コンピューターRPG「OMORI」のプレイ記録です(内容は随時更新されます→2023/1/15 サニールートのエンディングまでたどり着いたため、この記事での更新は終了します。)
→1/20 別ルートのプレイ日記をつけはじめました。
※ストーリーのネタバレを含みます※
2022年12月25日
ネバーエンディングナイトメア実況を機に↑の方を知り、Undertaleとドキドキ文芸部実況を見て面白いなと思っていたところ、OMORIの実況動画が投稿され始めました。#2まで見た。
ここから自分語りになりますが、
かなり画面酔いをする体質の上、あらゆるゲームを楽しむための要素である「トライアンドエラー」を苦痛に感じるメンタルをしており、コンシューマーゲームはもっぱら実況を見る専、あらゆるソシャゲにはそもそも触らない or 触ったところで大抵脱落している者ですが*1、
昨今Vtuberの目覚ましい隆盛と共に、「プレイングスキルの紹介」以上に「プレイ主の反応」を全面に押し出した実況動画が激増。
ゲームのストーリーや雰囲気に関心があるが、「それを見た他人の反応」には微塵も興味がない勢としてはこれもあって、奇声を発する3D人体動画を掻き分けてまでわざわざ好きなタイプの実況動画を探し、話題ゲームや若干関心を持ったゲームのシナリオを知ろうとしなくなっていた。
精神科医と旅するシリーズの実況が出ている「Undertale」と「ドキドキ文芸部」はLatticeさん*2の動画を通して知り、↑の方の動画も楽しんでみていたのですが、OMORIは他でゲーム実況を見たことがなく、「時々Twitterでオタクのアカウントが呻いているのを見る」程度の知識しかない。
私は“自分が回答を知っている状態”で「精神科医と行く~」シリーズを見るのが好きなので、OMORIも事前に予習したいところでしたが、検索結果に並居るサイトは「!!ネタバレ厳禁!!」「何か言うと全部ネタバレになるので何も言えない」という感じのものが多くゲーム難易度もあらすじも全く不明なところ、丁度Steamでセールになっているのを見たので購入した。
〇事前知識:ほぼない
購入前に販促ムービーも見ていない状態。
Twitterにいるオタクのいいね欄で時々、「可愛いキャラクターが血まみれになってるファンフィクション」を見ているので、多分、血が出るんでしょうね……という予測はしている。
Yuppie psychoを買ってくれた妹が言うことには、「ゆめにっきとかアンテとかに似てる」「シナリオが長すぎてだるくなったから途中で辞めた」という感じだった。
前述の「Yuppie Psycho」以外でRPG要素がある(と思う)ゲームとしては「Ib」、「ファウストの悪夢」、「Re:Kinder」等は、攻略サイトを見つつ何とか自分でプレイをしたことがある。
「精神科医と旅する~」#2でちょっと出てきた戦闘シーンを見るに、そこまで戦闘難易度は高くないのではないか? ダメだったらまあ積めば良いでしょう。
プロローグ・ホワイトスペース
オタクは同人誌の表紙に紙吹雪が飛んでるの、大好きですからね。(主観)
序盤の子供たちの掛け合いが可愛い。
グラジオラスに喩えられた子供とサボテンに喩えられた子供(確かケルくん)の喧嘩が可愛いですし、ちょっとお兄ちゃんっぽい子とマリちゃんの「面倒を見るお兄さんお姉さんだけどまだ幼い」感じの掛け合いも可愛いです。
この辺りのファンフィクションピクチャーをず~~~っと検索したいんですけど、そんなことしたらたぶんネタバレを踏むと思うので控えている。
一方で、お兄ちゃん的な子がいつも泣きそうな顔で笑うのが気にかかる。オタクなので。
あの笑い方をする男の子は彼自身が儚くなるか、電脳コイルのハラケンみたいなことになると思うので、その、今後、マリちゃんの身に何か起きるんじゃないですか?
|
この後一回ホワイトスペース外に出てからもう一回ここに来ると、おそらくバジルくんを象徴する花になるのであろう右奥のひまわりが枯れてるんですけど、バジルくんの身は大丈夫なんですか? まあ一本ぐらい枯れたところで、ひまわり自体は残り11本あるから大丈夫か……。
ちなみに、以前オタクのいいね欄を見ている時にこのバジルくんと首吊りの縄が一緒に書かれているシーンが多かったり、「バジルくんをころさないで」という文言を見たことがあるので、ストーリーの途上でこの子はちょっとどうにかなるんじゃないか? という予想は立っています。マリちゃんと同じぐらい死相が出てる*3。
一方でバジルくんっぽい子はゲーム開始時点にも後ろ姿が出てきますし、このゲームシナリオのサブ主人公・何ならヒロインぐらいの立ち位置になるんじゃないかと予測しているのもあります。
バジルくんはゲーム中で「マリちゃんにあこがれる」的なことを言っているので、彼は将来「マリちゃん」のポジションに入り、オモリくんと並びたかったのかな……というようなことを考えました。
プロローグ・ホワイトスペース外
|
急に無限列車編みたいになってびっくりしました。
オモリくんが無限列車編をした後、急に名前入力画面が出て来てオタクはびっくりした。オモリくんが主人公じゃないんですか?
ただ、サニーくんはオモリくんと顔立ちが似ていましたが何となく「成長」を感じましたので、多分オモリくんが成長してサニーくんになるのかな……と思いました。
この時点でケルくんは街に残っているようで、オモリくんに電話を掛けてきているそうです。
この後ド夜中なのにマリちゃんがお家に来た(ドアは開けなかった)んですけど、やっぱりマリちゃんってどうにかなっちゃってますかね?
この後二度寝してホワイトスペースに戻り、行方不明のバジルくんを探して右往左往してたら画面酔いが酷くなったので切り上げました。
FE風花雪月だったら三か月分ぐらいストーリーが進んだ手応えがあるのですが、まだプロローグなんだ……。
12月26日
プロローグ・イセカイ~廃品投棄場
バジルくんがマジで見つからなくて、ヒロビロ森で画面酔いをした後廃品投棄場でもしっかり画面酔いをし、もう実況見るかな……と思いながらネットで攻略を検索したところ、「廃品投棄場を捜索する」という方向性に間違いはないことを知ったので再開。
イセカイに行く前梯子を上っている途中にケルくんがペットロックのヘクトールを落とすんですけど、梯子を下りても「ただの石」しかなかったです。
あの高さから石落とすと結構危険だと思うんですけど、大丈夫なんでしょうか?
