tanpa

社会人ちゃんの日記

生活を取り戻す

 

Instagramのリール動画で他人の足の親指の巻き爪を切っている動画を見る時が、一番心安らぐ。数日前までは「これ出たら流石に寝よう」と思っていたんですけど、今は「これ」が一番いい。

足の指の肉に埋もれていた爪棘(そうきょく)が除去される時なんか、脳そのものが日光浴しているように頭がぽかぽかしてくる。リール動画でセロトニンを分泌しているかもしれない。「これ」を求めてスマホの画面をスワイプし続けている。

 

 

7月最終日、リール動画で他人の足の親指の巻き爪を切っている動画を見て、会社をサボっている。サボではない。有給休暇である。先人が勝ち取った労働者の権利を、手続き上は正当に行使している。

それに実際、体調はおかしい。身体を縦にしていると、やけにすぐ疲労する。経年劣化か熱による消耗か風邪のスタートラインか、そんな中で、「この日は出てないとまずい」みたいな案件がたまたまない日があり、逆に言うとそれ以外の日は全て「お前が出てないと始まらない」みたいな状態*1なので、体調不良を理由に有給を行使して、体調回復日に宛てている。

 

これでもし、社から賦与される有給の日数が一桁だったら、もうこの際欠勤でいい、まであるんですけど、結構有給を付与してくれる乳母日傘の元でぬくぬくしているので、体調不良で有給を使わされることにも、そこまで強い嫌悪感はない。今のところは。
何せ、有給がやたら付与されていたところで大手を振って入れる連続有給タイミングって、あんまないから、結果的に割と余る。

 

 

午後二時まで寝て、空腹で起きて、エアコンの効いた部屋で焼きそばを作り、食べ、それから延々と第五人格をしていた。何で延々ゲームをしているかっていうと、ガチャを回したいけど、そこに課金をしたくないから。

 

 

第五人格って、ゲームの周年記念として、ゲーム内で明かされるキャラクター設定を全部漂白して人気キャラの顔だけを使った大手オタクの二次創作みたいなシナリオを実装する*2んですけど、この大手オタクの二次創作みたいな、いわゆる人気キャラに衣装配布するためだけにやってるんじゃないかと思わせるようなガチャに私の大事なお金を投入したくない一方で、わたくしは有り得ないぐらいカップリングオタクでもあるので、カップリング片割れキャラの高品質衣装が今年の下半期に出る*3って聞いて、

装飾過多な上に元々あったキャラの顔面の特徴を限りなく薄味にした上で華美な要素を付与した所謂ドールみたいな方向性を目指されているからかよく目を凝らさないとそのキャラなのか別の女キャラなのかわからない・装飾過多は良いけど装飾の方向性が強いて例えるなら原神とかそっちの方向過ぎて*4「第五人格」の好きなところ全部抜けてるよねこれ・直近で出た衣装*5の色違い第五人格は2023年以前の衣装デザインセンスをどこに落としたんですか? どんないい素材もカレーにぶち込んだらカレーの味しかしないように、プリクラ色補正ラメをぶち込んだら全部美白プリクラ整形顔に見えるんですよ という感じで、びっくりするぐらい悪口が出てくる限定ガチャ(現時点で限定タグのついている高品質衣装は復刻をしない方針らしい)の排出物とのリンクコーデみたいなそれだったら、きっと引こうともしなかったことを後悔するからっていう、頭おかしいとしか言いようのない理由で、ゲームをプレイすると獲得できるポイントで推理の路というゲーム内すごろくを進め、真髄ガチャを回すために必要な「真髄」を獲得している。

 

頭がおかしい。


よしんばカップリングの片割れに同品質の衣装が近々実装されるとして、それがリンクコーデである筈がない。だというのにリンクコーデかもしれないからという理由で、無限に悪口が湧いて出るような課金アイテムに課金をしようとしている。おかしい。

しかしこの手の、ことにカップリングオタクの不安ってもう理屈ではない。何せこじつけって、どこからでもできるから。

 

 

 

だもんで延々とゲームしてオムライス作って食べてゲームしてリール動画で他人の足の親指見てたら、7月が終わって、8月になっちゃった。生理痛の前兆がなんとなく下腹部にある。婦人科に見捨てられて以来、何か知りませんが子宮は俄然やる気を出している*6。他方で有給を消費して他人の足の親指の巻き爪リール動画を延々再生している本体。借りっぱなしの本とか、上期に取得を推奨された資格試験とか、色々用事はまああるんですけど、頑なにリール動画を見ている。

今現在引っ越しを検討しており、不動産のひとといくつか物件をみていたところ、冷やかし根性が見えたのか「お前いい加減にしろよ」的な圧を掛けられた次に内見した物件がかなり条件良かったものの、言われるがままにほいほいと契約日決まって現実に対する解像度が上がると、色々その他の検討材料出てきて、いやでも勢いでもう越したほうが いや、ここから借金背負うのって私ですけど、事前に重要事項説明の書類も寄越してこなかった*7あの圧掛けに対する報酬としての仲介手数料を、その借金から支払うんですか、というお気持ちで、何よりも勢いよくちゃぶ台を返したりしている。基本的に毎営業日従事している労役では、次から次へと玉を投げ込まれている。


何かわたしの生活が、自分の望まない方向に常に流れているような不本意さが常にある。その不本意さは性質的に自我を持ってからというもの常に存在する筈*8なのだが、まるでそれにたった今気づいたかのような、新鮮な不愉快さを感じている。

 


生活を取り戻す

しかし生活が己の手中にあった試しがない。


とはいえ本来であれば、「ある程度自分で舵を取れる」範疇にある生活の時点で既に諸々がままならず、職場に出頭するたびに昼飯下限600円~1200円を出費し続け、夜は夜でギグエコノミーに出資して通常二割り増しのケンタッキーフライドチキンを齧ることで己の資本金を目減りさせ続ける暮らしは、精神衛生に悪い。
これで「お金に働いてもらっていてその分時間が惜しいから生活に課金する」ならまだしも、完全に惰性でこれをやってるのが良くない、と思う。生活を、取り戻す。と思って、いつからかわからないものの冷凍庫に死蔵していた鶏もも肉を日曜夜、冷蔵庫に移動して解凍開始。

 


