これまでのあらすじ
2023年元日に新型コロナウイルスを発症したある人間(わたし)は、これを受けて年始に予定していた海外旅行研修を敢え無くキャンセル、2022年9月頃からスタートしていたクソ業務マーチを耐える心の支えをへし折られたことでメンタルとしては十分おつりを払った気分でいるものの、療養期間(7日間)が明けて尚、未だに咳をしているのであった……。
※新型コロナ感染症を発症した人間(20代独居女性、既往症なし)の1サンプルとしての日記です。発症時の症状は「咳・喉の痛み・全身倦怠感」です。気軽にご覧下さい。
1月11日
体温35.9分
新型コロナウイルス関連で発現する症状の一つに「不眠」があるらしいんですけど、10日~11日にかけて、まさにそんな感じ。22時に床に入り、寝付いたのはおそらく午前3時*1といったところ。
一方で、営業日前夜はいっつも快眠!という訳でもない*2。
「労働が嫌すぎるけど労働を辞めたら生計が回っていかないから労働を続けなければいけない。しかしこんなに嫌な労働*3を一日8時間も続けて人生を終えていくなら今すぐ仕事を辞めて貯金の切れ目を命の切れ目にする方が良いのではないか。死んだ先にあるものは無です。無は恐ろしい。主観が存在することが普通なので、死の先に主観が存在し得ないという事実が恐ろしいので死ぬわけにはいかない。意識を保ちたい。意識を保ついは労働して生計を保たねばならない。労働が嫌すぎる」が、ず~~~~~っとループしてる。
手作業でExcelの底までキーボードの「↓」を手作業で押し込み続けるような嫌さがある。
一撃でExcelの底行けたwwww
— カネナシオペラクン (@KanenashiOpera_) 2023年1月10日
下カーソル押し続けて9時間掛かったのに😁#ぽかぽか #暇王 pic.twitter.com/IFXIqBcTm0
ちなみにこれ、自分の従事する業務にもちょっと近いところがある。人力手作業 心の籠ったExcelづくりを日々心掛けています。
心掛けているっていうか、そうせざる得ないっていうか、ショートカットキーとか諸々調べてるんだけど、ちょっとどうしようもないし、そもそもそんなドデカデータをExcelで扱う方が間違ってるけど、今のところこうなってるから仕方がない。
「こう」なっているものを変えようとするには、私に当座の技術がない。「こう」なっているものを変えようとするために調べたりしている時間もない。私が持ってるような業務はいくらでも掛け替えが効くものですが、私のスペアが存在しない。
労働が嫌で睡眠がボロボロなのか、コロナの影響で睡眠がボロボロなのか、或いは労働とコロナのダブルストレスがタッグを組んで、睡眠にダブルパンチを決めているのか。
ここのコンビネーションアタックに良いアシストを決めるのが「咳」です。
日付が変わる時間に一瞬来る寝入り端に炸裂する空咳で、バッチリ目が覚める。
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コロナ発症(2023/1/1)以来、風邪薬として飲み続けているルルがそろそろ底をついているんですけれども、この咳が止む気配もない。
不思議と粘膜は再生して爛れるような喉の痛みはいつのまにか消えていたんですけれども、空咳がしつこく残っている。
今日はたまたま主役を張らないといけない音声会議があったんですけど、主たる受け答えを「お願いします!」と投げる間もなく他人に委ね、発言を求められると呼吸もままならない咳が躍り出る。こんな喉で会議なんかしてる場合じゃないし、会議内容よりも酸素の確保に躍起になっていて話の半分も聞いていない(聞ける状況にない)。早退した。
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1月12日
体温36.3分
今日の睡眠には問題がなかった。毎日これでいてほしい。
これまで飲んでいたルル(30錠)が切れたので、ここからフステノンを飲み始めています。
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これは既コロナのお友達のクチコミをもとに軽い気持ちでヨドバシで注文したんですけど、説明書がゴツい。
「過量服用・長期連用をしないでください」「五回~六回服用しても症状が改善しない場合は服用を中止し、医師の診断にかかって下さい」って書いてある。
