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社会人ちゃんの日記

石灰化上皮腫が再発している

tan8.hatenadiary.jp

 

日記用のブログを開設して一年経って、ここと同じ部位に、石灰化上皮腫が再発している。たぶん取り残しだと思う。インターネットもそんな感じのことを言っている*1

 

前回、これを取るのにかかりつけ医*2から紹介状を獲得して総合病院に行き、総合病院で一度検査を挟んで摘出手術を受けた

それをまた最初からやるのが面倒だし、去年のこの時期に急激に成長したそれと違って、今回のしこりは明らかに「前回の取り残しだろう」とわかっているので、医者に行くモチベがない。

 

前回は前回で、(まあこれ9割石灰化上皮腫だろうな)とわかっていたんですけど、デカくなるスピードがあまりにも早かった。

「なんか小さいニキビみたいなサイズのしこりがあるな」と気づいてから、ものの2週間で、梅干の種サイズまで育った。コンビニの弁当に以前入っていた*3カリカリの梅のやつ、ではなく、タッパーみたいなのに入って売ってるようなしわしわの梅干しのそれ。

なので結構恐怖を感じて、業務をほっぽって即病院に行きましたし、上司が嫌な顔してるのが見えつつも、こっちはこっちで(クソデカ腫瘍で死ぬかもしれないんですよ)という面で押し通した。

 

 

今回の再発分は、まだ半袖を着ている時期に発生して、ものの数週間で前回切除時とほぼ同じサイズ(つまりしわしわの梅干しの種サイズ)にまで育ったものの、それ以上は成長の兆しがない。こっちも素性を粗方把握できているので、ほったらかしている。

そう言えば、今掛かり切りになっている同人誌の原稿に手を付け始めたのも夏頃だった。そこから石灰化上皮腫もブログも、あらゆる家事もほったらかしになっており、「なんだか凄いことになっちゃったぞ」という雰囲気のワンルームで、息をひそめるように暮らしている。

 

 

2023年、結局こいつ(石灰化上皮腫)と離れていられたのは、おそらくものの三か月。

だって前回の切除が3月下旬で、半袖になった頃に違和感に気付いたってことは、つまり6月頃にはなんかもういたということだろう。

 

1年を通して、腫瘍と生活している。

本当に大した腫瘍ではないものの、目に見える部分にあり、これのせいで特に買い物に行くたび、腕に買い物かごを引っ掻けられないのでなんか邪魔だな、と思う程度の話をすると、「見せて!」というリクエストが入ることがある。

別に問題なく見せられる位置ですし、こっちもあんまり気にならないので、そう言う場合はリクエストにお応えして腫瘍を披露するんですけど、長袖の時期になってからリクエストをお受けして、袖を捲り上げて腕を見せる動作をして、(これどっかで見覚えあるな)と思ったら、アシタカヒコだった。

次リクエストが入ったら多分、袖を捲る前に笑ってしまう。

 

 

*1:「腫瘍自体がもろいので、完全摘出できなかった場合再発する場合もないわけではありませんが、その場合も再手術で根治が期待できます。」(石灰化上皮腫|日本形成外科学会(最終閲覧日2023年12月18日))

*2:定期的に医者の元へ行って健康を相談する習慣がないため、ここでは「過去に診察券を付与されたことがある地域病院」程度の意味合いでこの言葉を使っている

*3:今入っているかは知らない。コンビニで弁当を買わなくなったから。