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月曜日


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以前Twitterで見た「鶏もも肉を使ったなんかのパエリアもどきレシピ」が美味しかったことを思いだしながらこのレシピを使ったが、何か違った。フライパンで二合分炊いたので翌日の昼食(弁当)になった。


二日目

 

こっちだった
このレシピが一番美味い。
翌日の昼食には残らなかったので、翌日は別途米を炊いて箱に詰めて携行した。


三日目

前二日で連続して弁当を作り続ける異様な行動をしていたからか、体調不良発生。オフィスで目を開けていると視界に飛び込んでくる白い蛍光灯を見ると、目の奥が何だかじんわりと痛くなってきてしまって、定時三十分前から目を半ば閉じながら作業、やがて退勤、帰宅直後二時間爆睡の後、日曜日になって突如レパートリーに出現した鶏もも肉に押され、購入したことをうっすら忘れている内に消費期限当日を迎えた豚肉と、たしか二週間目のキャベツで焼きそばを錬成。

 


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これで迎える四日目が、どうにかしてもぎ取った在宅日でなければ、恐らく出勤だけで体調が終わり、舌の根も乾かない内に有給に手を伸ばす日を再び迎えていたことでしょう。
業務が絡むと、びっくりする程身体の耐久値が低くなる。肉体を晒した状態で業務に従事することで、いかに高いコストを払わされていることか。だって四日目は同じような勤務日ですけど、着替えすらしなくていいし、一挙一動に「ここは他人と同室」ということを思わなくて良い。急に声を掛けられることもあんまりない。Teamsはなんか、時々音慣らして威嚇してきますけど。


マジで、何故オフィスに出頭しなければいけない? 

やること原則在宅時と変わらないのに。何なら原則在宅時より、明らかにこちらが受けるダメージが多い。テレワークで現場にいない奴が仕事で楽をしているっていうなら、オフィス出社者にはオフィス出社手当てを付ければいいんじゃないでしょうか。
出社手当ていらないので、家に居させてほしい。家に居させてほしいというか、職場に行かせないでほしい。お願いします。

それにしても、普段やらない家事を二日続けるだけでこの体調不良。生活の舵を己の手に持つには、圧倒的な資本が必要。当たってくれサマージャンボプレミアム。当たってくれ。マジで頼んだぞ。当たってくれ。

 

 


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*1:実際出ていないと始まらないことなど何一つなく一人が居なかろうと物事は進んでいるものの、それはそれとして現在の担当が自分であり現在の担当者が直接行く方が変に引継ぎするより余程手間が少ない、という自体は往々にして発生する。

*2:この辺で出ている恨み言 愛はオタクを救う - tanpa

*3:https://x.com/IdentityVJP/status/2082036151372984701/(最終閲覧日2026年8月24日)

*4:https://x.com/oujisamas/status/2030066830526566444

*5:これも装飾過多で元のキャラクターの特徴が消えている これはここ数年で実装された衣装全部そう

*6:怒りシンジ - tanpa

*7:「契約日が決まってから見せる」と言われた資料だが内見時に渡されることもあり、謎である。

*8:何せ存在自体が所与のものであり自分が望んで得たものではない

ピクミンブルーム課金勢(通信速度制限)

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ピクミンブルームをプレイしている! 5月の2週目ぐらいから。なので今月は、月初めに通信容量がリセットされた瞬間からピクミンブルームをしている。

そのせいか、あるいは、役職者の前で苦悶汁を垂らし続けたことが功を奏したのか、異動したその時は「原則全出社(テレワークは家庭事情等に付随する特例)」だった部署に「テレワーク」という労働の選択肢を生やさせることに成功したものの、制度が導入されて即新卒者*1の世話係ロールを振られたことで、日々無い服をかき集めて*2週五で出頭(出社)をしているからか、六月二週目後半にはもうギガを使い切り、人生で初めて0.5ギガに550円を支払った。

それが今さっき、切れた。6月に入って二度目の低速モード。ここからまた月が替わって通信料がリセットされるまでの間に、1回の出張と1回の遠出、そしておよそ14回の出勤がある。君たちはどう生きるか。

 

 

 

今のピクミンブルーム、推定植物*3がガチ植物被ってるのが面白過ぎて、私は今通信速度だけでなくピクミンブルーム本体にも課金している。

そんで鬼のように被りまくる

 

ネットの通信制限が掛かって、出頭(出勤)と釈放(退勤)の間にある通勤時間中にTwitterを観たりpixivを観たり電子書籍を読んだりピクミンブルームを起動したりできないので、満員電車に一緒に詰め込まれている人間が私の鼻先で、これ見よがしに高速通信を享受しているその画面を眺めるか、さもなくば、長らく捗っていなかった読書が捗っている。

とはいえ社屋まで持ち歩く本というのは、何でもかんでも突っ込んでいる出勤バックの中で擦り切れボロボロになっていくものなので、お友達から借りていている大事な本は、全然読み進められていない。

 

以下読んだ本の話をします。

ストーリーの核心部には触れないよう主観的には配慮をしていますが、絶対にそういうの見たくない人は注意してください。

 

 

くろきすがや『感染領域』宝島社(2018)

 

ニュースで聞き覚えがある感じの単語が組み合わさってストーリーが展開されるので、読み進めるにあたって「ここ進研ゼミでやったところだ!」という類の快感がある。こういう小説書けたら凄い気持ちが良いだろうな枠。

 

そういう感じで、面白い話だったんですけど、なんか、主人公の男が、登場したキーマンの女とことごとく肉体関係を持つ。前触れのない肉体関係のシーンが多分二回~三回? それぐらい挟まるので、ベッドシーンの心構えなく急に交尾を開陳されたこちらとしては、結構驚く。一体どうして、このたった数行で番い始めるんですか? ここの数行の中になんかの媚薬とか仕込まれてました? たまげたなあ。

とはいえ物語の中盤になると、過去に研究で不祥事を起こして教授に睨まれており出世することはない 俺はこの分野に居る限りここで一生飼い殺しだ(みたいな趣旨のことを言っていた気がする)と自虐しているこの主人公が、どうやらブラックラグーンに出て来そうなビジュをしているというか、ベルモンド・バンデラスみたいなビジュをしていることが描写されるので、その辺りからは急な好感度上昇描写にもある程度「納得」が付いてくるんですけど、