一方で用法用量には、「次の一回量を一日三回食後に」って書いてあるんですけど、つまり、今日昼夜服用して既に二回服用済、あと三回~四回服用して改善しなかったら、服用中止して医者ってことですか? 何ですかこれ 劇薬じゃん。
何ですかこの劇薬……と思ってネットで検索したところ、超てんちゃん御用達の「プロン」と似た名前のお薬と同内容の成分が配合されているとのことでした。
「マスクしている日本がなぜ世界一の感染者数なんだ」
— Offside🌻 (@yfuruse) 2023年1月11日
これは1/0論の変形。もうコメントしてこないでください。感染者増は
・体調不良でも休まない労働者文化
・7日間の療養あけに宴会をして全滅
・自宅療養で家族が巻き添え
などが理由。人災です。だからいまは第8波ではなく、7波の残り火です
「2週間くらいは他人にうつしてしまう可能性があります。職場復帰後1週間くらいは高性能マスクをきちんとつけ、会食は控えましょう」
— Offside🌻 (@yfuruse) 2023年1月11日
という単純なメッセージングを、なぜ国はやらなかったのだ。いまからでも遅くない。「外ではマスクをはずそう」キャンペーンを中止し、こちらに切り換えるべき。
マイコロナ、多分「ここ(療養明け)」から(Twitterの感想)
昨日業務を早退したのが良かったのか、今日は定時まで務めた後にお料理HPが余っていたので調理をした。
んですけど、台所に暫く立っていたり力任せに半解凍鶏肉を包丁で圧し切ったりしていると、結構息切れがする。
年始から少なくとも七日間近く寝た切りで暮らしていたため、単純な運動不足の疑惑もありつつネットで検索してみると、重症度によって呼吸困難感というのは残存しやすいらしい*4。
自分のケースを見ると、そもそも病院での診断を受けていない(空いていない時期に発症したため)・発熱がなく、現在に至るまで救急車を呼びつける事態に発展していないことから、名だたるコロナの中でもか~~~なり軽い症状なんじゃないか……とは思うんですけど、以前では考えられない程度の動作での息切れがあるのは確か。
この息切れ具合では、「買い物」とかの日常動作は果たして大丈夫なんだろうか、というぐらい多めに切れている。
息切れ以外にも咳の症状も普通に残っているので、ウェブ会議の度にすかさず咳をしつつ、というか否応なく咳を出しつつ、会社側にも「私が後遺症ですけど……」という面を下げて勤務をしているんですけど、
ネット検索によると「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの(通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられる。)」が、WHOによる新型コロナウイルス感染症後遺症の定義だそうです*5。
長くない?
1月13日
体温36.2分
睡眠に問題なし。
昨日のみ始めたフステノンが効力を発揮し始めたのか、咳をしない時間が長くなってきた。
咳が出ないわけではないが、これまで「エッホエッホゲホゲホブェッゥッッガッッッッゲホゲホッゴホッゴブェッッッッ(喉から血の風味が上ってくる)」だったものが、「エヘンエヘン」ぐらいで済むようになってきた。エヘン虫。かわいいね。
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本日も営業日なので定時に勤務を始めると、「今更何言い出すんだオメエ」と「お前いつまでこれ見てるんだ」「そもそもこれを確認するのはあいつ相手でいいの?」「これちゃんと見た!? 返事していい!?!?」みたいな 他人を巻き込んだモグラたたき、見様見真似で手順を積み上げてみると、予測外のところから思いっきり蹴り崩される、なんか、賽の河原みたいな案件(担当案件を与えられているが裁量権がなく逐一お伺いを立てる必要があり、この「お伺い」を回していくセンスがない状況)が、暴虐の限りを尽くしている。
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かたや体調の方は、「良くも悪くも……」といったところ。
数行前に記載した通り「市販薬が効力を発揮している」等、細部をよく見れば結構良くなっているんですけど、元がなまじ頑丈なので、体感では「できなくなったこと」の方が、どうしても目につく。
まして、最先端の流行病を経験した後の体なので、もう何が起きても不思議ではないという勢いがある。
