今週のお題「行きたい国・行った国」
昨年末、私の人生に何度目かの出現を果たした石灰化上皮腫が、今、日々成長をしている。成長に伴い時々、患部周辺の皮膚が張る感じがして、若干痛い。
石灰化上皮腫というのは皮下にできる良性の腫瘍であり、大雑把に言うと「できもの」、BIGサイズ石化ニキビがず~っと腕の内側についている感覚です*1。
石灰化上皮腫が私の身体のうちに占める割合が日々すくすくと大きくなるにつれ、私はようやく、このブログで書いた最初の記事タイトルで、あまりにも堂々と誤字していることに気が付くことが出来た。意識していない内は、記事のタイトル誤字にも気付かない。症状の深刻度としては、その程度の病気です。
石灰化上皮腫の宿り主の方は、現在入社数年目、昨年9月辺りから、業務で無茶を振られており頻繁に号泣していましたが、年明けには海外研修がある!ということを心の支えに休職願辞職願が頭に浮かぶところを堪え堪えてやってきたところ、元旦に新年あけまして新型コロナウイルス感染症発病をやり、当然のことですが、半年ぐらいかけて準備していた渡航の話がまるっと消えた。
かくして 2023年の正月休みをまるまる療養で費やした果てに主観的に見ると全く理不尽にしか思えない詰められが発生し誕生日に駆け込んだメンクリで即日診断書を発行してもらう等していたのですが、さあこの診断書を携えて、まだ動けはするけど、今のうちに離脱するか、暴虐の限りを尽くしている担当案件から……とクラウチングスタートの準備をしていたところ、誰かがこの可哀想な状況を見ていて下さったようで、別件の研修チーム案件に合流し飛ばして頂けることになったらしい。嬉しい! 当事者のところに話が回ってきた段階で、かなり具体的なところまで話が進んでおり、ドッキリドッキリドンドン! という感じは否めませんが。
急に降って湧いた行き先はスペインはバルセロナ。
偶然ですが、2020年2月に卒業旅行でバルセロナを訪れたときの私の人生は石灰化上皮腫と共にあり、太腿の裏でスクスクと育つそれの気配を感じながら観光をしていた記憶がある。きっと、石灰化上皮腫の方も驚いていることと思います。
拝啓石灰化上皮種様。また一緒に旅行に行くことが出来て嬉しいです。現地ではプログラムの隙を見て、また一緒にショコラーテとチュロスを食べましょうね。
*1:ただし石灰化上皮腫は、ニキビで言えばアクネ菌というような、明確な原因というものがわかっていない。突如皮下に石が出現する感じだ。