この動く歩道エリアが一番の画面酔いポイントでした。
このあたりからAボタン長押しでリーダー交代!ができるようになるんですが、個別のイラストがあってめっちゃ可愛い~~~~~~キャラクター関係性オタクの心を擽ります。全部スクショしたい 間に合わないんですけれども。
ここの人影、「過去のオモリくん」にしてはちょっとオモリくんと似てない気がするんですけど、サニーくんの時間軸ではもう亡くなっているだろうマリちゃんの影にしては髪が短いんだよな……ということを思っています。
このあと人影を追って草原なんだかくさむらなんだか森なんだかの奥に行き、農場っぽいところに入るんですけど、そのシーンでちょっと『羊たちの沈黙』を思い出しました。
|
マリちゃん、「誰かに預けられていた」とか、「虐待を受けていた」とかいう過去があったりしますか?
今のところオモリくん時間軸では一点の曇りもないお姉ちゃんキャラ、サニーくん時間軸では推定死者(ド夜中に尋ねてくる辺り何ならエネミー化しててもおかしくないのでは)ですが……
あと3日……
私は成長したケルの立ち絵を見た過ぎてサニーくんの気持ちも考えずにドアを開けたオタクですが、どうやらこのあたりで「ひきこもりルート」と「通常ルート」の分岐が発生しているようです。
オモリくんの時空に度々存在する「見たことがある人の写真(の祭壇)」、マリちゃんの祭壇ではないか……?とオタクは邪推しています。
25日の私が生死を危ぶんでいたバジルくん、および死かハラケン化を予想していたヒロくんも無事でした。
オーブリーちゃんはお父さんも亡くなってしまって大変だったようでグレていらっしゃいますが、髪の毛を大好きなピンクにしているのが可愛いですね。
彼女については、教会マップに配置されている推定牧師が彼女に対して受容の姿勢を見せている点に一抹の救済を感じるオタクですが、果たして……? というところはあります。まだわからないことが多いので……。
現時点で出ている情報だと
「マリちゃんとお父さんの死でオーブリーちゃんはグレた」
「マリちゃんの死によって?サニーくんは四年ぐらい引きこもりをしていた」
「ヒロくんは医大に行った」
「ケルくんは痩せている*5」
なんですけど、確定肉親のサニーくんは兎も角、オーブリーちゃんが結構引き摺っているマリちゃんの死ってどんな……? というのがあります。
「プロローグのホワイトスペース外に首吊り縄があること」や周囲が結構ばたばたしているというか、気に病んでいるとすると何だ、自殺か……?というのを感じなくはないんですけど、
マリちゃん自身のパーソナリティが全くわからないのと、自殺となるとサニーくんのお母さんの対応(ほったらかし)がちょっと不自然じゃないか(家庭のことなんて個別性の極みなので「そういうもの」であればそうでしょうし、或いは「子供を主人公にするゲームにおいて保護者は邪魔者でしかない」というシナリオ上の都合もありましょうが……)
他、「誘拐等の事件に巻き込まれて死亡(だからプロローグのサニーくんが階段を降り切ると「外から帰ってこようとする」)」というのを現時点で想定しています。
これはイセカイからの帰りに人影が吸い込まれていった『羊たちの沈黙』みたいな農場に引き摺られた突拍子もない妄想でしかないです。そうあってくれ。サニーくんを見る目がフラテルニテになってしまうので……。
12月27日
あと3日……:サニーくんパート
サニーくんとバジルくん、二人でマリちゃんのことを階段から突き落として殺したりしていますか?
あるいは「サニーくんがマリちゃんを階段から突き落としたシーン」を、バジルくんがうっかり撮影してしまう→共犯関係 のような……ものが……?
あと3日……:ヒバナの森~スウィートハートダンジョン
一回サニーくん時空(ドルが流通する社会)を体験した後だと、
「バトル用の武器がその辺に落ちてて」「柔い敵を倒せばお金が貰える」上、「スイカ割りをするとアイテムが手に入る(アイテム入手に必ずしも課金の必要がない)」オモリくん時空のゲームってめちゃめちゃ楽しいな……ということを思いました。
↑「空想世界で打ち込むゲームの方が面白い」というコンセプトでちょっと思い出した。
25日時点で「オモリくんって結構口悪いんじゃないか?」と思ってたオタクですが、
その後彼が「ばかにする」という技を覚えていたので、オモリくん(幼サニーくん)はたぶん普段無口→たまに口を開くとドギツイことを言うタイプなんじゃないかと推測しました。永沢くんみたいだね。
|
ヒロくんとマリちゃんが真剣交際していたとすると、マリちゃんはその後四年間で故人となってしまう上、何となれば弟に殺された疑惑まで出てきているんですが、当時のヒロくんがどんな感じなのか回想されたりしますか?