しかもTwitterを相変わらず重度に使用していると、「受験生だけど新型コロナ後遺症の影響で倦怠感が強い、この時期だけどうにか誤魔化せないか」といった悩みにお答えする“医師”の回答が、リツイートで回って来たりします。
昨日半解凍鶏肉を切ろうと包丁を振るっていたところで息切れを起こしてからというもの、日頃どちらかと言えば頑丈、既往症なし、あんまり機嫌を取ってやらずとも、結構動けてしまう体への信頼度がガタ落ち。
肉を切ってるぐらいで息切れを起こすんだから、電車とか無理だろ。これから先半年ぐらい電車に乗らない未来を瞼の裏に描いては、どうにも悲観的になっていた。
さらに、この後どうせ後遺症(新型コロナ罹患後三か月~)になるとしても、検査キットで陽性・自宅での自主隔離と、ここまで一度も医者の診察を受けていない。
別に、医者の診察を受けずに自主的に症状が回復してくれるならいいんですけど、してないし、家事で息切れ起こしてベッドで30分寝てる。
どうせならこの時点で、医師の診断書とかを貰って、大手を振って動けなくなりたい。
身体がこうも動かなくなっている(兆しがあるような気がする)なら、ここからはもう、動かなくなる前提で動いていきたいと思って、今日は新型コロナ対応の病院にかかりました。折が良く空いている時間に連絡したみたいです。
www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
「医療機関マップ」のバナーから表示された地図は、この上なく見やすいのでオススメでした。
PDFやEXCELはその、業者の方向け? みたいな。わからないけれども。
近隣がイケてないエリアなのか、あるいは近隣に凄腕クレーマーの方がお住まいなのかはわかりませんが、最寄りの病院はどれもこれも評判が壊滅的だったので、乗り換えなしで行ける比較的近い小型病院に、寝間着の上から全身隠れる上着を着る出で立ちで向かう途中で気付いたんですけど、昨日よりも息切れをしない。
昨日は冷凍肉を切って息切れ、一昨日は業務を早退、さらに台所に立つHPがなくUberでしたが、それがどういう訳か、今日は最寄り駅の階段を息切れなしで下り、5分程度の電車の待ち時間を、立ちっぱなしで過ごしている。
もしかしてこれ、結構、私、元気なんじゃないかな~~~~と思いながら、「家事で息切れするんだからこれで電車通勤なんかまず無理 診断書下さい」という旨を予約時にご連絡したお医者様と面会したんですけど、
結果としては、「まだ回復途中 要は治りかけなので、取り敢えず様子見して下さい」「あんまり家に籠ってるとね、筋力も何もかも衰えますから、休憩挟みつつ色々活動していってください。」という感じのコメントを頂いた。
自分の身近にいた既コロナ勢が、療養期間明け翌日にバッチリ生ビール飲んでるタイプだったので、自分のこと超治り遅いなって思ってましたというお喋りをしたところ、「まあ元気な方は良いんですけどね、あなたは治りかけですから……」という感じに窘めて頂いて、1100円。
咳止めと痰を取る薬、倦怠感の訴えに対する漢方(補中益気湯)を処方いただき、1700円。
2700円払って医師免許所持者に「まだ治りかけだから!」と言われると、なんかそんな気がしてくる。
スーパーに寄り道。昨日は「鶏肉切ってるぐらいで息切れするんだから、買い物とか当分無理だろ……」と思ってたスーパー、余裕。咳もなし。
帰宅。これまでわけがわからないと呻きながら仕様を調整していた案件が、根元からぶっ倒れていることを確認。ログアウト。営業日終了。もうこいつ(ぶっ倒れてる担当案件)の世話したくないな、ず~~~っと日曜日ならいいな♬
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1月14日・15日
医者に掛かり処方箋を得たことでだいぶ体調が戻ってきた(気がする)ので久しぶりにゲームを再開し、エンディングを見てボロボロになった。
所謂悲劇って、美しい詰将棋を見ている気持ちになって好きです。だってどこをいじっても、描かれた設定に則してイベントを整理していくと、ひとつひとつの要因には打開の芽があったとしても、結局は「そう」なってしまう。詰んでいる。美しくない?
1月16日
かたや、私の詰んでいる業務。暴虐の限りを尽くす各方面への確認作業、合うことのない辻褄。どうしてこんなことになってしまったのか?