このビジュについて言及されない冒頭時点では、主人公の描写が「大学で研究関連の不祥事を起こし、その時ケツを拭いてくれた指導教員に頭が上がらず、ねちねちハラスメントをされながら大学に居残っている生物系のポスドク推定三十代かもっと行くと不惑に差し掛かってる男性」という感じなので、そんな主人公が元カノの美しすぎる農林水産キャリア官僚(本文でこんな感じのことを言われている)と元鞘(物理)に収まっていたり、性能が灰原哀みたいなオカマさんを、劇場名探偵コナンのコナン君が劇場灰原さんに無理難題を言うようなことをやって好意を餌にこき使っていたり、キーマンになる院生(若い女性)となんか急にいい感じになったりするたび こちらとしてはちょっと納得がいかず首を傾げながら読んでいた。

 

とはいえ、俺また何かしちゃいましたか系自覚の薄いモテモテ愛され描写は変な味のスパイス程度に挟まって来るぐらいで本編はそれはそれとして進むので、感想に影響が出るほどではなかった。時事ネタを拾ってエンタメにするのが上手い。こういう小説書けたら凄い気持ちが良いだろうな(二度目)。

 


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また、「モテモテハーレム無能な俺が何故か有能な皆さんに愛される」展開を繰り広げる際の相手になる女子二人についてはまあ、ビジュ由来のメロつきかな(実際フィジカルもあって善人ではあるしな)みたいなところで収まる一方、モモちゃん(この作品における灰原哀枠のオカマキャラ 主人公に惚れておりいいように使われているように見える天才バイオハッカー だいたいモモちゃんが解析部分とか全部何とかしてる気がする)の献身に関する種明かしはだいぶ良かった。

出てくるキャラ全部主人公に惚れるタイプの話だと思って読んでいたら、予想外の奥行が出て来てなんか急にいいもの口に入れられたような驚きがあった。

 

 

 

 

デイナ・スタベノゥ著、翔田朱美訳『燃えつきた森』早川書房(1998年)

 

何となく出頭用の鞄に入れていて、ちょっと冒頭だけ若干読んでなんかあまりにも面白くなかった(各々色々事情のありそうな、まだどういう関係かもよくわからない主人公一行総勢三名がアラスカでキノコ採りをし、自然を観察し、グリズリーに襲われかけ、カップルがイチャこいている間に主人公は街で買った自然由来の石鹸で身体を洗う)ので、多分三か月ぐらいずっと持ち歩くだけ持ち歩いていたんですけど、この度の通信制限で仕方なく引っ張り出して読み進めたら、キノコの中から謎の全裸死体が出て来てからというもの、急激に面白くなった。

いまキリスト教福音派の襲撃を受けながら元カレと母校に泊りがけで調査いくついでにセックスするところまで読んでるんですけど、全裸死体が何で全裸なのかは、まだちょっとよくわからない。聖書と相反すること(ビックバンとか恐竜の存在とか)を知識として教える地域の教師に対して、福音派が山奥で私刑でもしたのかなという予想は薄々ついているものの、じゃあ何でそんな山奥で教師を全裸にして手を下す必要があったのか……?というところまで行くと、全然わからないです。次の出頭時にまた読み進めます。

 

 

 

 

*1:これも上長の判断により、原則オフィス勤務を義務付けられている。自分の入牢がこの世代だったら、多分「ここ」まで持たずに退職していたと思う。

*2:生活ソロプレイの状態で五日間連続で早朝に起きて出勤、九時間後に帰宅するような真似をしていると、当然家事が立ち行かない。二日に一度入浴して体面を保つのでやっと

*3:厳密にはピクミンは植物ではない

ピクミンブルームプレイ日記

 

GW明けぐらいにピクミンブルームをインストールした

pikminbloom.com

 

ピクミンブルームは2021年から配信されているスマホゲームのアプリで、スマホに内蔵されているヘルスケア情報(歩数)やGPSの位置情報を使ってユーザーの歩数と移動を記録し、それに応じて手持ちのピクミンが育ったりゲーム内アイテムを見つけたり、自分の移動をゲーム内で記録することができる。

リリース当初はポケモンGOの会社が出したということでニュースになっていたので私も知っていましたが、関心を持っていなかった。「あの頃」の教えを頑なに守るオタクなので、現在位置の情報をネットに常にアップロードし続ける異常アプリだと思ってスルーしていた。

 

togetter.com

 

ところでオタク(一人称)は健康診断の結果に物言いがついている*1。フォアグラである。

この診断結果に納得はしている。殊に昨年秋の異動前までは原則テレワークの体制で、デスクワークを続けており、そもそもの運動習慣がない状態で、節制を考えずに赴くままムシャムシャやっている*2ので、そらそうという面はある。

人事部から「所見欄に記載がある」と言う文面と共に戻されたメールに添付されていた健康診断のカルテ.pdfには、医者の直筆で「痩せて」というメッセージが書かれていた。直筆メッセージと言うことで何らかの異常事態を覚悟していたこちらは、なんか気が抜けた。はい。

 

 

なので昨年一年はあすけんに課金し、あすけんプレミアム会員として食事と運動の記録を付けていたんですけど、プレミアム会員と言っても食事の記録をそもそもつけ損なう日もありますし、運動の記録なんかは付けようにも、そもそも運動をやろうという気持ちにならない。

「お前は運動をしなければいけない」と言われてようやく気付くんですけど、私は、運動が好きではない。ランニングをしようという気持ちにもなりませんしジムに行って音楽聞きながらしゃあなしで自転車を漕いで貧血になる*3

「比較的負荷が低い(貧血になりづらい)有酸素運動」で検索して出てくる「水泳」とか、随分久しぶりにやってみようかと思い立ってみたところで住まいエリアの公営プールに通うのは治安の面で不安があり*4、プールやサウナ等の施設が付いているようなジムの会費は高くつく。

 

 

さてどうしようかなと思いながら月日はめぐり、また健康診断の季節が廻って来た頃にあすけんプレミアムの更新可否を問うメッセージが届き、ふと、頭の中で物事が妙なつながり方をしたか何かで、ピクミンブルームのことを思い出した。

現在位置を常にネットに露出する信条に反したアプリではありますが、確かあれは、万歩計みたいなアプリだったような気がする。過去にプレイしていたゲーム機能の付いた万歩計のことは、未だに記憶に残っている程度に続いていた気がする。ピクミンブルームがあの万歩計のようなものであるとすれば、そこそこに楽しめるのでは?

