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社会人ちゃんの日記

アプリで한국어の学習を始めた

今週のお題「小さい春みつけた」

 

tan8.hatenadiary.jp

 

段々暖かくなってきたので訃報が増えた、ような気がする。

これは私が持っている認知のゆがみだと思いますが、所謂「厳しい季節(夏と冬)」の終わりには気が抜けて魂が出ていくものだと、実家で訃報のニュースを見るとそんなことを言われた覚えがあり、何となくそれをよく覚えているので、訃報が増えると季節が変わったんだなと思う。

後は、空気が暖かくなって外に出ても「寒い」で思考が占められなくなったとき、花粉か黄砂か知りませんが、薄ら曇りで空が低くなったのを見ると、私の頭の中のペ・ヨンジュンが「冬が終わったんだな」と言う。

 

 

直近借りた韓国旅行本が面白かったんですが、本著はどうやら地域の士大夫による自費出版物のようで、インターネットでその話をするのはちょっと憚られる。憚っていますが、書いてある旅程が結構面白く場所自体に関心を持ったのと、好きなキャラクターの最高イラストを描かれている最高ユーザーが韓国語圏の方だったので、このアカウントの発信情報についてより情報を得やすくするためには学を付ける必要も感じたので、Duolingoをインストールし、韓国語コースを履修し始めた。

今は最序盤の「ハングルを使う」辺りで右往左往しており、リスニング問題で「배」が出る度、「ペ・ヨンジュンのペだ」と思っている。ㅂはPに近い音*1で、ㅐはハチワレの「エェ~?」に近い音。

 


www.youtube.com

 

Duolingoの他にも恐らく概説書や教材を入れるべきだとは思いつつ、実際に韓国語を使う機会があるわけでもないので、特にこれと言った教材を仕入れる訳でもなく、何なくアプリを開いて、ハングルの音当てクイズを、一日3分ぐらいだけやる暮らしを、ここ20日ぐらい続けている。

 

そういった「主義」のある家に居たので、紅白歌合戦で韓流アイドルが出ると腹が痛くなる。韓流アイドルには何の罪もないが、家人の機嫌が目に見えて急降下し、華やかなテレビに向かって悪態を吐き始めるからです。

チャンネルを変えるにしても、チャンネルの決定権は家人にあるから仕方がない*2。家人は演歌や一昔前のJPOP目当ての視聴層で、これまでは紅白を見せていればまあ穏当な正月を迎えられる層だったんですけど、これから先、どうすればいいと思いますか? そういった事情があり、これまで殆ど韓国語に触れたことがない。伸びしろだらけ。

一方で中国語は大学で単位を取っていたので、少なくとも8単位程度の知識はある。日本語と中国語の語彙がある程度ある状態で韓国語の単語を触っていると、どっちかの言葉に発音が寄っていることに気付いてちょっと面白かったりする。

例えば「中国(중국 jung-gug)」は明らかに中国語の読み(Zhong1 guo2)だし、一方で「日本(일본 ilbon)」は、おそらく日本語の読みの影響が強いのだろうという感じがある(中国語の読みだとri4 ben3になる)。猫(고양이 コヤニ)はどこから来たのか全然わかんない。鳴き声?

 

ja.duolingo.com

 

ここまでの学習とはあまり連動しない経緯で、コリアンタウンに行った。

上述の経緯から、私がこのエリアに足を踏み入れることはこれまでほとんど無く、人生で二度目。

一度目は、アテンドしていた留学生のリクエストがあり、チーズタッカルビを食べに行ったが、油に負けてグロッキーになった記憶がある。その際大江戸線から向かったせいか、路地裏のディープな側面(結婚斡旋業者のビラが所狭しに貼られているビル裏)から切り込んでいくことになり、なんだか絶えず怯えていた記憶がある。その時点でもっと治安悪いエリアでの夜歩き実績が解放されていたとしても、小心者なので、結構新鮮に怯える。そういう性分をしているんだと思う。

 

 