このゲームはおそらくサニーくんの話なので、ヒロくんの顔色を見る程の余裕は無いかもしれませんが……(何となれば、その時点までヒロマリの“お付き合い”が続いていないかもしれませんし……)
12月28日
あと3日……:スウィートハート城
ナエモグ村(というか、苗モグラの存在)、Undertaleで言うところのTemmie!かと思ってたんですけど、Temmieにしては結構死生観が妙にシビア 苗モグラ本体のステータスの低さ故の命の軽さが感じられて良いなとオタクは思いました。
スウィートハート ドット絵見てる段階だと「ゆうて等身は苗モグラなのかな」と思ってたんですけど、め~~~~~っちゃめちゃ激マブでオタクは戦慄
ちなみに、スウィートハート戦のモーニングスターを振り回す全体攻撃がキツくてヨミジャムパックが枯渇・「力を合わせて攻撃!」をしようにも、ヨミジャムを塗ってトーストになったお友達がモーニングスターにぶつかって即トーストに戻っちゃうので、
結局オモリくんのスキル「悲しいポエム」をオモリくんに掛けてオモリくんの感情状態を「しょんぼり」に→オモリくんのスキル「刺す」を使ってスウィートハートのHPを削る(しょんぼり状態なのでスウィートハートの攻撃も結構耐えられる)という、なんか、チームプレーもクソもない単独戦法で戦いきってしまい、ちょっと気まずくなる等しました。
お友達と力を合わせて絆を深めるところ……一人で……
あと3日……:地下図書館
スウィートハートリアリティ番組の舞台にブチ開けられた大穴から下に落ちると入れる地下図書館で、仲良し面子の過去に関するもの……と思われるテキストを見られるんですが、名前が全部白抜きになっていて一見して誰が誰だかわからないようになっています。
一方で、□の個数はわかるのでそこから「誰のエピソード」かを類推することは可能かも……ということを思いながら、オタクは昨日深夜三時頃に就寝しました。
「サニー」くんの名前は可変なので、おそらくこの図書館で見られるテキスト中の「□」はおそらく「サニー」くん
他の「□□□~」には、空欄に当て嵌まる字数の名前を持つキャラを代入してみると*6、地下図書館で私が見ることが出来たテキストは以下の通りです。
(砂浜に行った帰り)
「バジルがこっくりこっくりしていると思ったら、やがて全員すやすやと眠った。」
「夕暮れ、サニーが寝たまま頭をオーブリーの肩に乗せるように姿勢を変えた。突然のことにオーブリー*7は起きたのだが、目を開けはしなかった。」
「彼は寝たふりをして、道路の音を聞きながら、ゆっくり呼吸を整えた。」
「彼は今、幸せだ。とても、とても幸せだ…… そして彼は自分に誓った。何があっても、この日を絶対に忘れないと。」*8
「ジュースがこぼれて、カーペットに染み渡った。」
「そこに立っていたのは、開いたジュースパックを持っているケルだった。」
「周りを見回すと、みんな、やれやれと言わんばかりの表情で彼を見ていた。彼は申し訳なさそうな顔で空笑いをした。」
「そしてケルは隙を見計らい、一瞬にして玄関から飛び出していった。」
「小さな黒猫*9がジュースのシミの上を歩き、べとべとの足跡を家中につけた。」
「オーブリーは顔を真っ赤にしてケルの名前を呼んだが、ケルはすでに逃げ出していた。」
「□□(誰? 文脈で判断ができない)はオーブリー*10にウェットティッシュを渡した。」
「ここを片付けようとするのは、この二人だけ……*11早く拭かないとシミが残ってしまう。ケルには、あとでたっぷりお説教をするとしよう……」
「今年、サニーは運よく窓際の席を割り当てられた。サニーは毎日、授業の時に窓の外を眺めていた。揺れる木の陰や、流れゆく雲の形を眺め続けた。」
「彼は旅をした……自分の世界、自分の物語、自分の冒険に出掛けた。」
「それが習慣になった。夢中になりやすく、時間もあっという間に過ぎて行った。」
「今日もいつもと同じように見ていた。サニーはポカンとした顔で小さな窓の外に流れる雲を眺めた。」
「そしたら、サニーは突然背中を叩かれ、素敵な空間から引きずり出された。サニーは窓から目を離した。」
「ケルはにっこりと笑った。身振り手振りで授業の終わりとお昼の始まりを伝えた。今日はピザが食べられるらしいから、全部なくなる前に急いで食堂に行かなければならなかったのだ。」
「サニーは腹を鳴らした。最後にもう一度だけ、窓の外を見た。」
「今回の冒険の続きは、また明日にすることにした。」
「夕方。変わった石像が湖を見守るように立っていた。つくられた冬至は大事な意味が込められていたかもしれないが、今では彫刻された文字が掠れて読めなくなっていた。」
「どっちにしろ、今日の来客には関係ない話だった。彼らにとっては、この石像はただの飛び板に過ぎなかったのだから。」
「まずは兄弟*12が飛び込んでいった。」
「ケルが先に飛んだ。次はヒロが飛び、ケルがまた飛び、ヒロがまた飛んだ。*13」
「兄弟は上機嫌のようで、サニーにも飛ぼうと勧めた。長考の末、サニーはうなずいた。」
「サニーは足を引きずりながら石像を上り、湖を見下ろした。心臓がバクバクしていた。耳鳴りもした。」
「脚をぶるぶると震わせながら、サニーは体制*14を崩さないようにと目を閉じて深呼吸をして集中してみたが……」
「肩に何かが動いているのを感じた。目を開けたら、黒いクモがそこにいた。」
「その瞬間、サニーは狂ったように自分の体を湖に投げ入れた。鼻に水が入った。手足を動かし必死にもがいたが、水の力は強かった。」
「自分はこんなにも弱くて、何もできない……彼はそう思った。」
「サニーはゆっくり目を閉じ…… 兄弟が助けに来るのを待った。」*15
「今日はみんなが遊びに来てる。土曜日の朝が待ち遠しい。」
「7時から11時まで、仲良しの6人組でお手製の朝ご飯を食べながらテレビを一緒に見る。」
「毎週のお楽しみだ。」
「サニーは時計を見た。8時だ。あと2時間。」
「10時に先生が来る。それまではみんなと一緒に観れる。」
「サニーは顔をしかめた。楽しい趣味のはずが生活の邪魔になりつつあった。」
「今までならこの時間はみんなと一緒にテレビを観る時間だったのに、今は一人だけ観れなくなったのだ。」
「最後の一時間も、みんなと観られたらいいのに。」
「バイオリンなんて、辞めてしまいたい……」
この後図書館右側に「黒い裂け目」
左側に「空洞の場所」があるのですが、
右側の「黒い裂け目」を覗き込んだら、バジルくんがなんか黒いアレ*16に怯えるムービーが表示され、その後ホワイトスペースに戻されてしまいました。
あと2日……
今日も起床一発目からケルくんが迎えに来てくれましたが、毎回「ドアを開けるか否か」の選択が挟まるのヒリヒリします。
ドアを開けなかったら、どうなるのかな…………という気持ちが、こう、ムクムクと……マルチエンディングがそこで分岐するのか否か存じ上げないのですが……。
ケルくんはマリちゃんの墓前で一回しかヒロの話をしてくれないので一言一句違わずとはいかないんですけれども、彼によると「ヒロはマリの死に責任を感じてると思うんだ。」とのことです。
推定彼女の死に「責任を感じる」とまで言わしめるとすれば、マリの死因はやはり「自殺」か、或いは「(ヒロとデート等でお出かけをした帰り等に)事件に巻き込まれて失踪・死亡」かな……と推測しています。現時点ではよくわかりませんが……。
1ページ目のお姉ちゃんが一番怖いの「それっぽい」質感があって良いですし、
3ページ目のサニーくんが一番ヤバくて草。
12月29日
あと2日……
対オーブリーと新しいお友達戦 サニーくんは素手なのでふつ~に負けた(ケルくんがナイフを返してくれる√、ありますか?)しそのまま話は進んだんですけど、ここ勝って話が進むルートってあるんですか? 或いはどうあっても負けるのか。
あと2日……(就寝後):誰もいない
ここでマリちゃんと仲間になった後に泳がずに走り回っていると、マリが「ちょっとゆっくり歩いて」「膝が悪いのは知っているでしょう?」というようなことを言ったんですけど、スクショできなかった。マリは膝が悪いようです。
あと2日……:サイゴノ楽園~水中高速道路
これまでブラックキーのこと「金のエンゼル銀のエンゼル」ぐらいの気軽な気持ちで収集していましたが、これもしかして集めるとヤバいもの(呪物)だったりしますか?