 

思い返してみれば、まだインターネットへの自由な接続が許されていなかった時分には、わたしは散歩が趣味というか、散歩が趣味ということにしてよく外出し、よくわからないゴミのようなアイテムを拾っていた*5

それは祖母から譲り受けたゲーム内臓万歩計を日々の楽しみにしていたからでもあるし、また自宅には内圧がカンカンに高まっている失業中の父親が黒ひげ危機一髪のような面でリビングルームに鎮座してテレビを見ていたからであって、当時の私のようなプッシュ要因のない今の私、つまり、自分だけの空間があり、いつでも使える便所に、いつでも使える手洗い場、いつでも使える私の冷蔵庫がある環境に置かれている今のわたくしには、わざわざ外に出る必要もないというところではあり、随分長い間用事のない外出なんてしていないんですけど、

そうやって籠った生活をしているから身体によくないということらしいので、まあ、ちょっとやってみようという感じでダウンロードをしたのが三週間前、GW終わったぐらいの頃だった。

 

ちなみにネットアクセス自主権を持っていない頃の私が楽しんでいた万歩計ゲームはこれです。


 

 

ピクミンブルームでできること(1週目)

ピクミンの生産

ところでピクミンって皆さん知ってますよね

 


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これなんですけど

 

ピクミンブルームには原作ピクミンのような命のやり取りの要素はない。マップにチャッピーが配置されており手持ちピクミンと戦わせる要素はない。

アプリをダウンロードしてログインするとなんか苗を貰って、そこからおしゃぶりを付けたピクミンが生えてくる。以降はこいつを基点に位置情報をオンにした状態で出歩いていると発見することのあるピクミンの苗をピクミンに持ってきてもらって(おつかい)ポッドに植える→一定の歩数を越えるとピクミンが生産され、手持ちに入る→さらに頭数が必要な「おつかい」をこなしていく……という流れに入る。

こうしてピクミンを連れ歩いていると「なかよし度」というのがアップしていき、なかよし度が4になるとピクミンが自分の生まれた場所=ピクミンの苗が発見された場所から、その場所にちなんだデコレーションを運んできて身に付けたり、自分が生まれた場所からポストカードを持ってきたりする。かわいい。

 

飲食店付近で見つけた大きな苗*6から出て来た有毒ピクミンが早速シェフのコスプレし始めて声出た時のスクショ



ビッグフラワー

ピクミンブルームのアプリを起動すると、まず地図が表示される。この地図は現実のそれと連動しており、自分の現在位置と配置されたアイテム、植えられた花等が表示される他、「ビッグフラワー」という巨大な花がアプリで表示される地図の中に生えている。

五月三週目からは4.5周年期間に入っていたからか、ビッグフラワーの種類がやたらと豊富になった。私が営業日に収容されているオフィスビルに、ピクミンブルーム上では「赤いダリヤ」が一本見事に咲き誇っているのを見た時は、何だか背筋が伸びるような気持ちになった。地図に花が咲いていると、なんか嬉しいということです。

このビッグフラワーに一定距離まで近づいて花をタップすると、花のエキスを入手できる。手に入れた花のエキスを手持ちのピクミンに吸わせると、ピクミンの頭頂部に吸わせたエキスに対応する花が咲く。可愛い。気分はデジタル園芸。

 

小太りにすずらん生えてるのすずらんの「セオリー」から離れてて面白いな(ルッキズム)と思ったスクショ

「すずらん」というと児童向け文学作品に登場する「理想化された姉」のようなイメージがあり、その姉は黒髪ロングスリム体形で吹奏楽部に所属し、何らかの委員会の委員長をしているというような偏見を私は持っている。

 

 

花植え

ゲーム内に「花びら」というアイテムがあり、これを使用すると「花植え」がスタートする。花植え中に歩いた道の上には地図上で花が表示される。きれい。

この「花びら」は期間限定系の特殊タスクをクリアする他、ピクミンにエキスを吸わせて咲く花をタップすると入手できる。短時間に5、6回立て続けに花びらを収穫すると、ピクミンが禿げる。

 

禿げピクミン

 

あと花植えをしているとマップに配置されるアイテムが心なしか多くなるような気がしますが、何でかは不明。わたしは雰囲気でピクミンブルームをしているので、よくわかっていないことが多い。

 

ちなみに花植えをしていると、ほかのプレイヤーからも植えた花が見られるらしいので、家バレを防ぐために家や会社、多分学校とかの周りに、プライベートゾーンというものを設置することができる。このゾーンの内側では花は植えられないので、自分の植えた花が他プレイヤーに見られ、その後を追われる心配も無いと言うことです*7

 

おつかい(アイテム回収)

歩いている内に、ピクミンの苗や果物(エキスの元になる)がマップ上にランダム配置されるので、見つけたら回収する。アイテム枠にはそれぞれ上限があるので「これって本当に必要なのか?」という疑念が過らなくもないんですけど、ピクミンに運んでもらうのが楽しいので見つけるとなんか回収してしまう。

 

最初に徘徊して咲かせたビッグフラワーが黄色バーロット咲きチューリップでエキスを沢山もらったので、手持ちピクミンの頭を全てチューリップにして喜んでいる時のスクショ

 

花の蜜欲しさに出歩いている内に「今」が薔薇の開花シーズンであることに気が付く。(2週目)

気付いてしまうと俄然ピクミンの頭に薔薇を咲かせたいという気持ちが強くなり、昼休憩中や帰宅中にピクミンブルームのアプリを開いて地図上のバラやツボミ(場合によってはバラになった上、エキスをくれるかもしれない可能性の塊)の箇所にフラフラ立ち寄る野良猫のような挙動を繰り返している内に職場周辺で迷子になりかけるだけに飽き足らず、お友達に突然連絡してバラ園に連れ出し、「バラ園にはバラのビッグフラワーが多数配置されているのではないか」という妄想を確かめに行ったりする*8

 

 

この頃になると、「キノコ」が解放され始める。

これはポケモンGOで言うところのジム戦みたいな感じで、ピクミンをキノコに派遣すると、派遣先のキノコの色やピクミンの働き(多分隊列に加わっているピクミンの色とキノコの色に応じてATK値が設定されているんだと思う。よくわからない。)に応じて成果とポストカードを持ち戻るので、一日3回のノルマ枠分はどこかに行かせた方がいい。