現在進行形のカス業務の更新は、創られた悲劇というより折り重なった現場猫案件。各部署の連携ギャップや掲げた絵空事を押し通さねばならない体質、激しい人員入れ替えの結果「誰が何をやるか」が明確化されていない状態の案件の「担当者」であること。
これらの要素ひとつひとつを見ていくとヒヤリハットがそこかしこにあるんですけど、現実って、どうして回っているように見えるんでしょうか? 事実は小説より奇なりということでしょうか。
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なんか逐一小難しいことや、ちょっとした小噺(のようだと私は思っている例示のエピソード)を挟んでくれるので正直言っていることが実のところよくわからない上司ちゃんが思わせぶりなことを言い残して入った週末が明けてしまって、こちとら月曜の気分は終末。午前中の顔色は緑色。
気が付けば腹も痛くなってきたのでしきりにトイレに行き、ドアノブにタオルを括りつけて輪っかを作ることも含めて今すぐ仕事を辞める方策を考えながら便所でTwitterを閲覧。
労働、やることがあるときはつらく、やることが無いときもつらく、やることが分かっているときはつらく、やることが分かっていないときはさらにつらく、労働そのものがただただつらい存在であることを再確認する
— 夕星 (@yuzutz) 2023年1月16日
こういう働かないで生活したい願望を反映した検索結果の中に出てくる、推定IT系教材か何かの提灯記事中では「費用対効果の高い労働」として「大学教員」が挙げられているんですけど、何回見ても信じられないものを見る気分になる。
とはいえ、私が存じ上げている大学教員は文科省に補助金を握られている人文系教員の方々なので、分野や職場が違えば結構、あれも費用対効果の良い労働なのかもしれませんが、少なくとも、人文系は待遇は悪化の一途。
先細りの待遇のなか、何かとエキセントリックな人材が多くいらっしゃる層の各々が、メンタルヘルス講習やパワーハラスメント講習を受けるでもない状態で実際の“管理職”を勤められている、その職場に参画する以前の問題として、その業種に参画する上で必須となる博士号取得までの糊口を、一体どうやって凌ぐんですか? という状況の面々をそこかしこで拝見させていただいている身からすると、あそこが苦しいから、取り敢えず座ってるだけで人材として有難がられ、驚くべきことにお給金を頂けるというところを目指して私、就職活動をしたんですけれども、蝶よ花よと大事にされて、こんなにも労働が苦しい。
私の中高時代(キリスト教系の学校)の恩師が「神は乗り越えられない試練はお与えにならない。ということは、乗り越えられない試練はそれは試練ではなく厄災だから逃げていいし早く逃げろ」と言ってくれて、今の私がある
— 七遊@しばらく連絡とれずらい (@oz7uu) 2021年8月11日
そんな気持ちでタイムラインをふと見ると、こんなツイートが流れて来て「つまり労働は……厄災ってコト⁉」と、休職に入る言い訳を目一杯考え始めていたんですけど、直後に以下が流れてきました。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」という有名フレーズはかなり誤解されています。ここでいう「試練」とは「誘惑」のことを指しています。大切な人との死別など、世の中には越えられない「試練(本来の意味)」はあります。だからこそ神様が必要なんです。みなさん、どうか背負いすぎないで下さい
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2019年2月13日
タイムライン構築に成功している。
でもなんか、午後にWeb会議したら、週末思わせぶりなことを言った割りに、明快かつそこまで手数のかからない作業指示が上司ちゃんの方から来て、じゃあ お前 私の午前終末気分は、何だったんですか!? 最初からその指示をくれ ポエジーな不穏メールで週末を迎えた私は何だったんだ。可哀想だと思いませんか? 病身にこんなに目一杯不安を抱えて……
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まあ、別に病身じゃなくても、午前は結構沈んでいることが多い。いっつも絶望の朝。夜中に考えるような思い詰め方を、朝にもしている。わかりやすく不調。
午後になってから、ようやくいくらか気が晴れるタイプです。午後になってようやっと目が覚めて来て、「何をすればいいか」をよりしやすくなる、というのもあります。「どうすればいいのかわからない」のが、人間一番つらいですからね。
でも社会における生活って、だいたいそういう局面しかないな……。
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ところでこの病身、処方箋を飲み始めてからだいぶ咳が出なくなった。数時間に一回咳き込む程度。
起きてから体調不良を疑う局面が減ったため、体温を測ることも忘れている。今測ってみたら、36.7℃。平熱だ! 久しぶりに見た。
コロナ発症中のトカゲ体温、やっぱり異常だったんだな。 逆に何でウイルスが入ってきてるのに体温が下がるんですか? 戦意を見せてくれ。
1月17日
カス業務渦中の担当者をしており、副担当ちゃんが入っている打ち合わせの場で上長ちゃんから「どうしてこんなカス業務マーチになっちゃったんですか? 胸に手を当てて考えて見て下さい(意訳)」といった形の道徳(職業倫理)のターンが入り、全てが馬鹿馬鹿しくなってしまったので回線が悪いフリをして乗り切ってしまう。
現場にいる副担当者ちゃんが相槌を頑張ってくれて申し訳ないんですが、なんか、も~~~~~~~~~ この要領の悪さが、怠慢に見えるって話ですよね!? わかりましたわかりました で、その個人の資質へのおよそ具体性に欠いた詰問、ここでして、何か発展性とか、意味とか、あります!?!?*6 上司ちゃんが「指導」した気分になって、怠惰なんだか無能なんだかの不手際で上手いこと進まない業務に口出しした気分になってるだけなんじゃないですか。結局これ、どういう方向で進めるんですかこれは 三案から決めろって、私が決めるんですか? 今答えの方向性があって みたいなこと おっしゃいましたよね 何!?!?!?!?!?!?!?!!??