|
マリちゃんの首吊り現場を目撃してしまい、サニーくんは心の傷を負った展開なんでしょうか?(妄想)
わたくしsayoriの現場を目撃してしまってから一週間ぐらい頭痛に悩まされた者としましては、擬似架空幼馴染でああなるんだから、肉親のそれになるともうとんでもないな……という連想はできなくもない感じです 家庭環境って個別性の極みなので、何とも言えませんが……
|
攻略サイトを見たところ、両サイドのワニを一撃で狩り切るには「推奨レベル20」と書いてあったので、オーブリーちゃんに本を持たせてホテルでワニ狩りをしました。
ケルくんと連携攻撃でオモリくんをるんるん状態*17にする→スキル「切り刻む」で実質ラッキースライサーにする戦法にこのあたりで気づきました。
しょんぼりオモリくんで「刺す」だと「悲しいポエム」で戦闘初手1ターン目を使ってしまいますが、連携攻撃を利用したこの戦法であれば初手から切り刻めるので1ターン分お得。
とはいえ、スイートハートさんのところではモーニングスター攻撃を耐える必要があったので、しょんぼり戦法で正解だったかなとも思います。いやあ、絆重視のRPG的には間違いの単騎掛けですが……
|
水中高速道路を無課金で進むために洞窟進んでたら急激に画面酔いが進行したんですけど、マリちゃん?が出てくるまで結構間が空いたので、ゲロ吐きそうだけどセーブしないことには死んでも止められない状況が発生していました。
単に画面酔いだけでなく、たぶん一時間ぐらいレベル上げしているので、「やりすぎ」というのもあると思う。
早くあの「仲良し6人組」に何があったのか知りたいです。頼む!!
12月30日
あと2日……:オクブカ井戸~ハンフリー
サニー君側が結構関心なさそうだったので*18、バジルくんが勝手に懐いてるのかな……と思っていました。
ネコ、ガラス触った瞬間なんかスゲーのが出て来て終わりましたし、ガラス触ってなくても終わった。
攻略見てなかったら「ハンフリーのパズル」か「ネコ」でゲーム積んで実況見出してたと思います。
~スペシャルサンクス~
それにしてもなんですけど、
マップがこのテンションで畳みかけてくるので、
そろそろ夢のような仲良し冒険の話が終わって、「見えてくるのかな、“真相”って奴が……」「聴かせてくれよ――論理(ロジック)の律動(リズム)を...」などと思いながらゲームを進めていくじゃないですか。
これは何!?!?!??????????????????
オモリくん精通イベントですか?????????????
|
「オクブカ井戸」「シンエン井戸」のマップ名が原文でどのように表されているかは不明なんですけど、「イド」と同音だから「井戸」というマップ名であるとすると*19、人間の無意識の根っこにあるのは性欲だぜ!というフロイト辺りがしそうな説明に則った構成ということになっているんでしょうか。
このあたりまで進んだ先生のことちょっと見たいですね
|
|
『わたしを離さないで』中のルースは、作中主人公であるキャシーの親友で結構わがまま放題の女の子、キャシーがちょっといい雰囲気になっていた相手の子を寝取ってラブラブカップルを演じ、彼らの長くはない人生において後の人間関係にわだかまりを残す主因になるキャラクターなんですけど、
『わたしを離さないで』の作中世界、および主人公たちを取り巻く極めて抑圧的な環境下*20において、ルースの「気ままな振る舞い」は、行き詰まった彼らの現実を忘れさせ、日々に潤いを与える要因であったために彼女は「愛されキャラ」だった というような『わたしを離さないで』の解説文を、インターネットだったか本書あとがきだったかで見た覚えがあり、
破天荒でわがままなスイートハートのふるまいも、ヘッドスペース=オモリくんの世界の限界点である「夢見人の想像力」を超える振る舞いをすることがあるという点で、「愛されキャラ」としてサニーくんの脳内で処理されるキャラなのだろうかと……いうことをちょっと考えながらバトルをしていました。
なお、オモリくんの精通イベントに二回ありのままの姿でチャレンジしたところ、普通に負けて海の魔女のペット生活ルートに分岐。
攻略サイトによると、「ここではヒロのスキル「おやつタイム」で万全に備えよう!」ということだったんですけど、うちのイケメンはそんなスキル覚えていなかったので、仕方なくイケメンに本を持たせてハンフリー内部でのレベル上げに勤しんだ結果*21、イケメンは「とりこにする」を覚えました。震えあがるようなイケメン。
以下はオタクがこれまでストーリーをスクショしてきての妄想なんですけど、
例えば、音楽室がサニーくんの家の地下にあるとすると、音楽室までの道行でちょっとよろけてマリを突き落としてしまった 等の事故によってサニーくんはマリを“殺して”しまっており、そのことを知っているのはバジルくんのみ(対外的にはサニーくんが関わらない事故として処理?)
→サニーくんは「マリを殺した」罪悪感に苛まれるものの、死人が既に出ており「秘密」とされた事故?の真相を明かすわけにもいかず、自分の内側に引きこもりがちになり……というあらすじを妄想しました。
これだと「ヒロはマリの死に責任を感じていたんだと思う」というケルくん(現実世界)の証言と整合性がちょっと取れませんし、他の証拠がまだそろってないので何とも言えませんが……
オタクの妄想でした。
ここで「ホワイトスペースに戻る」選択ができるんですけど、
現時点で既に、攻略サイトから「どこに残りのブラックキーがあるのか」を把握してしまっていることもあり、ここではホワイトスペースに戻らずキーボードを集めに行ってしまいました。
しかし「ここでホワイトスペースに戻るとどうなるのか」は若干見たさがあるのでセーブを分けましたが、それにしてもセーブスロットが少ない(6個) 100個ぐらい作ってくれ
12月31日
あと2日:ブラックスペース
失礼しました。懐かしくなってしまいました。
わたしはデリカシーがあんまりないオタクなので、ここで鍵を貰う側から扉という扉を開けて回ったんですけど、二次創作カップリングをすることに慣れている脳からの感想としましては、「オモバジ*24夢十夜……」という感想を得ました。
|
ルッコラを栽培しはじめた話 pic.twitter.com/1PpkGmGxTE
— 川尻こだま (@kakeakami) 2021年6月14日
|
過去のサニーくんが作り出した内側世界が現在のオモリくん(サニーくん)よりも「強くなっている」から、現在のオモリくんが夢の思うままに執行人として動いてしまうのか、サニーくん自身が「過去と向き合うこと」を良しとしていないのか どっちですか?