しかしキノコにピクミンを送り出し過ぎると手持ちのピクミンが足りず、おつかいをするために必要な人数のピクミンが居なくておつかいができなくなったりする。あれだけ抜いたんだからそんなはずはないと思ったわたしが、手持ちのピクミン倉庫を開いて控えのピクミンを手持ちに移そうとすると、「このピクミンは今キノコに行っています」「このピクミンは忙しいみたいです」という表示が立て続き「今シフト空いてる人いない!?」という店長のような言葉が口をついて出る*9

 

2週目になると「なかよし度4」の条件をクリアしたことで「自分が生まれた場所」に里帰りしてデコを身に着けるピクミンが増えてくる。可愛い。

 

また、段々とゲームで求められる期間限定タスクの存在を理解するようになる。

例えば「バーロット咲きチューリップを2500本植えよう!」という期間限定タスクが多分リリース4.5周年イベントとして大量発生しており、先週設定したプライバシーゾーンを解除した。プライバシーゾーンは設定しません。ギリギリまで花を植えていたいからです。

 


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「ポストカード」の存在にも気づき始めた。

これはビッグフラワーに花びらをやって咲かせたりすると貰えるし、ピクミンがキノコから持ち戻ったりすることもあるデジタル絵はがきのようなもので、多分ビッグフラワーに登録された写真に、そこへ派遣したピクミンが映り込んでいるカワイイ感じの合成写真です。

 

可愛いので見せびらかしたい。

 

ゲーム内にはこれをフレンドに送る機能があるんですけど、如何せん位置情報丸出しアプリなので、ネットで「#ピクミンブルームのプレイヤーとつながりたい」をするわけにもいかず、現実世界の知人友人同僚に懇願し始める。ピクミンブルームをやりませんか。今なら金の苗が付いてきます(紹介特典)。

 


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台湾ではピクミンブルームが異常に流行っている(3週目)

前々から予定があって、この時期に台湾に行ったんですけど、なんか今、ピクミンブルームが台湾で、異常に流行っている。

 

taiwannichijo.com

 

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人気アイドルが言及したからか、なんか再流行しているらしい。

 

普段プレイしている東京と比較した時、台北はビッグフラワーがあんまり多くない印象なんですけど、キノコが異常な数あり、どこもかしこもプレイヤーが群がっているので、全然キノコのノルマ(1日3回)をクリアできない。

このキノコ密集率の割にはビッグフラワーが少ないので身体は闘争を求めるということだろうかと思っていた。

 

community.pikminbloom.com

 

夕飯を食べていた店でテレビを流し見していたら「ピクミンブルームが詐欺に使われている!」という感じのニュースが流れて来てビビった時の写真

キノコはこの密度で生えている 
ビッグフラワーはもうちょっと配置がまばらなので「目当ての季節の花のエキス」に事欠きキノコに入りたいものの、キノコはすぐ満員になってしまって入れないというジレンマに陥った

空港の回りに異常繁殖しているキノコ(全部定員オーバー~満員なので入れない)

この密集具合見てて、ハンニバル(ドラマ)シーズン1の2話を思い出した

 

video-share.unext.jp

 

旅行中は徒歩移動が基本なので自然とピクミンとのなかよし度が上がり、手持ちのピクミンが続々と故郷へ帰りたがる現象が発生

飛行機搭乗時に「大きな苗」を発見して取りに行かせたものの離陸に間に合わなかったピクミンの様子を見るとこれ

凄い頑張って戻ってるところ申し訳ないんだけど短期旅行なので 君たちがめあてに到達するよりも先に帰る

源泉わきどころから出て来た氷ピクミン(何?お前)

 

ピクミンの現地採用も積極的に行いつつ、なんか他に色々やることのある旅程だったので、どうにか無事帰国した後せめて1日は、家から出ることもなく寝て過ごす形で休んだ方がいい……と思ってたんですけど、

土曜帰国の後、日曜日だというのに午前九時に目が覚めてしまって、脳の方がなんか、もうこんなにピクミンブルームをしたいになってしまっていたので、洗濯物も追いついておらず外に出る服装も整わないのをあらゆる手練手管*10で誤魔化し、5000歩程度のお散歩をしました。

 

p-town.dmm.com

*1:夏の入眠、どうですか - tanpa

*2:この辺りの記事に顕著 喜びの感覚を、経口摂取にのみ頼っている。何かを口にいれることでしか気分転換ができない。 - tanpa

*3:その後元々「めんどい」が勝っていた上、器具だけ置いてある無人ジムで壮年男性から「器具の使用方法」を聞かれたこともあってジムには行かなくなり、今では解約した。

*4:ネット検索をしたところで「治安の悪いエリア」と名指されるところに住んでいる訳ではないものの、「昔から住んでる人間が多いエリア」ではあるからか住人の顔ぶれと生活様式に一定の多様性がある。「電車で乗り合わせた挙動不審な連中はだいたいここの最寄り駅で降車する」という感じのエリアであり、実際過去にプール行ったときにも特に何かされたわけではないにせよ、まあ不審者がいましたねという記憶があることもあって、その手の公営施設に継続的に通うのはどうしたってリスクだなという印象になる。

*5:今になって思い返せばあれはどんぐりとかBB弾とかパチンコ玉とか、公共施設に置いてある傘置き場のカギとかだ。

*6:「なかよし度」を上げなくてもピクミンのデコお洋服が最初からセットされている苗

*7:「みんなで花植え」をオンにしていなければ少なくとも自分のアバターが見られることはないので、「この辺で花植えてる奴がいるな」ぐらいしかわからないかもしれないのですが、如何せん周りにこのゲームをプレイしている人が居らず、こちらもゲーム攻略のつもりでは調べていないので、どうなっているのか色々よくわからない。

*8:そんなことはなかった。現実にはバラが咲き誇り、アプリ内では黄色い花が咲いていた。

*9:在庫ピクミンの表示は「見つけた順」「(ピクミンの)色順」「デコ順」「なかよし度順」で、「今手が空いている人順」はない。

*10:(似たような事例)ちくばんノーブラで一般Iカップ女が2日間接客業してた話|まだない

生活は続く。生きていかなければならない。

 

tan8.hatenadiary.jp

 

 

存在って自傷行為に近くて

 