以上の太字の思考回路の間はもう絶句しているので、横っちょで進んでる会議のことはな~~~~んもコミットしてないです。
無能でも給料が出るので、この世知辛いご時世の中で、ありがたいですね!
というのがあり、退勤後二時間ぐらい激ギレで鼻啜り続けてたら、体温が37℃。そういえば会議直後、横隔膜か胸かが痙攣して奇妙な呼吸にもなってましたね。身体が怒っている。可哀想。
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この激ギレで調理しながら思ってたんですけど、奇妙な呼吸困難感、体温の上がる激ギレ、お考えになるような規定能力を満たしていない状態での業務担当者(業務担当者に対して荷の勝ち過ぎた業務)、抽象的かつ上品な能力不足に対する詰め、就寝困難、中途覚醒。
制度を使うべき状態が、「揃って」いるのではないか?
この最悪の局面でダウンすることで無能の復讐を果たすべきかと思いながら検索したところ、「休職は退職の準備期間」という文言を見つけて尻ごみをしている。
仮に休職制度を活用したとして、この状況で復職して戻ってもやりづらい。さらにここから飛ばされるとしたら、より労働環境が劣悪な部署でしょう(閻魔庁みたいな部署がある)。兎角キレ過ぎて頭痛を催している頭では、何をするべきかの判断が難しい。
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何てったって、八日前には寝込んでいた人間ですよ。
己がブログを見返しながら、キレが再燃している。
今出奔して穴を開けてやろうか。でも生きるには金が必要じゃないですか、生きていくなら金がなければならない。座ってるだけで無能でも金が出るんだから有難いですよ、既定路線のピンボールに打たれた釘の上を、方向性という名のパチンコ玉がころころ跳ねて転がって落ちていくのを、「激怒」が横から薙ぎ払って、お粗末なピンボールに向かって掴んだ頭に叩きつける!!(イメージ) ので、退勤してからず~っと頭が痛い。孫悟空の金色の輪っかを嵌められている感じ。あれ、緊箍児(きんこじ)って名前らしいです。へえ~
1月18日
東京都心で初雪の可能性も あす朝にかけ関東南部で雨や雪 #nhk_news https://t.co/jK7KbznLuY
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月17日
2023年初オフィス勤務日にして雪予報、メンタルも大荒れ。
日付が変わる前に布団に入り、午前二時まで泣いて暮らしている。
泣き暮らしているのは、悲しいことに、なんかもう、珍しくないんですけれども、それにしたってこんな暮らし方は異常だと思い立って、診断書欲しさにメンタルクリニックの予約を入れようとする。しかし、星の数程あるように見えるメンタルクリニックの予約可能時程が、星のように遠くにある。
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朝、起床、支度、出勤、頭痛、溜息。
別部署の人間から暴虐案件について「話すうちに解決することもありますよ」という旨の情けのメールが来ているので、情けない返信をする。
案件について、嫌がったって期日があるんだから仕方がないと思考すると、判断を迫る上司ちゃんのボイスが脳裏に浮かび、「下す判断全てが間違っている」ように感じる。
思考が止まってしまっているので、キンコジで絞められているような頭痛の不快感の中で、愛するルーチンワークを遅々としてこなす。下す判断全てが間違っているように見える業務を見る度嘆いて泣いている一方、ルーチンワークは何をどうすればこなせるのかこの状態でも理解できる。ルーチンワークに対する奇妙な愛情が芽生えてくる。
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昼休憩は食欲がないので、椅子をつなげて寝て暮らす。
しかし夕方になって、身体の方が状況への適応力を発揮し始めたのか、妙に元気になってしまう。
さらに上司ちゃんから何を吹き込まれたのか知りませんが、副担当の人がこのままいけば上司ちゃんとのやり取りも代行してくれるんじゃないかな、という勢い。