「(深層部分の証言を聞くために)バジルくんを助けようね!」という一心の気持ちで湖に飛び込んだりどう考えても怪しい赤い窓に突っ込んで行ったりしたプレーヤーは、なにもわかんなくなっちゃった
一番プレイヤー(が操作するキャラクター)に対して敵意を向けて来そうなのはオモリくん(サニーくん)なんですけど、プレイアブルキャラがオモリくん(サニーくん)なんだよな 何を警戒すればいい?(感情状態:びくびく)
あと1日……
推しカプの公式同衾新規絵(危うい思春期……) オタク、狂っちゃうんですけど
「疲れて上で寝ちゃう」わけないだろ いいかげんにしろ!!!!!!(狂)
2023年1月13日
あと1日……
新型コロナウイルス感染症を発症し、カス業務マーチを乗り切る心の支えと楽しみにしていた海外研修がブチ消える可哀想な年始を過ごしている間に、結構日が開いちゃったな~と思いながら久しぶりにOMORIを起動したら
前回が結構前(年末)なので、色々忘れてるな~と思いながら街マップをうろついていましたが、そう言えば「オーブリーとも和解できたし、この街でサニーが過ごす最後の1日、好きなように過ごそう!」という感じになっていましたね。
ここはスクショしそこなったんですけど、ヒロくんに処理後の蜘蛛を見せてからトイレで流してきて「ほら~魔法みたいだろ」と言うのがオタク心を擽ってよかったです。
パーフェクトダーリン通常運転のヒロくんがクモに接した時のみ、弟のケルくんの方がパーフェクトダーリン運転をするんだなというのが、こう……。
|
ここで聞ける打ち明け話によると、
発表会当日、ツリーハウスの手前にある木でマリが首を吊って自殺した。
その後サニーくんとバジルくんは引きこもり、
ヒロくんはその後いっとき籠り切りになってから勉強に逃避、
ケルくんはスポーツに逃避して新しい友人を作り、
その後父を失ったオーブリーちゃんは寂しさを抱えていた。
オーブリーちゃんがバジルくんに突っかかっていたのは、一度声をかけて二人で勉強会をした時、バジルくんの部屋で見つけたアルバムの写真が黒いマッキーで塗りつぶされていたから。
「マリちゃんの遺体を発見した時現場で写真を撮っていた」ぐらいのエピソードが来るかと思っていたオタクはあ、そっか……と肩の力が抜けました。
ところで、12月30日時点の私は以下のような妄想をしているんですけれども、
例えば、音楽室がサニーくんの家の地下にあるとすると、音楽室までの道行でちょっとよろけてマリを突き落としてしまった 等の事故によってサニーくんはマリを“殺して”しまっており、そのことを知っているのはバジルくんのみ(対外的にはサニーくんが関わらない事故として処理?)
→サニーくんは「マリを殺した」罪悪感に苛まれるものの、死人が既に出ており「秘密」とされた事故?の真相を明かすわけにもいかず、自分の内側に引きこもりがちになり……というあらすじを妄想しました。
これだと「ヒロはマリの死に責任を感じていたんだと思う」というケルくん(現実世界)の証言と整合性がちょっと取れませんし、他の証拠がまだそろってないので何とも言えませんが……(12月30日「あと2日……:オクブカ井戸~ハンフリー」 OMORI日記 - tanpa)
現時点で明らかになっていることだと、マリの死因は「自殺」
であれば、肉親のサニーくんがダメージを喰らってる・交際相手であったヒロくんの自責の念が強いのはわかるんですけど、バジルくんの罪悪感はどこに関わっているんでしょうか? 自殺現場の写真を撮ってしまった訳でもなさそうですし。
ここから「みんなでバジルくん家に行こう!」という話の流れになりますが、ここでプレイヤーは、
「まだあるんだろう? 明かされていない少年たちの「罪」が……」
「聴かせてくれよ――論理(ロジック)の律動(リズム)を...」
という調子で、軽率に夢世界へ
|
???(バジルくんのお家での就寝以降)
少年たちの罪 まだあるよなぁ!? という勢いでプレイしていましたが、実際「そう」ですとお出しされると 何あれ みそスープ
|
階段上での何でもない会話があり、(もしかすると、バジルくんが写真撮影をしていることに気付いて、)マリに抱き着かれたのを恥ずかしがってか、サニーくんが突き飛ばしたところ、そこは階段。マリの死因は階段からの転落死*25
突然のことに動揺し、(おそらくすでに息をしていない)マリを寝かせたベッドの傍に蹲るサニーくんを庇うため、バジルくんは「首吊り自殺の偽装」を提案し、これを二人で実行した。
しかし、仮にバジルくんとサニーくんが「首吊り自殺を偽装」した時点でマリが本当に死んだのであれば(マリを殺したことになるので精神衛生の状況としてはより悪いとはいえ)医者は誤魔化せますが、
マリの本当の死因が「転落死」だとすれば、医者はその点には当然気付くだろうし、それは医者から両親に対して伝えられただろう。
おそらく、サニーくんの親はマリの死因が自殺ではないことに気付いている。
「あと3日……」の時点から母親、引きこもりのサニーくんをほったらかしてどこぶらついてるんだ……(子供を主役とするゲームにおける「保護者」って邪魔ものなので、やたら放任主義の親は「フィクションあるある」ですが……)と思っていましたが、こうなってしまうと、この妙なよそよそしさに説明がつく。
最愛の娘を殺し、その死を自殺に偽装した最愛の息子に、どう接すればいいのか?
