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社会人ちゃんの日記

さもしい備忘

 

足の踏み場がないというか、「棚にしまいきれないものが床に積み上げられている」という室内レイアウトが世の中のデフォルトであると思い込んで育ってきたので、ちょっと何かあるとやれセルフネグレクトだ何だと騒がしいタイムラインを横目に今も何食わぬ顔で相対的な汚部屋に住んでいますし、流しに洗い物を溜めっぱなしにしたところであまり何も感じないタイプ(その後虫が出て初めて懺悔しながら洗い物をするタイプ)だったんですけど、ここ一週間、何となくこれではいけないような気がして、まず水回りの清掃をし、流しに使用済み食器を溜めて置かないようにした。

 

そうすると、次に食事の必要が出た時に「まず異臭のする洗い物から」という段階にならず即調理に入れるので、「何かを口に入れなければいけないけれども、これ以上どうにもできないので取り敢えず外食またはUber Eatsを注文する」という負のスパイラルが回る確率が著しく下がった。

 

あと、台所の掃除したら2020年度に「その内コロナに掛かって買い出しも行けなくなるから」と思って購入した、当時の時点で既に賞味期限至近の叩き売り状態になっていたゼリーと果物の缶を見つけたんですけど、その内の一つのキウイゼリー(黄緑色)が入っていた筈の器がなんだか灰褐色になっていたので、申し訳ないんですけど、2024年に廃棄した。

どうやら賞味期限って、本当に存在するものらしいです。時の流れって、未開封の物の上にも、等しく在るらしい。これまで何となく「開封していない食品」は時の流れの対象外にあるような気がして、いつまでも食べられるような気持ちでいたし、冷蔵庫の中に入れた食品も半永久的に持つような気がしていた。

これが冷凍庫であれば本当に、半永久的に持つような気がしている、未だに。

 

 

このようにして、食品に表示されている賞味期限は実効力のあるものだと気づいてから、「いつか困った時に食べるだろう」と思って放置していたあらゆるものを口に入れる機会が増え、まだ許容できる程度に賞味期限の切れているストック品を食いつぶすことで、直近の食費をどうにか減らしている。

かつて(2020年3月頃)は鯖缶もトマト缶も98円で売られており、「いためた玉ねぎとサバの缶詰に茹でたパスタを混ぜたもの」で昼夜を凌いだものだった。トマトやアボカドも野菜特売日には98円で売られていたので、時々サラダにして口にした。

今は、鯖缶やトマト缶の販売価格が100円を下回ることはありませんし、アボカドは特売日で150円、トマトは常時300円ぐらいで、2020年頃には結構常食していたのが嘘のような輝きを放っている。高嶺の花。君は真紅のルビー、あるいは真っ赤な薔薇の花。その輝きを思いながら時たま300円ぐらいでそれなりに入っているプチトマトを購入し、瞼の裏に真紅のルビーを思い浮かべながらちまちまとせこい食べ方をしている。

住人の比較的多いエリアでもそうなので、比較的住人が少なく物価の高いエリアに近い職場が入っているオフィスビル近くにあるスーパーの総菜コーナーから税込み108円のおにぎりは消えた(一番安くて114円ぐらい)。さびれたオフィスビルでちょっと何か食べようとすると簡単に1000円を超える。

 

 

何でこうも食費を嘆いているのかというと、先月はまず旅行とご祝儀で飛んで、それから電気代に何故か包摂されている再エネ賦課金とその他の項目という名目で期せずして徴収されて、その上、医療費で(比較的)使いこんじゃったからです。

 

tan8.hatenadiary.jp

 

半年間の無月経。無原罪の御宿りか、それともなんか、やばい状態で腐ったりしてるんじゃないかと戦々恐々としながらようやっと重い腰を上げて婦人科に行ったら、見た目が明らかに頼りなさそうな面をしていたからか、初潮を迎え怯えている思春期ガールが現れでもしたかのように丁重に扱って頂き、あれよあれよと屈辱椅子に座らされケツからカメラを突っ込まれて無人の子宮モニターを見せて頂きつつ「ここが多のう胞性になっていますね」と解説いただいた後(異物感でそれどころではないのであんまり聞いていなかった)、無人の子宮エコー写真をプレゼント頂きつつ「たぶんストライキを起こしているだけ」「特段所見はないけどちょっと検査して処方しますね」で、6800円(処方箋別)。それで処方頂いたデュファストンを一週間飲み続けて、あれから未だに生理がない。

 

無月経継続。

 

今のところ、ケツにカメラを突っ込んで中に誰もいないストライキ子宮の写真を撮影頂き、写真を貰って、それで6800円支払った人になっている。なんかのテーマパーク行った人みたい。

 

 

それはそれとして、過去に別の病院を受診した際に頂いた病名以外に追加で病名を盛られていないので、健康が一番! HAPPY!という感じで、婦人科の屈辱椅子に座らされてケツにカメラを突っ込まれたその足で、ケンタッキーの期間限定フライドチキンを買って帰って晩餐にしました。

 

しかし何につけても、ケンタッキーフライドチキンって、やっぱりオリジナルチキンが最良のもので、他の期間限定を食べるとケンタッキーの形したおいしい唐揚げ屋さんの唐揚げになるので、たとえ目に入ってきた広告をどんなに魅力的に感じたとしても、自分はオリジナルケンタッキーから動かさない方がいいなって去年も思ったことを、食べ終わってからようやく思い出した。

にんにく醤油チキンの字面が良過ぎて多分これ、ここ数年毎年一回ずつやっていると思う。未来の自分へ、忘れないでください。

 


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