正直、ありがたさはある。というのもこちらは上司ちゃんと早半年ぐらい対話を試みてるんですけど、「何を喋っているのか」が良くわからない。たぶん諸々がかけ離れすぎていて、回路の場所が違うんだろうな、と漠然と思う。
ところで今日は外出を伴う労働に疲れ食事を取る気力が失せており、処方箋をサボってみたところ、夕方にかけて普通に痰を伴う咳が出るようになった。
頓服でもないのに「症状出るようだったら飲んどいて」と、結構いい加減な感じで出てきた処方箋なんですけど、お前のお陰だったのか、これまであまり咳が出なかったのは……。
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1月19日
信じられないことに、まだ週末じゃない。
脳の方が苛立ちすぎて業務に手が付かない状況に慣れてしまったようで、今日はいっそ平常心の一方、身体の方は13日に処方箋を貰いに行ったときよりも、咳がよりひどく出るようになっている。
考えうる原因は二つあり、一つに17日以降顕著に出ている業務に対する嫌気。
もう一つは、嫌気のあまり営業日前夜素直に寝る気になれず、夜中までインスタグラムを見ることに起因する寝不足です。
↑デュアルモニターでも結構こうなる。
ところで自分1月22日が誕生日なんですけど、同日にメンクリの予約を入れていて、誕生日プレゼントで診断書を貰う気満々ということもあって、業務に身が入らないことに磨きがかかる。
どうせ一週間でいなくなる予定、みたいな、奇妙な開き直りがある。
案件副担当者が諸々取り持ってくれたところで、どうせまた“根回し”をし、ここでポンコツをするか上から天災が降ってくるか、いずれにせよ滞った挙句、「どうしたい?」というような宛てのない質問を回されるのはこちらである*7。
「俺の頭の中にある正解をお前が探せ」というやつが最悪なのはよく知られていますが、「俺は確かにこう直せと言ったが、その通りに直すのは実は正解ではない。俺の指示を超える正解をお前が探せ」も最悪だ。
— 鬼頭雅英 (@kito_mas) 2023年1月18日
1月20日
火曜のカス会議から待ち焦がれた金曜日なんですけど、
なんか
元気になってしまっている。
咳はめちゃめちゃ出る。
メンクリ初診料支払日までに休職方向での診断書を確定させるため、火曜日の「終わり」を冷凍保存しておきたかったですし、相変わらず睡眠は終わっている。明日が営業日だと思うと眠るか首を括るか迷うところがあるので、何も考えないようになるまでインスタグラムを見ている。
とはいえなんか ここまで三日間感じ通してきた「終わってる朝」が無く、朝から普通に動いている。今日。
朝から動いて、メールを見て、メールを見て、メールを返して、副担当者ちゃんからの電話に出る。
打ち合わせで話をしていると、副担当者ちゃんも、上司ちゃんが問題視してることがわかりませんよね、みたいなことを言っている。やっぱり!? 私もそう思っています。このまま二人でハラスメント相談室、行っちゃう?
まあ、今はそれどころではない暴虐案件が圧を放っているので、その詰めをさっさとやらないといけないし、私は何なら、来たる誕生日に貰った誕プレ診断書で、高跳びを決めようとさえ思っている。ハッピバースデートゥーユー♬
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1月22日
記載事項の無い(寝暮らした)一日飛んでお誕生日ですが 心当たりのない猛烈な腹痛で起床*8。
トイレに駆け込み尻から汁を垂れ流すアブラムシの擬人化になる。
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尻から汁を出そうにも出ないこの瞬間にも腹痛がひどく、便座に座っていられないので脂汗を垂らしながらろくに掃き掃除もしていない床にうずくまったり、呻いたりしているうちになんか収まったので二度寝をしたところ、次に起きてみると、まあ小康。
トイレでアブラムシの擬人化をしたのは、もしかすると夢だったかも? ぐらいの感覚で目覚めてはみましたが、個室に行ってみるともんどりうった苦しみの痕跡が見て取れてしまい、夢じゃなかった!