サニーくんの脳内世界に存在する「マリ」の要素はおそらく「サニーくんに対する害意はない」「致命的な結果をもたらすものではない」んですけど、
戦闘中画面下部のバーに表示させる「きっとうまくいく」は、マリの死因を偽装する時にバジルくんが言った言葉であり、この戦闘はマリの要素(なんか黒いアレ)がありつつマリの管轄ではないのでもしかすると、これで、バジルくんをどうにかしてしまったりしたことに、なるんでしょうか、私は……
また、この戦闘中のバジルくんのセリフから、「サニーくんがバジルくんのアルバムの写真を黒く塗りつぶした(が、サニーくんがやったと思われたくなくてバジルくんは黙っていた)」というのもあり、
プレイヤーの視点からだと、サニーくん本人がどういうパーソナリティをしているのかがいまいちよくわからない(実は解離性同一障害的な、所謂多重人格の症状を患っているとか……)のはありつつ、
仮にサニーくんが特段解離性の症状を患っていない、彼のパーソナリティは1つ、無意識のうちに異なる人格によって記憶にない行動を取ったりはしないという前提の上に立てば、
サニーくんはマリを愛しており、殺す理由はなかった。
サニーくんが抱き着こうとする彼女を振り払ったことによるマリの転落死は、本当に事故なのだろうと思う。おそらく。抱き着こうとする姉を振り払うという行動は理解できる。恥ずかしいお年頃だもんね。
階段から転落し頭から血を流すマリを、自分の部屋のお布団に入れるという行動も理解できる。
実際取り返しのつかないことを「やらかした」時、気が動転した人間は得てしてまともな行動をとることが出来ない。
その後だ。
バジルくんは、サニーくんが「マリを殺した」という謗りを受けかねないことから守るため、マリの死因を偽装することを提案した。これもかなり頭が良いというか、冷静な判断だな……とは思うが、とんでもないことを言っているわけではない。
彼はマリが既に死んでいることを理解し、その上で、サニーくんをどうにか守ろうとした*26。
サニーくんの両親はそれを看過した。これもある意味では、サニーくんを守るためです。たった一人の娘が死に、この上でさらにたった一人の息子を失いたくない。これも、心情としては何ら突飛なことはないと思う。
しかし、マリは死んでしまい、マリが実際に何を思っていたかは今となってはわからないが、マリが生きていた時の方が、彼らの世界は格段に良かっただろうと、たぶんサニーくんは思っている*27。
サニーくんの夢の中の「マリ」は、一貫してサニーくんの味方をしてくれるが、それは当然のことだ。
サニーくんの頭の中のマリは、サニーくんが(おそらくは事故で)殺してしまう前のマリなので、サニーくんに殺されたことを踏まえ、その上でサニーくを憎んでも許してもくれない。
ここで人生の半分以上を二次創作で食い潰しているオタクの感想で申し訳ないのですが、「忘却の香水を完成させた結果自分の正体も忘れ、失踪した双子の妹を探して荘園まで来ちゃった調香師*28の二次創作」を読んだ時の読後感に近いものを得た*29
これまでプレイヤーことオタクは、サニーくんの過去を知らず、彼の世界におけるダークな部分の原因が「わからない」から、それを知ろうと思ってここまでプレイを進めてきた
んですけど
こうやって全てを思い出して、どうよ。
どうするよ? これから。
|
マリが自分で自分を殺した(と周囲はそう思っている)のならば、「マリはサニーくんが前向きな人生を送ることを望んでいるだろう。サニーくんが自分自身の人生を台無しにすることなんか決して望まないだろう」って、赤の他人も思います。作中から見ることのできるマリは、そういう人柄だった。
きっとサニーくんがマリを殺してしまったことを踏まえても、彼女はサニーくんを許すような人なんじゃないかと思います。「殺されてどう思った?」ということを、彼女の口からきくことは最早叶いませんが。
サニーくんがマリを事故で殺してしまったことを、マリは自殺したと思っているお友達の面々に打ち明けたとしても、まあ一瞬色々揺らぎますし、メンタルのダメージはありましょうが、ヒロ辺りは許すことを選んでくれそうですし、写真を塗りつぶされただけであれだけ怒ったオーブリーは、少し難しいのではないかと思いますが、ヒロのとりなしがあれば、赦しの芽はありそう。
でも、その赦しを、
ぼくたちのせいで苦しんできたぼくたちの友達にさらに強いるのは、あまりにも身勝手というものではないか?
とはいえ、バジルくんは「罪悪感を抑え込んでも漏れちゃう」というようなことを言っているので、バジルくんのメンタルを救うためには「彼が自分の罪だと思っているもの」を禊するため、おそらく「ぼくたちの友達」にこの罪、マリの死因の偽装を告白する必要がある。
でもそれは、今ようやくマリの死を乗り越えたお友達を余分に苦しめることになるのではないか?
お友達の精神衛生を考えれば、引っ越しをしたサニーくんが遠いところでそこそこに暮らしている風を装った方がいい。
そうなると、今罪悪感で自滅しそうになっているバジルくんを見捨てることになるのでしょうか。
その、サニーくんはどうしたいですか?
プレイヤーのオタクは、取り敢えずバジルくんを助けたけれど、彼が助かるためには、お友達に自分たちの罪を裁いてもらう必要があるのかも。
ここまでサニーくんの自我が強く出てくる場面が、記憶している限りだとあんまりなくて、オタクにはサニーくんがマリを愛していたこと、お友達を大事に思っているらしいことしかわからない。
となると、お友達にこれ以上の苦しみを与えることは良くないのではないかと思ってしまいますが、それは「お友達」を標榜する相手への裏切りになってしまうんでしょうか。
ちょっとグレた時の罪を吐露するだけであれだけ苦しんでいたオーブリーちゃんを前に、事の子細の自白をするのはちょっと、オタク的には躊躇われるかな……というのがありますが、サニーくんはどう思いますか?
こうなると、やっぱり初手で「隠そうとした」ことが響いてくる。
「マリが落ちた」と言って、誰かに頼ればよかった。でも、あの日はバタバタしていたと皆言っていますし、家にはしばらく誰も居なかったのかもしれない。
それにしたってマリの頭には当然外傷が残っていたのでしょうし、「マリの死因は自殺ではない」線で調査をしてくれた方が、まあ、経歴に傷はつくのでどっこいどっこいですけど、優しい心根のキャラクターたちがこうも苦しむことは無かったのかもしれない。
裁かれる罪ならまだマシですね。というか……
|
1月14日
???~エンディング(コンティニューする方)
(ここまでOMORIをプレイしたオタクの心境)
こっからどうやってなにがしかのエンディング=物語の解決に持っていくんですか?