わたくしはそもそもが無能なので、毎営業日では自尊心を切り売りしている。どれぐらい無能かっていうと、一つ手続き関係の書類出すと、上長から複数のケアレスミスと一つのデカめのミスを指摘いただく程度の無能。でも人数が居なすぎる部署にいるので、無能であることを理由に免除されることは特にない。これで上長側にも何らかの要素があれば、こちらも♡無能同士頑張りましょうね♡の気持ちにもなるんですけど、結構な所帯なのに回っていない部署だもんで、私以外の皆さんでアウトレイジやってる。全員有能。

一方有能の中に放り込まれてしまっておしめを替えて頂いてる感じのこの無能なんですけど、ベンチを数年間ウォーミングしてしまったせいでこの無能ぶりで位が上がっており、しかもこの無能ぶりで小規模部署から大規模部署に異動してしまったので今、無能を衆目に晒し、自尊心を切り売りしながらお賃金の方をね、頂いています。

 

 

 

まあそれはいいとして、我無能人罪*1代表堂々と退勤すと退勤して行って、余暇の時間で鍋を沸かしながら手遊びに対人ゲーム(第五人格)なんかすると、なんかね、終わる。

なんてったって自傷行為こと非対称型PVPゲーム。対戦相手の4人パーティーに手が震える程キレ散らかした*2後、二度とやらんわこんなクソゲーとコントローラー(スマホ)を投げた後に天井を見、スマホを拾い、マッチングを続けている。

こうやって回数ばかり重ねますが、「上手になるため」に何か意識してやっていることがあるわけではなく、ひたすら翻弄されてキレるためにやっているとしか言いようがない。手を震わせる程にキレて、脳から何らかの物質を出して、気持ちよくなっている。

下手の打つパチンコみたいなものなので、下手の打つパチンコが本当に全部負けるものかどうかはわかりませんが、私のやる第五人格は普通に全部負けてる。先日は全試合普通に負けが込んでおり、その中でも一回、粘る下手くその相手をするのに飽きたのか、4パ*3のサバイバーがこれまでちょろちょろ板の間を逃げ回っていたところから自発的に目の前に集まってきて勝手にダウンしに来た時だけ完全勝利。bot戦でも「bot戦なら普段使わないキャラ使ってみようかな」と普段使わないキャラ出して通電して引き分け 場合によっては負けみたいなことを繰り返している。

 

 

まあそれもそれで、いいんですけど、そうしている内に22時になって、別に22時なんか待たなくても、多分今何らかの期間中なので24時間開放されている混沌狩りゲームモードに入ってみたら、フレンドの人とマッチングをした。

ゲーム上ではフランクに「フレンド」と表記されるんですけど、Twitterのアカウントを知っており、知っているというか、こちらが勝手に好きな二次絵を見て執拗に喜んでいたらなんか認知頂けて、それで、複数人頭数が必要なカスタムゲームモードをやるということで人を募っていらっしゃる時になんか、混ぜて貰えた、みたいな、そんな感じのフレンドと、マッチングしたな~~~~と思っていたらなんかもう自分、凄い勢いでダウンを取られ、ろくにアイテムを使わずに退場した。

私は下手くそです! まあそう。戦歴真っ赤だし。名実ともに下手くそ。俺は少女団のお荷物です! 上手く踊れない! いや、谷垣は任務のために樺太で少女団しましたけど、お前は娯楽ですよね。お前何が楽しくてこのゲームしてんの? 自傷行為っていうか……

 

tan8.hatenadiary.jp

 

第五人格、2025年頃までは単にキャラのケツ見てるだけで楽しい🎶というモチベがあったんですけど、2025年頃に第五人格の運営側が初期から存在しているキャラクターのモデリングを「最適化」して*4、既存キャラクターの顔つきを殆ど別物、どれぐらい別物かっていうと、進撃の巨人原作のリヴァイ兵長と、二次創作のリヴァイ兵長ぐらい振れ幅の違う整形をしてきたのでなんか、「見ていて嬉しい」「好きだった」キャラの顔グラが著しく減って*5、じゃあ何でまだこのゲームしてるんですか? というと、対人ゲームをすると出る汁を求めている。対人ゲームで脳を潰すと、手が震える程の怒りと共に脳から「汁」が出ます。

そういう不出来な感じで向き合っているので当然ゲームは下手くそなんですけど、ゲームが上手く、パーティーを組んでおり、前向きにゲームを楽しんでいるのだろう知人の人のアカウントの前で見事な即死キメると、それはそれで別の汁が出る。それは職場で出るタイプの、潰れてからあ~そんなもんあったんだなと気付けるぐらいの、自尊心が潰れて出る汁。お前さぁ、それで給料もらってんの? お前何が楽しくて、そんなレベルになるまでゲーム続けてんの。他人が同じような状況に陥っているのを見たとして、この種のお気持ちを他人に向けるか? というと、そんなことはない。だって興味ないし。なので他人もある程度そうだと思うんですけど、自分が「そこ」にいるなあと認知すると、脳内にニコニコ動画のコメントみたいな感じで、コメントが右から左に流れていく。お前それで給料もらってんの? その戦歴で何が楽しいのか純粋にわからん。

 


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それからしばらくすると、パーティー組んでるフレンドの人とマッチングしてわたくしことへたくそが真っ先に脱落した試合は勝利通知が来ていて、わたくしの真っ赤な戦歴の中でそこだけが白っぽく輝き、わたくしことへたくそが試合に絡まないとやっぱ勝利するんだなという感覚を、新たにしている。

 

業務と娯楽で同じところ潰して汁出すの止めなよ。

業務と娯楽以外で何をしているかっていうと、何もしていないです。なんかよくわからない家事はしてるかも。部屋の掃除を遅々として進めようとしている。洗濯機を回している。特売日に買い込んだ手羽元を一斉に調理して食べている。それで娯楽をして、人前に無能を晒している。

なんかこれ、すごい精神衛生によくなさそう!とは思うんですけど、精神衛生を慮るにしたって、じゃあ精神衛生のために誰か私を助けてくれるんですか。これだって乳母日傘みたいな業務ですよ。泥棒上等ですよお前が雇ったんだから。人事の後悔として添い遂げるんですよ私は。

じゃあ、苦役はもう「そうである」として、娯楽で汁出さないでできるもの無いの? 今の娯楽、対人ゲームとSNSじゃないですか。何かもっと 人と関わらない形の何かをした方がいい。

