コンピューターRPG「OMORI」のプレイ記録です(内容は随時更新されます)
※ストーリーのネタバレを含みます※
※初見時の記録
1月19日
以上、初見時は何気なく読み流していたゲーム冒頭のムービーになりますが、
ここで「何があってもいつもそばにいるって約束して」と持ち掛けたのは、もしかすると幼サニーくんの方なんでしょうか? 可愛いね
ひきこもりルートのプレイを思い立った時には何気なく「最初から」を選びましたが、本当に最初からスタートするとこのゲーム、エンディングまでの急転直下のわりに序盤のパートがめちゃめちゃ長いことを思い出したので、途中のセーブポイントからひきこもりルートへ分岐していくことにしました。
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たしかセーブしたとき、ケルくんからは「明日ヒロが帰ってくるから、明日も遊んでくれよ」的なことを確か言われていたような気がするところ大変申し訳ありませんが、ここは一旦ひきこもらせていただきたい。
というのも、pixivでOMORIタグを漁っているとよくわからない話が展開されていることが結構あり、多分この「わからなさ」は、私がひきこもりルートの展開やイベントを知らないことに端を発していると思うので……。
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僕が『お風呂で寝落ちしてしまう人』に伝えたい事https://t.co/idp9EySVop
— やしろあずき (@yashi09) 2022年11月23日
現時点で私はサニールートで起こったことしか知りませんが、ここからひきこもりルートのみで見られる過去補完イベントがあるのかもしれません。楽しみですね。
作中にオーブリーちゃんからオモリくんへの好意描写は最序盤からあるんですけど、サニールートだと「取返しが付かない事態」が発生してしまった事実がはっきり確定してから、当時のサニーくんがオーブリーちゃんに好意を持っていたことがかなり明確に描写されるところが残酷だなとオタクは思いました。まるで羽化に失敗した蛹を見るようで、オタクはこういうの好きですね。オタクって、だいたいこういうのが好きだと思っています(偏見)
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ところで今回ひきこもりルートをプレイしていくんですけど、このルートでブラックキーって集めて良いんですか?
後から集めなきゃいけないって言われると面倒だから、まあ見つけ次第回収していっていますが……*1
1月21日
サイゴノ楽園~水中高速道路
サニールート攻略中、社長攻略のためにサイゴノ楽園でワニエージェント相手に経験値を溜めていた覚えがあり、このあたりで小一時間程度ワニ狩りをしています。
サニーくんは別にヒロの大事な人を「侮辱」した訳ではありませんし、ある意味サニーくんもヒロにとっては「大事」の範疇に入ってくるんですけれども……
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ところでTwitterをしていると時々、全身をスーツでキメた営業マン風ヒロくんのファンフィクションイラストを目にするんですけど、あちらが「引きこもりルートにおけるサイゴノ楽園ボス(鮫羽田ファミリーの一員となったヒロ)」と言う訳ではないらしいことに驚いています。
あれは何? 「鮫羽田ファミリーの一員となったヒロ」という形をしたオタクの集団幻覚でしょうか? 或いは、その、引きこもりルートにも、「最初から徹頭徹尾引きこもり」と「日和って一日外出した引きこもり」とでは、演出に差分が発生するということでしょうか?
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1/25追記:
フォロワーの方によると、全身スーツヒロくん(社長ヒロ)はSwitch版の追加コンテンツとのことです。集団幻覚ではない。失礼しました。
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1月24日
シンエン井戸~ハンフリー
このあたりはサニールートとの差分があんまりない気がする。
喋る枝サンゴに成った生首を食べるとたぶんステータスが全体的にアップするんですけど、「引きこもりを貫く」と決めたこのルートでなんか、真相に繋がりそうな生首を食べるのは趣旨に反するよな……と思い、食べませんでした。
初見時と比較するとこの時点でのレベルも結構高いので、ここでわざわざ趣旨に反することをして、ステータスを上げる必要もないかな、というのもある。
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ハンフリーのマップに出現した苗モグラのブーンを救出したところ、黄色くて大きいネコの出現ポイントでだいぶ楽が出来たような気がするんですけど、初見プレイを終えて心に余裕ができたという要素もあるかもしれませんね。
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この後進行していくには、多分「ブラックキーを2つ集めてブラックスペースに行く」必要があるんですけど、
ここまでで足りてないブラックキーの内1個が凧揚げの少年がいるところにあるのは確定として、もう一個の場所が検討も付かない。攻略サイト見ていい?
ブラックキー、どこ?