取り返しがつかないこと(人の生き死に)と、それにまつわるサニーくんの罪を明らかにされた直後にそれ以前の幸福な日々を見せつけられてしまいオタクの脳内に禅院直哉がログインしましたが、そうは言ってもサニーくんが幸福だった過去を、呪いとしてではなく幸福だったものとして「思い出して」いる点で、これは前向きな心の有り様を描写したものではないでしょうか。
|
この解答アリ・アスターだなーって思うのは、愛する人にひどいことが起きるのが怖い、までは大勢が考えつくが「愛する人にひどいことが起きその責任を自分が負い、許してもらえない」まで想像してるとこ。誤解なのか、寝てる間に何かやっちゃうのか
— こりま (@korimakorima) 2023年1月11日
アリ・アスターの何に対する解答かもわからない(そもそもアリ・アスターが解答したのかどうかも確認していない)状態でリツイートされてきたツイートだけを見て、オタクは短絡的にOMORIのことを思い出したりしていました。
「愛することにひどいことが起きその責任を自分が負い、許してもらえない。」
希死念慮くんとのバトル、開始!
|
|
ここからは自分のこの話に対する吞み込み方になるんですけど、
(おそらくは事故で)マリを殺した事実を以て自分をガン詰めしようと、マリが戻ってきて助けてくれるわけでもなし、マリの死によって分岐した、「マリのいない/マリを殺してしまった後の人生」をどうにかする選択肢しかサニーくんには残されていない。
どこから分岐したのかよくわかりませんが、このルートをたどったサニーくんは無言で病院から出て行くようなこともなく*31、お友達の前で、おそらくは全てを告白するんですけど、
こうやってサニーくんが自分の行いを告白できるようになるまで≒サニーくんがマリの死を受け入れるまでの心の整理を、オクブカ井戸辺りからこのあたりまでずっと続けていたのかな、というようなことを思いました。
「マリのお弔いの話」としては、サニーくんもお友達もマリの死を受け入れ、ある種克服しているという点で、物語の主たるテーマ(以下ツイートで言うところのセントラルクエスチョン)は克服されているこれは、トゥルーエンドというか、グッドエンドと言えるのではないでしょうか? バジルくんがどう反応するかがちょっとよくわかりませんが……。
すごく良い説明だとは思うんですが、それぞれをバッドエンド、アンハッピーエンドと呼ぶかは自明ではないはず。
— 藍月要@6/1スニーカー文庫新作発売 (@kaname_aizuki) 2023年1月12日
「この人独自の定義だな」と思う人もいるけど、「へ〜、業界だとそういう分け方するのか」と取る人もいます。そして、後者は常識と思い込んで二次拡散してしまう。
結果、揉め事の種になる https://t.co/cAYt5ZKRbg
にしても、このルートでのバジルくんってどんな感じの容態だったんでしょうか? 死んではいなさそうですけど意識が戻っている風でもなさそう 大丈夫そ?
エンディングテーマの歌詞がサニーくんの状態だと仮定すると、サニーくんのメンタルもこう、引き続き良くない方向でずるずる引き続いていそうですが、今後の人生が幸せかどうかは彼の選択、いわば気の持ち方次第というようなことは作中でも繰り返されていますし、まあそういうことなんでしょう。大丈夫そ?
この歌詞、状態が悪くなりつつあるsayoriの独白を思い出すので心配なんですよね。
エンディング(コンティニューしない方)
この記事はOMORI既プレイユーザーのフォロワーの方から見守りを頂いているのですが、「みんなに聞いてほしいことがあるんだ」をやりましたというツイートをしたところ「コンティニューしない方もそれはそれでエンディングがあるので見てみてね」とのことでした。
Papers, Pleaseでも、任務に忠実で居続けると解放される制限時間なし入国管理モードとかありますよね、それだと思ったんですよ。
私は入国管理が大好きで、ゲームをプレイして最初にみたエンディングもこれでしたからね。終わらないミニゲームエンドには慣れたものですよ。いや、慣れたものではない。私は、Papers,Pleaseでしか見たことありませんけれど……
失礼しました、懐かしくなってしまって……
このエンディングテーマだけは、ゲームプレイする前から知ってるんですけど😠😠😠😠😠😠😠😠😠😠😠これが正規ルートってことですか!??!?!?!?!?!?😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡
直近で総括したストーリーの主眼(マリのお弔い)とかを考えると「これがトゥルーはないだろう」という理解はできるんですけど、事前情報がほとんどないままゲームをプレイしていた中で、唯一知っている(そして、このゲームのテーマソングのようなものだろうと推測していた)曲が、ここで流れたことに脳が動揺している。
これが、公式解答におけるトゥルーエンドなんですか? そんなことってあります!?!?
直近で見たエンディング(Good mourning!)も中々すっきりしない感じではありましたけど、積み上げてきたもの全てを回収する点ではやはりあの「おはよう!」「朝なかなか起きられなくて……」という、sayoriの独白を遠巻きに見るようなエンディングテーマが流れるあのエンディングこそが、トゥルーに近しいものだと思いたい。
その一方で、「My time」をもとより知っており、この曲がOMORIのテーマソングなのだろうと認識していた私の脳の方が「なるほど! 今見たものが正規のエンドロールですね!」という納得の仕方をしている。
違う! 違う筈だ いや、そうなのか? これが、トゥルーエンドなんですか?
