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社会人ちゃんの日記

芥川


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カフカエスクな業務形態の只中に一歯車として組み込んで頂いており、上から降ってくる業務を加工して下に流し込んでいく作業の一端を担わせて頂いている。

「年度」というものが日本国では四月に切り替わりますので、一月~三月の年度末に当たる暦上の春期間は各部門の皆々様もどことなく殺気立っており、アホみたいなスケジュールで諸々を要求されたり、過去に雑な見通しで組んだスケジュールに泣かされたりするのもこの期間。

しかしわたくし、前述の通りカフカエスクな業態に組み込ませていただいておりますので、業務量が多いからといち無能歯車がキリキリと張り切って回ったところで、何ら意味がない。

 

そんな中でこの、二月の天皇誕生日、邪魔すぎる。改元してくれ。

平成の天皇誕生日こと12月23日は、年末年始休みに向けての景気の良いスタートという形であらせられ大変すばらしい日取りだったと思っております。

一方今、二月。ただでさえ少ない営業日が、圧迫されている。部門と部門の間に挟まれて、私も圧迫されている。圧迫されながら、過去の全体主義国家の、特に官僚的機構の中で、歯車を回していた人間のことを思う。

同じように今、カフカエスクの只中にいる私は、立ち止まって案件の正当性や倫理問題を考える余裕がない。スケジュール内にこれを回し切らないと何かもう大変なことになる、ということしかわからない。想像力がこれ以上働かない。どうせ考えたって仕方がないなら考えたくないものの、身の上にそれが発生しているストレスで頭痛を覚えているし、定期的に「死にたさ」が発生する。そして、ほとぼりが冷めた頃に生き返りたい。

現代ですら生計を仕事に握られ、実のところ身動きが難しいというのに、天賦人権の軽視がスローガンの中にあったような風土の中では、自分が納期までに歯車を回し切った業務の結果を「想像すること」は、今よりももっと難しかっただろう。今すぐにこの歯車を回さないと自分が大変なことになる。長い爆弾ゲームをしている。爆弾が行く末でどう爆発しようがどうでもいい。自分の手元で弾けなければそれでいい。まあわたくしは無能ちゃんなので、9月頃から爆弾が上からどんぶらどんぶら流れて来ておりまして、時折煤だらけになっているんですけれども。

 

 


 

 

祝日の間じゅう、絶対に明日までに回し切らないといけないスタンプラリーのことを思って、腹痛を覚えていた。明日(というかもう、今日)、このスタンプラリーに名を連ねている内の、何人と連絡が無事取れるでしょうか。上司ちゃんは二の矢三の矢を考えるべきだと言っていますが、同じ口でこの案件はもうこれ以上の遅延ができないというようなことを仰っている。私の主観から見ますと、言っていることが違う。

二の矢三の矢、つまり、このスタンプラリーが無事上手くいかなかった場合のことを考えろと上司ちゃんは言いますが、ここが上手く回らなかった場合振り出しに戻るとしか、言いようがない。今すぐ宝くじが当たってほしい。それを資本金に、ここから蒸発します。

 

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どうしようもなく営業日のことを考えてしまい気力が湧かず、2023年の天皇誕生日は15時頃まで布団を温めていた。15時半頃に、腹が減ったので起きた。

冷蔵庫を開ければじゃがいもやにんじん、キャベツといった食料は存在する。なので本来であればこれを加工して食事にするべきところ、こちとら昨日の定時後から既に金曜のことを考えて憂鬱状態が続いており、その日は調理の気力が湧かなかったため金曜の夜はお湯で作るカルボブルダック麺を食べ、辛さによって食欲が失せ、カルボブルダック麺のみで夕飯を終えたが、その癖そこまで胃が膨れる代物ではなかったので、就寝時にはもう空腹状態だった。

就寝時に胃がぐうぐう鳴っているところ、朝を寝過ごし、昼を寝て過ごしたので、何かを口に入れないと調理の気力が湧いてこないが、調理なしで食べられるようなものは存在しないという板挟み状態になる。夏だったらニンジンにマヨ付けて齧るのもありだが、寒いので止めた。

 

 


 

 

やる気が出ないので宅配を頼んだ。

元旦に新型コロナウイルス感染症を発症してから、私の場合結局これといった後遺症は今のところ発現していませんが、宅配を頼むハードルが異様に下がった。

この大物価高時代、家に食料があって自分が自宅にいるんだから、何か作った方が節約になるんですけれども、なんかもう作る気力がないので、Uberマクドナルドを注文する。

自宅に居ながらにして往復のエクササイズもなく、このハイカロリーを摂取することが出来る。これから先大丈夫なんでしょうか、私は。

 

 


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チーズバーガーセットのついでにチュロスを注文した。

到着即のアツアツ状態で食べると、「チュロス」という言葉の響きに期待する程揚げ物感がなく、「ふわふわチョコドーナツ」という感想を得ましたが、ポテト等塩辛いものを食べてからある程度冷めたこれに戻ると、冷めたことによって若干生地が硬くなった触感が「揚げ物の固さ」らしく感じられて、チュロスっぽさが増しました。

Uberありがとう。Uberが運んできてくれた合計2000円分近いマクドナルドを見ている時だけは、金曜の業務は果たしてどうなるのかという焦燥感を忘れられた。

 

食事しか楽しみがない、のかもしれない。新型コロナウイルス感染症を発症していた時期も同じようなことを言っていた。味覚と嗅覚が残ったのがせめてもの救いだった。今業務への不安で同じようなことを言っている。しかも、前述の通り私一人がどうにかしようとしたところでどうにもならない類の業態ですので、本当に、ただ不安に思うだけ時間の無駄だというのに、あれがどうにもならなくなったらどうしようと脳が不安がることを、私は宥めてやることもできない。