そもそも凧揚げの少年が居るエリアへの行き方も良くわからず*2、ヒロビロ森を右に進んで梯子を上った結果、イセカイに到達。ナエモグ植民地に差し入れを届け、ヒエビエ湖を観光する等した。
すみません、持病のようなものが……
ここで兎に角場所がわかっているブラックキーを回収したいと思い、「モウロウ橋」から凧揚げボーイのいる場所に向かおうとしますが、
道中でそういえば定期券を持っていることを思い出し、「これを使ったりできるもんなのかな」という軽い気持ちで駅に向かっています。
駅~オレンジオアシス
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1月25日
ブラックキー集め
この記事を見守り頂いているフォロワーの方から、「風車のあるハシゴを昇れば着く」という情報提供を頂いたので、早速モウロウ橋を渡り切ってウロウロしたところ、無事ブラックキーを発見することができました。ありがとうございます!
ラス1の“O”はよくわかんなかったから攻略サイトを見たところ、ゴーストパーティー内にあるそうでした。そういえばそんなんあったな。おそらくサニールートとの差分はない/ストーリー進行に関わりのないエリアだと思い込んでおり、完全にスルーしていた。
ブラックスペース~オトナリベッドルーム
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こうしてブラックスペース内の諸イベントに概ね変化がないことを確認しつつ、フンフンと読み飛ばしていたんですけれども、
これよりも前のブラックスペースで、この「知らない人」が、「君が無になった時、僕は二つに引き裂かれた。君と僕、どっちが痛かったと思う?」というような発言をしていたのを「なんかよくわからんこと喋ってるな……」と思いつつ流していたんですけど、
これは「現実に存在するバジルくん(現実のバジルくん)」を元に、「サニーくんの頭の中の世界で構築されたバジルくん(ヘッドスぺースのバジルくん)」が存在していたところ、
部屋に引きこもったサニーくんの頭の中で、ヘッドスペースのバジルくんが「事故前の記憶をもとに構成したバジルくん(「バジル」)」と「事故後、マリの死を偽装した共犯者としての記憶を持つバジルくん(「知らない人」)」の二つに分かたれた ということか? と、この時点で思いました。
OMORIのストーリーはゲーム開始時点の時間で既に「詰み」の状態に入っていることは初見時に辿ったルートではっきりわかってるんですけど、サニールート時と比較すると結構早い段階でこの問答をするんだな 流れが変わってきましたか? と興奮しているオタクによる一連のスクショがこちらです。
この戦闘開始時の一連の台詞を見ていて気付いたんですけど、ゲーム冒頭の「約束」はバジルくんから持ち掛けたものなのではないか?
OPのバジルくんは何か、泣いてる幼サニーくんを慰めるような姿勢だったので、幼サニーくんの方からこの「約束」を持ち掛けたのかとオタクは思って見ていました。
いや、OPの台詞には吹き出しが書いてあるわけでもなく発話者がはっきりしないので、これだけでは、何とも言えないんですけれども……。
このルートだとプレイヤーは階段を這う這うの体で昇っていくサニーくんで、その向こうにオモリくんが座っており、こっちに来てくれる構図になります。
これ、自分と向き合うというよりは、なんか、虎杖悠仁くんと両面宿儺みたいな構図ですね 高低差がはっきりしているというか、なんか……いや、同じ顔をした者の正面向かい合いの構図っていうのは、サブカル史を紐解けば枚挙に暇がないのではと思いますが……
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ここからバジルくんと一緒に「あの光」の向こうへ進み、ブラックスペースの空間を横切りながら腕が作る階段を上っていくシーンがありますが、どことなくMy timeのエンディングの逆再生をしているような趣を感じました。
あと1日……
部屋移動する度に何かがついてくるようになったんですけど、もうこれは「終わり」では?
この辺のサニーくんの私物一覧見てて、「トリップして質の良い幻覚を見るには教養が不可欠」だと言うツイートを思い出した。
20年間酷いジャンキーだった大学時代の先生が「教養がないとろくなトリップができません。恥ずかしいぐらい貧困な幻覚しか見られない。良いトリップをしたければたくさん本や映画を見ないとダメです」
— rume (@igi_tur) 2020年2月12日
と言ってたの。
今も忘れない。
就寝
ひきこもりルート、もしかして肉体的な死亡率が100%だったりしますか?