今回はサムギョプサルの食べ放題に行った。

行く前に店の予約時間まで少しあるから、その辺を歩くかということになり歩いた。たぶん大久保通り沿い。今回は山手線から行ったからか、それとも2020年辺りを境にジェントリフィケーションが進んで怪しいものは目に入らなくなったのか*3。特に不安を搔き立てられるようなものは見なかった。

 

通り沿いには、テレビ番組で見たことがあるようなデブマカロンや、10円玉のなんかの菓子を売っている店があり、Instagramで見た韓国海苔巻き(キンパ)のテイクアウト店を通り過ぎたところで、上野に以前あったショッピングモールのような、ちょっと草臥れた商業ビルの中に入るとコスメと韓流アイドルのグッズがあり、店の奥にはコスプレか古着屋かわからないが、兎に角何らかの衣類が並べられているものの、大体の客はコスメのところで右往左往している。

予約時間近くになるまで、店内で70円~240円の価格帯のパックを眺めていると、店員のおばちゃんの方に話し掛けられた。売り子のおばちゃんは「売上ナンバーワンの美容化粧水が通常2万円のところ、セールで9000円で売っている」と言いつつ、私の手を取って美容液を擦り込んでくれる。

過去に新大久保に来た時も、同じような誘い文句で凄い泡立つし肌のくすみがなくなるという石鹸を売りつけられ、実際店頭販売で肌がスベッスベになったからか母が気に入って買って帰り、しばらく洗面所に置かれていたその石鹸を父親は蛇蝎のごとく睨みつけていた。

アンステイブルな親父の逆鱗アイテムであることを知って母はわざとやっていたのか、或いはそうだとしても、店頭でもっこもこに泡立った上に肌がモチモチになったのを見てとても気に入ったからあの石鹸を買って帰ったのか、私には未だにいまいちよくわからないんですけど、あの辺の店頭販売で売ってる美容化粧品にはプレゼン力があるんだな、という印象が残っている。

 

今回も、店頭でおばちゃんの手によって刷り込まれる美容品は、それまで私の手にあって私さえ気づいていなかったくすみを消滅させ、店の灯りに照らされ白く輝き始めた手を前に同行者と声を上げたんですが、あれはいったいどういう仕組みなんでしょうか? 

美容化粧品の販売員をしている彼女らは美を司る魔女なのか。或いは、美容化粧水を丁寧に正しい手順で塗り込むと、目に見えて肌の血色も良くなるというものなのか。店内の照明かもしれません。

 

 

サムギョプサルの話なんですけど、

 

サムギョプサル、下の画像をご覧いただくとおわかりになるように、どう見ても食べ放題に向いている食品ではない。

 

食べ盛りの君たち(小中学生)なら元を取りに行けるかと思うんですけど、大食いを自認されている同行者の人も4皿が限界、私は2皿目で終了。

 

それでも一般的な焼肉食べ放題と比較すると、食後感に激しい胃もたれがない。

というのも、普通に焼いて食ったら一皿と言わず、たぶん三枚目でギブアップになるだろうなという厚みの豚肉を焼き、ほうれん草よりもデカいサンチュで巻いて食べるから、だと思います。わかりやすい葉野菜の口当たりで肉本来の重さが誤魔化されて結構食べられる。このサンチュと同時にセットでネギサラダ(ネギばっかりのサラダ)やキムチが付いてくるのでかなり野菜を食べた気になるし、実際かなり野菜を食べている。

そこらの焼肉食べ放題だと気合いを入れて肉しか食べないので翌日の胃がおしまいになってしまいますが、草で巻くと胃がおしまいにならず健康に一杯食べられるのかもしれません。

 

*1:だと思っているが、今インターネットで調べたら「pまたはb」と出て来た。

*2:「嫌なら見るな」というそれが通用する層ではないし、そこには権力勾配が存在するのでその「主義」に対する議論は不可能と思って頂いた方が良い。第一、地震や雷に向かって言葉が通じるか?

*3:1回目の来訪は2020年以前