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というのも含めて、診療室に黒塗りのデカイ机と謎の観葉植物があり、なんか威圧的な内装のメンクリ*9で報告してみたところ、10分で診断書が出た。バースデープレゼント診断書(5600円)
なお、その場で聞いてみたところ診断書って、お守りではなく日付の入った生ものらしくて、二週間以内には勤務先に出してね、という感じらしい。
就業規定に休職のあるところを選んで就職しているので、これで傷病手当に向けての役者は期せずして揃った一方、時は年度末に差し掛かっていますし、復職するにしたって、その結果今よりも悪い部署を引き当てる確率が結構ある*10。
特に、社内には万年人手不足の閻魔庁みたいなところがあり、仮にここで休職して復職した暁に閻魔庁なんかに回されたら、そこで退職をキメることになりますが、こちとら「逃げ恥」の新垣結衣から容姿と家事のスペックを落としたスペックで挑んだ就職活動では、多種多様な企業さんからの「祈り」を一身に頂き、神に近づいた身です。
しかも「こういう労働をしたい!」という希望が皆無(そもそもそんなものしたくない)のため、ジョブ型の色合いを強める転職活動などもってのほかといった感があります。
これで何を言ってるかいまいちよくわからん上司ちゃんさえ俺の人生に現れなければ、順風満帆なんですけど、どうする? 藁人形でも作りますか?
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1月23日
ということをぐるぐる考えながら就寝しようとしたので、午前四時にして心拍数130 メガシャキ飲んだの? っていうぐらいの目の冴え方をしてしまった挙句の二時間睡眠で対戦(勤務)を開始したところ、アドレナリンがバキバキに出ているのか、かえって普段よりも元気に勤務をこなしてしまう。
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ブチギレの発端となった定例会議を明日に控え、「またなんか訳の分からん詰められが発生するぐらいなら今の時点で診断書を提出し、高らかにパーレイを宣言するべきだと主張する自分」と、「なんだかんだ勤務出来てるし、まだいけるんじゃないかという自分*11」がいる。心がふたつある~
— ちいかわ💫アニメ金曜 (@ngnchiikawa) 2020年9月7日
1月24日
睡眠時間は昨日(2時間)と比較して三倍ぐらいになりましたが、相変わらず咳をしている。
そしてここ一週間で最大の懸案事項でしたメンタルの方は、もう、先週のド詰められ打ち合わせから丁度一週間! 今日が峠! 診断書(5600円)をセット! デュエル! 俺のターン!! という気持ちでいたんですけど、
会議用webアプリの初期設定アイコンから、「今日の展開次第で今後の身の振りを検討」しているオーラが出ていたのか、不思議と先週あれだけ詰められた訳わからん案件が後景に押しやられ、どういうわけか、つつがなく打ち合わせが終わってしまいました。これが管理職の危機管理能力というものでしょうか?*12
先週とは打って変わって温和な*13上司ちゃんはなんか、社内で上手く立ち回るためにそこかしこに愛嬌を振りまいておいてね ほら 敵味方ってコロコロ変わるから……みたいなことをおっしゃっていますが、この一週間で個人的に一番敵だと思ったのは直属上司ちゃんです。
だって、直属上司ちゃんが言ってることがどうなのかよくわからないままだと、他部署に助けを求めようにも……みたいな状態になり、18日にやったように、他部署からの情けのメールに情けない返事を出すことになりますので……。
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*1:途中で寝ようとすることに飽きてツイッターを見ていた記録が午前二時頃まである
*2:(参考記事)見て! 勤労ストレスによる細切れの睡眠 - tanpa
*3:何も嫌なことをされた訳ではない。純粋に労働が嫌。
*4:「Q58. COVID-19患者の後遺症について、とくに息切れや動悸を訴えるLong-COVIDを経験しますが、このような患者さんの病態と、意義ある保険適用検査についてご教示ください。」、COVID-19 FAQ広場、一般社団法人日本呼吸器学会、2023年1月12日最終確認
*5:「後遺症」東京都福祉保健局、2023年1月12日最終確認。
*6:たぶんあると思ってるからするんだろうな、と思う。おそらくこういうタイプだろう。
*7:その前に向こうさんに「呆れて」頂いて、これらの質問を投げずに対症療法に専念頂けるのが一番良いのだが。
*8:たぶん寝冷え
*10:今の部署は上司ちゃんが喋ってることがよくわからない以外の環境面ではSレア部署
*11:復帰前提で倒れると「後の事」を考える必要があるため、それはそれで面倒臭い
*12:しかし、何故先週にそういった実務の話に進むことなく、職業倫理の話を始めたのか?
*13:詰められが発生したとはいえ、録音しても「ハラスメントの直接的な材料」としては使えない程度には温和だが