性質ですが、この週は不思議と起きてもしばらく内容を覚えている夢がいくつかあったので、そのたびにTwitter*1の下書きに書き留めていました。が、今更ツイートする程のことでもない一方、覚えている夢も稀なので記録しておこうと思います。

 

 

8月27日の夢

サバンナを縄張りにするライオンの群れには草食動物が着いて回り、それは巨大な群れになる。巨大な群れに一頭いる雄ライオンの糞は吸引力の強い底なし沼を形成するので触らないように、という注意がガイドから入る。自分はサファリのバスの乗客である。

やがて巨大な群れの傍にサファリのバスが止まるが、観光のためバスを降りた瞬間に辺りが暗転して夜になる。一緒にバスに乗ってきた乗客もいなくなり、バスもなくなる。

辺り一面が真っ暗になり何も見えないので、取り敢えずその場に座り込んで地面を探ると、雄ライオンのうんこ由来底なし沼に触ってしまう。その頃にはどうせこんな突拍子もない現象は夢だと思ってその場に座り込んで動かないでじっとしていると突然、顔のすぐ横に動物の気配と鼻息がした。

 

(起床後の感想)動物の気配が物凄くリアルで、目を覚ました後もしばらくビビりが抜けなかった。

 

8月27週(曜日記憶になし)の夢

ある秘密機関では排便記録を職員に口頭で報告させていた。排便の報告は任意ではあったが、その内「正直者でできる職員は己の排便も気持ちよく報告するものだ」という雰囲気が醸成され、皆が己の排便記録を元気よく口頭報告するようになった。

 

(起床後の感想)うんこネタの夢が続いたのでちょっとおもしろかった。つまり↑の夢は日曜日の夢、以降の夢は月曜日以降の夢ではないだろうか。

 

8月27週(曜日記憶になし)の夢

友達(という設定の見知らぬ架空キャラクター)と家族ぐるみで何らかの試合の観戦に行く。

ここで血縁という設定のじいさんとばあさんを車椅子のようなものに載せて移動していたが、スタジアムには階段が多くまたスロープなども整備されていなかったので、このじいさんばあさんをどう運搬するか右往左往して観戦どころではなかった。

 

(起床後の感想)実際車椅子での観戦は大変だろうなと思う。今はスロープも整備されているんでしょうか? スタジアムに最後に行った記憶が朧気なぐらい足を踏み入れていないんですけれども。

 

8月27週(確か平日)の夢

磯野フネを主人公にした長谷川町子の最新作

 

(起床後の感想)意地の悪いばあさんを主人公に据えていた長谷川町子が磯野フネというあまりパンチのある印象のないキャラクターを主人公にした時、どういう展開になるのか若干興味がある。

 

 

8月~9月上旬に昼寝(10分)した時の夢

山奥に引っ越した自分は「領主の関係者」として屋敷の中に広い部屋を与えられたが、入れ替わりに去る領主を見送るときの服を選ぶために自分に与えられた部屋に戻ろうとしたら、広く見慣れない屋敷の中でとんでもなく迷う。今更玄関の場所も分からない。当然領主は去った後だろう。

こんなことなら着の身着のまま領主を見送るべきだったなと後悔しながら自分に与えられた部屋に何とか辿り着いたら、室内に知らん奴らがいたのでタコ殴りにしてベランダから投げ捨てた。

 

(起床後の感想)10分の仮眠で見る時間経過の夢ではなかったので、「絶対寝過ごした」と思って起きてから時計を凄い見た。大丈夫だった。

 

 

大量に残っているツイートの下書きを見たところ、どれも8月最終週~9月第一週頃の下書きと思われる。

8月27週は27日(日曜日)~9月2日(土曜日)までの七日間あるので、このうち四日は記憶に残る夢を見ているということになります。なお、10分昼寝した時の夢はどこに換算していいかわからないのでここでは置いています。

27週の前週が全く眠れなかった不眠徹夜ウィークなので、やっぱり睡眠の質がこの週もあまりよくなかったのかな、と思っています。

今週は、今のところ夢を見ていません。夢を見たような気もするけれど、起きてから数秒で蒸発するので、記録に至っていない。

 

 

*1:現在名目上TwitterというSNSは存在せず「X」があるのみですが、そんなことわざわざ書かなくとも現時点では明示的ですしあの名称が気に食わないので併記はしません。