何故こんなことになったのだろう。分からない。全く何事も我々にはわからない。理由もわからずに押し付けられたものを大人しく受け取って、理由もわからずに生きていくのが、我々生き物のさだめだ。己の中の人間の心がすっかり消えてしまえば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。臆病な自尊心と尊大な羞恥心。山月記ごっこをやめなさい。おもちゃをしまって風呂に入って寝なさい。それで明日はちゃんと朝に起きて、部屋をきれいにして、自力でそう言う生活を誂えてそういう生活を享受するサイクルを回すことができない程苦しいのなら、ちゃんと病院に行きなさい。不安の処理はその方が易いから。

でも怖いんです。脳は神経伝達だから、何か処方されればこの常に何らかの苦痛を伴う生活が多少改善されるのだろうことは、理解している。でも、今の境遇ではもう、こうやって苦しむことだけが、私が自分の身銭を切らないで選べる唯一のことじゃないですか。

業務で自尊心を潰して金を出し、娯楽で時間を潰して脳から汁を出す。己が珠ではないことを恐れるが故に敢えて苦しんで磨こうともせず、しかし己が珠であることを半ば信じるが故に瓦に伍することもできなかった。己は次第に世と離れ、人と遠ざかり、憤悶と慙恚によってますます己の内なる臆病な自尊心を飼い太らせる結果になった。

どうやって人様と伍を作ればいいんですか? 何せ、X(旧Twitter)がバベルの塔を屹立もとい言語自動翻訳機能を付ける以前から、母語の異なる絡みのないオタクから「傲慢」という理由で嫌われてる自我なんですよこれ*6。二年間原稿やってアホの厚みの本を趣味で出して*7、今のところ2冊がどこかの本棚でブックエンドを立派にやっていてありがとうですし、多分内容が読まれることはないと思います。私が時々読み返してホクホクしてますけど、それでも誤字見つけて萎えてますよ。

でもいいんですもう。星の数だけ他人がおり、星には手が届かない。業務だっていいんですこれで。まあもっと楽な部署に回してくれと心底願いますが、それはそれとして、弊社の一生の後悔が私だから。資本側に上手く使われたいというマインドセットを作ることにどうしても抵抗がある。かといってお金は欲しい。なので、ここで苦しむことを選ぶのが私の選択なんです。

趣味はまあ、普通にフレンドの方が少ないので、数少ないフレンドにあいつやべ~なと思われたところで、野良無能で御座いというところですし、運営の方があくまで整形を全衣装に広げるのであれば、その頃にはきっと対人ゲームで脳から汁を出すことにも慣れ、諸々諦めも付くでしょう。生活は続く。生きていかなければならない。

 


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*1:「人材」を「人罪」と呼ぶ企業…〝残念な当て字〟が生まれた理由(最終閲覧日2026年5月8日)

*2:ゲームのシステム上4人で組めるようになっているゲームモードで、先方はゲームのシステムに則りプレイしているだけ。要はヘタクソが翻弄されてガンギレしているという実に情けない状況を指している。一方でわたくし含め、「対人ゲームなんてものが長く続いている奴は性格のどこかで対人攻撃に特化した面がある」という説はある。

*3:4人でパーティーを組んでる

*4:https://x.com/IdentityVJP/status/2001964783931936930(最終閲覧日2026年5月9日)

*5:「最適化」によって顔グラが挿げ替えられていない衣装と、挿げ替えられた衣装が存在する。なんかムラがある。何でかはわからない。

*6:めっちゃ好きな絵柄でめっちゃ好きな思考してるんだけどわけわかんない地雷カップリング描いてる絵師 - メーデー!

*7:2年温めていたらしい原稿を入稿、その反省。 - tanpa

クソデカ頭蓋骨ルーム見て来た(「ロン・ミュエク」)

www.mori.art.museum

 

〝オタク〟なのでこのツイート見て森美術館行って、巨大髑髏っていうかクソデカ頭蓋骨に囲まれてきた。

わたしクソデカ頭蓋骨のことしか頭に無かったので、チケット取って入場するまで作者がどういう人かとか、よくわかってなかったんですが、たぶんなんか、現代美術系の、現役の芸術家の作品らしい。

 

 

 

ところで「芸術家」という単語をあんまり使うことがないので、こうやって作文してるとなんか、ちょっと居心地が悪いなと思って、例えばキャンベルスープ缶とかマリリンモンローとかの作品が有名なアンディ・ウォーホルをGoogleで検索してみると、「画家」と出てくる。

やっぱあんまり芸術家という言葉って使われないんじゃないか。じゃあロン・ミュエクは彫刻家なのかと思って、「芸術家」のWikipedia記事を開いて一般的な定義、みたいなラインを見てみようとすると、「アーティスト」というのが出てくる。

これは、割と美術館でよく見る。「芸術家」と言うとなんか身構える人間が多いから「アーティスト」と言い換えて不要な身構えをさせず、「なんかよくわかんないけどまあそんなもんか」と親しみを持たせているのか、あるいは右から左に予定を流していく作業をそれっぽく見せるために日程の決定を「フィックス」とか日程の再調整を「リスケ」と言ってみたりするものと同じ力学が働いているのか。

 

それはそれとして「調整」って業務の中でかなり大きくて、ブツが作れる人が金を出す人と直接意見のすり合わせが出来るのであればそれに越したことはないんですけど、金を出す人・団体が複数いたり、公表する場所が色々あったり、あと金を出さない癖に意思決定ライン上に居る声のデカい敵がいたりすると、どうしたってアジェンダフィックスリスケと鳴き声をあげる調整さんが必要になってくるのはそうなんだよな(ここであらゆるものを放置して休暇取得した業務を思い出し、具合が悪くなる。)

 

失礼、ロール*1が出てしまいました。

 

それで、展示に行った。オンラインで予約すると、現地窓口購入よりも200円安く予約できる。なんか公式サイトからKlookとかTrip.comでもチケットを買える旨の案内が出て、私はTrip.comで購入した。そこで搭乗券を過去に何回か購入していることもあってたまっていたポイントを使えて、なんかお得でした。

 

何故かコーディネートをリンクさせたカップルが多数発生している通路を通り抜けて展示エリアに入場、館内の説明文や作風を見るに恐らくハイパーリアリズムみたいな、現物そっくりというか過剰に現実を写し取ったようなそれを彫刻でお出しされる。これを手作業で、数年かけて1作品作るペースで続けていることもあって、寡作な作家らしい。