同様に序盤で詰み将棋を完成させている歌姫・ウタは、「肉体の生死は重要ではない」と捉えていますし、そういう捉え方をするワールドなのかもしれませんが、いや、今の時点では何とも言えないです、まだよく知らない部分があるので……。
1月28日
招待状を配る
ゴーストパーティーの招待状を配る相手の幽霊たちの居場所は何となく目星がついていたので、「あと1日……」で自由行動ができる内に、そのタスクだけはこなしていこうとしている。
私はこのゴーストパーティーマップの音楽がどことなく郷愁を惹かれて好きなんですけど、何故かが良くわからないです。
まして自分は故郷らしいものを持たないので、何で郷愁がここで出るのか、何もわからない。過去に聞き覚えのある曲に雰囲気が似ている、等でしょうか。何故? さあ……
これからどうすればいい?
めでたくタスクを1個こなしはしたんですけど、次の指針を見失った。
一旦起床
どうすれば話が進むのかよくわからないので、一回起床してみる。
この分岐があるもんでてっきり、サニールート終盤に三国恋戦記・仲謀ルート*5じみた多数の死亡差分が多くあるのかな、というようなことを考えていたんですね、この時は。
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エンディング
以降の展開はサニールートでバジルくんの自殺に介入せず引っ越ししたエンディング(バイオリンを修復せず引っ越しエンド)と同じでした。
このルートでは現実世界のバジルくんとほぼ絡みがないので、バジルくんの方もサニーくんの引っ越しについては知らないんじゃないか……と思う一方、このエンディングのスタッフロール中に流れるのは救急車両のサイレン音なので、このルートでもバジルくんは錯乱した末自害に至っているのではないかと思います。
まあ、現実世界のバジルくんとこのルートではほぼ絡みがないとはいえ、「サニーがあと三日で引っ越す」という情報はケルくんが知っているので、「ケルくん辺りが引っ越しの話をバジルくんにしてる」というのは不自然ではない。
バジルくんは家に引きこもっている訳じゃないので、接触自体は家に引きこもってるサニーくんより容易でしょうし……。
他のエンディングってないの?
直近のセーブデータからロードして見ても、これ以外にエンディング分岐しそうなポイントが見つからないので攻略サイトを見てみたところ、以下とのことでした。
- アルバムイベントの後、みんなでハグするイベントが見られる。
以上をもってひきこもりルートとしてのシナリオは一応終わりとなり、以降は完全に自由行動となる。
(「ONE DAY LEFT...(ひきこもりルート・冒頭)」、OMORI 攻略Wiki、2023年1月29日最終確認)
えっ このひきこもり三日間を経て見られるエンディング、1種類なんですか!?!?!?!?!?!?
サニールートの方では「情報が全部出揃いましたが、ここからどう落とし前を付ける?」という感じの、これまでばら撒いた情報全部集めてどう終盤に向かっていくかというカタルシスがありましたが、それと同様の何らかのエンドマークを期待すると思いっきり肩透かしを食った感じになります。
一方、このひきこもりルートだと、「あと2日……」の時点で入れるようになるブラックスペースの問答で、結構サニールート「あと1日……」の対希死念慮戦、My timeのエンディング時に出てくる要素が見られるんですよね。
“真相”に肉薄した2日目のブラックスペースで真相と向き合わないことを選んだ結果、ひきこもりルートでは「あと1日……」の開始時点で夢の中では大団円を迎えていますので、後はエンドロールないしボーナスステージでしかない、という整理は十分に理解できます。話の構造としてはむしろ、自然ですね……。
*1:とはいえ必要なブラックキーをフルコンプするには、この時点でエリアに入ってすらいないかざぐるまいっぱいのエリアに行く必要があるので、「ブラックスペースを全部集めていると見ることができない分岐」があったところで、今後そこまで問題はない予定です。
*2:サニールート攻略時は何故か迷わずに行けた。何故?
*3:OMORI日記(初見~サニールートエンディングまで) - tanpa 脚注4
*4:とはいえ、現実世界でこれに類する声掛けが発生することってあるんでしょうか? プロムをやるような年頃になるまで、あの夏休みのような「サイコーの日々」が続いていればありうる声かけではあるかもしれません。それに、そもそも「サイコーの日々」の延長を夢の世界でやっているんだから、マリからのこの声掛けは何も間違ってないんですけど、先にサニールートをプレイしたことでこの日常が決定的に損なわれていることをプレイヤー(わたし)は知っているので、その上で、夢の中で日常を続けている質感にもどかしいような、いじらしいようなものを感じ、どんな顔をすればいいのかわからなくなってるのかもしれないですね。