展示エリアに入って即、両腕に目いっぱい枝を抱きかかえている全裸中年女性彫刻*2のサイババを確認したり、六本木上空を頬杖しながら眺めているような黄昏たおっさん天使彫刻*3のチンポジチェック。さらに進むと、芸術家本人の寝顔を引き延ばした巨大顔面彫刻*4が置いてあり、毛穴の作り込みとかどんなもんかな~と思って近づいていくと、人間ではおよそ有り得ないデカさでありながら今にも目玉開いてこっち見てくるんじゃないかという実在の現実味があって、進撃の巨人を思い出すまでもなく脳が嫌がって近づけない瞬間とかあったんですけど、

そういうのを越えて、クソデカ頭蓋骨*5の部屋に入ると、頭蓋骨と頭蓋骨の間のちょっとしたスペースに立って自撮りとか他撮りとかする人らが列を成しているような、ちょっとした観光スポットになっている。

 

クソデカ頭蓋骨ルームよりも以前から、「アトリエの内装写真」の展示*6の横の壁に凭れ掛かってキメ顔をし、連れの女性に他撮りしてもらってる感じの男性とかいたんですけど、

私が入室した時のクソデカ頭蓋骨ルームは入室者おそらく15人~20人ぐらい程度の内、自撮りも他撮りもしていなかったのは自分と、作品鑑賞中に後退ってきてそれと気づかず私のスニーカーを踏み、ごめんごめん!気付かんかったわ!前行きな!みたいな話しかけをしてきた白人女性の二人連れ、あと、私の前に居た老夫婦。他の方はスマホないしゴツカメラを片手に互いを被写体にし合うカメラのグランドラインが広がっている。世は大撮影時代。自撮り・他撮りをしていない人間も、普通にカメラ構えて写真は撮ってる。ワンピースです。

 

gendai.media

 

そもそも映え写真見て2100円(オンライン前売りチケット購入料金)払ってて向こうも撮影禁止してないんだから、当然バシバシ撮るに決まってんだろ、というのは分かっているんですけど、クソデカ頭蓋骨がうずたかく積み上がってるところの前で複数人がキメ顔写真撮影しているのを見ると、「なんかヤだな」という感情が出てくる。

 

何で?

 

他の美術館でフラッシュ無キメ顔撮影している他人を見る時は、正直あんまり気にならない。まあ邪魔だなぐらいのことは思いますけど、これって私も撮影はするのでお互い様ですし、駅構内の広告撮影しようとして通行人の流れにキレて恫喝してるような真似していないなら、別によくない?みたいな感じ。

 

www.mori.art.museum

 

同じところで過去に展示会を行っていた「塩田千春展:魂がふるえる」の中で展示されていた《集積―目的地を求めて》の前で自撮りしてる軍団を見た時も、なんか同じような気持ちになったなということを思い出す。

一方、近い場所で過去に展示していたクリスチャンボルタンスキー展では、そんなに気にならなかった。というか気になった記憶があんまない。多分空いてる時に入場したか、会場全体が薄暗くてよく見えなかったか、撮影可能エリアが著しく狭かったかのどれか。

 

約430個のスーツケースが振動し続ける本作は、塩田がベルリンの蚤の市で見つけたスーツケースの中に、古い新聞を発見したことをきっかけに制作されています。

(出典)主な展示作品 | 塩田千春展:魂がふるえる | 森美術館 - MORI ART MUSEUM(最終閲覧日2026年5月7日)

 

当時の会場にWebサイトに掲載されているものと同じような説明文があったかどうかは最早思い出せないんですけど、「塩田千春展:魂がふるえる」で自撮り見て「なんか嫌だな」と思ったのは、多分ここが理由だと思う。

ここを見て私はこの作品について、ホロコースト関連の記念碑と似たようなものとして受容したので、その前でバシバシキメ顔で写真撮ってるのを見て引いたということだと思う*7

 

ra927rita1.hatenablog.jp

 

クソデカ頭蓋骨ルームこと《マス》についても、恐らく同じような感じで、大量の頭蓋骨が積み上げられている場面を見たとき、私の頭の内側では勝手にキリングフィールドの慰霊塔が思い出されるので*8、これの前でキメ顔で写真撮影は、かなりドン引きする。

 

 

 

でもこれってまあ、私の頭の内側の問題という面は若干ある。

作品の受容の在り方は「見る側」に主導権があるので、私の鑑賞体験において「作者側の意図」というのはあんまり関係ないので「作者はそんなこと考えていない」というのは私の鑑賞体験には全く影響を及ぼさないんですけど、

他人の作品受容スタンスに何か嫌だなと感じたその点においては、私の側に「この作品を慰霊や記念碑的なイメージとして受容したから」という理由があって、他人の振る舞い側に何か原因・理由があるところはあんまりないということです。だって作品側に付けられたキャプション・説明の中では、慰霊云々とか、そんなこと少しも書いてないし。

 

展示室手前にあったパネルにも作者の言葉として、サイトに掲載されているものと似たようなことが書いてあったと思うんですけど、「人間の頭蓋骨は多義的な物体である。私たちがすぐにそれだと分かる、力強く鮮烈なアイコン。*9」ということで、なんか見事に術中に嵌ってるな~と思いながらサイトをね、見ていました。流石の貫禄です。

 

 

*1:ロール - なりきりチャット用語wiki(試験運転) - atwiki(アットウィキ)(最終閲覧日2026年5月7日)

*2:枝を持つ女(2009)

*3:エンジェル(1997)

*4:マスクⅡ(2002)

*5:マス(2016-2017)

*6:ゴーティエ・ドゥブロンドの「ロン・ミュエクのスタジオ、ロンドン、2005-2013」か、「ロン・ミュエクのスタジオ、ベントナー、2019-2023」のどちらか。椅子の上に男性頭部生首の彫刻が置いてある方。

*7:そしておそらく作品側は、特にそのようなコメントはしていない。なのでこれは後述の通り、半分ぐらい私の頭の内側の問題になる。

*8:カンボジア(2016.3) カテゴリーの記事一覧 - メーデー!

*9:主な展示作品&作品リスト | ロン・ミュエク | 森美術館 - MORI ART MUSEUM(最終閲覧日2026年5月7日)