これが正規エンドなんですか!?!?!? という傷を喰らった脳のまま、ヘタすると本当に10年ぶりぐらいに往年のゆめにっきアレンジ曲を開いて聞いたりしている。
以下はオタクがどのようにこのルートを呑み込んだかになりますが、
VS希死念慮戦で、サニーくんは「自分が他人から受けた(と感じられる思いやり)」をバイオリンという形で具象化して戦いますが、希死念慮サイドのオモリくんは、(事故であるにしても、自分の行いによって)愛していたし皆に愛されてもいた、彼女のいる時間は光のようであったマリを殺してしまった憤りや嘆き、やり場のない喪失感、のようなものをナイフとして携えているのだろう、たぶん。
このエンディングにおけるサニーくんの選択は、特に「あと3日……」以降交流のあった現実世界のケルを始め、「現実世界に残された友人たち」をいたく傷つける選択にはなりましょうが、しかし、オモリくんにとってそんなことは知ったこっちゃないのはそう。
サニーくんが消え、残ったオモリくんが感じられる/唯一はっきりと彼の手元に残っているものは、彼の痛みだけ。
自分の痛みを超越して「自分の行動によって他人がどう思うか」を気に掛ける程の心の余力が、サニー君には最早残っていなかった。
むしろ、「彼がしでかしたこと」を以て尚自分が存在しているこ事実自体が、自分が知覚できる周囲の人間すべてにとってマイナスに働いている(に違いない)という考えに押し負けたというか、そちらの気持ちの方が強かった。
本来であれば呪いになる筈ではなかった美しい思い出や善き人々の言葉というのが、結局痛みに晒され続けたサニーくん(≒オモリくん)を掬い上げるには能わなかった。
或いは、それはどこかのタイミングでサニーくんないしオモリくんを掬い上げるものだったかもしれないけれど、今となっては痛みが積み上がり過ぎて、手遅れになってしまった*32。というエンディングになるんでしょうかね。
これはだいぶ余談ですが、OMORI自体がストーリーの半分はオモリくん=サニーくんの脳内世界として進行するのもあり、その先にあるこのエンディングは「夢の世界を放浪し最後には操作キャラクターの投身によってゲームが終わる」ゆめにっきとの親和性・類似性が高いというか、たぶん、製作者の方も影響を受け、何ならここを目掛けてストーリーを組んだところだったりしませんか、ということを、素人のオタクは思いました。
1月15日
他のエンディング
14日までに見たエンディング以外にもエンディングがあるとフォロワーの方から情報があったので、どうせここまでやったのでという気持ちでエンディングを見に行きます、見ました。
というか、ここまでいっぱいエンド分岐があるゲームだと思っていませんでした。仲謀ルートですか?*33
|
バイオリンを修復せずに引っ越しエンド
寝違えて目覚めた段階でバジルくんに介入しないと、バジルくんが自殺をしてしまうようです。
私がバジルくんの視点をあんまり読めていないのはあるのですが、彼は罪悪感が具象化したマリもどきに追いつめられる(マリもどきを追い払おうとする結果、自らを傷つける→行き過ぎて自殺になってしまうという流れ)になるんでしょうか。これはバジルくんの現場を覗いたオタクの感想になります。
「OMORI」というのは作中世界におけるYAMAHAみたいな、楽器メーカーの社名として知られている言葉なのかもしれないですね。
マリが弾いていたピアノにも、恐らくはマリが転落死した際に台無しになってしまったバイオリンにも刻まれていたロゴなのかもしれない。
その名前で呼ばれるのキッツいな。夢の世界だというのに、オモリくんはちゃんと現実逃避できてるんですか?
|
エンディングテーマは他のエンディングではバジル戦後に入ったサイレンと救急車両の音
エンドロールは一応流れますが、エンドロール中で「and YOU」というプレイヤーに宛ててのスペシャルサンクスが(たぶん)流れていなかったので、これは正統派のバッドエンドだなと感じることが出来、却って安心しました。
ステーキナイフエンド
あと1日……から分岐する他エンドがないか流石に攻略を見たところ、サニーくんが外出するルートのことを「サニールート」と世間では呼称するそうです。これまでの私は、サニールートをプレイしていました。
エンドロール中に流れるのはお母さんからの着信音。これも「and YOU」が出て来ないので(たぶん)正統派のバッドエンドという感じがしますね。
サニールートを歩む以上、いずれにせよ「自分がマリの事故死の原因を作り、さらにマリの死因を偽装したこと」を仲間に打ち明ける他、生存率の高い分岐はないようです*34。
とはいえ、この話は物語開始時点で既に致命的な事態が発生しているので、そこから引きこもっていたところで幸福度が高いかというのは、正直微妙だな……まだ見てないので何とも言えませんが……。
ところで攻略サイトにはバッドエンドとして「My time」のエンドが記載されているんですけど、My timeには個別のエンディングテーマがあり、なおかつスタッフロールの最後にはプレイヤーへの謝辞が述べられているので、やっぱりあれはサニールートにおける一つの正規エンドなのではないでしょうか!? オタクはプレイ後からずっとこれに憑りつかれています。予期せぬところで脳味噌の14さいの部分を引っ掻かれて混乱し通しているのもある。
状況は最悪ですけど、やっぱりあれは一つの正規エンディングですよ しかし、あのエンディング後のバジルくんはどうなるんですか!? 一人にしないでって言ってたじゃないですか!!
となると、結果的に心中したような状態のステーキナイフエンド 遅かれ早かれ同じような状態になるであろう引っ越しエンドの方が、バジルくんとしては「まだマシ」になるんですか!? 他のお友達の気持ちを考えてください! あなた方一人の命ではありませんよ いや、自分の命なんですけれども……
ここまでの見守りありがとうございました。オタクはぐちゃぐちゃです。
*1:逆に「ゲーム性とシナリオにあまり関係がない(ゲームをしなくてもシナリオを読める)」や、「(往々にしてシナリオが一切存在しない)パズルゲーム」は割とプレイできる。
*2:この記事を書きつつ確認したら、LatticeさんがOMORIの実況プレイ動画を1年前ぐらいに出していることを知った。ゲーム難易度によっては脱落してこちらの実況を見て行こうと思う。
*3:お兄ちゃん的な子の心に傷を残す展開だとすればまずマリちゃんは死ぬだろう&ホワイトスペース内でパーティーに加わらないので、ロストしてもゲーム進行に影響がない。
*4:第5人格(ソシャゲ)中で「庭師」のキャラクターを使い一定のタスクをクリアすると解放されるゲームシナリオ的なもの
*5:身長が伸びている印象があったのともっとモヤシっぽいサニーくんが横にいるので一番意外でしたが、オモリくんの世界で筋肉に固執する点からちょっとやせ型の子なのか……という納得感は得られました
*6:「ケル」「ヒロ」「マリ」等字数が同じ名前を持つキャラクターは、文脈を見て判断
*7:□□□□□(五文字)なので字数として当て嵌まるのは「オーブリー」ですが、直後の文が「彼」で続くので不自然ではある。
*8:ここの「彼」は、文脈としてはヒロかバジル(キャラクター的にこういうこと考えそう)、またはサニー(この地下図書館はオモリくんの世界=サニーの記憶とすれば、一人称の独白っぽい文章の主語は全て「サニー」で考えるのが適切では?)だと違和感がないように思いますが、他に材料がないのでここでは不明。
*9:サニーくんの家に居た猫? バジルくんのアルバムに写真があったような覚えがある。
*10:ここも□□□□□(五文字)なので字数として当て嵌まるのは「オーブリー」ですが、顔を真っ赤にしてケルの名前を読んだ後のオーブリーの行動としては、キレながらケルを追いかけそう……なので若干不自然。
*11:イメージとしては「ヒロとマリ」「サニーとバジル」がそれっぽいように思いますし、ここの地下図書館が「オモリくんの世界=サニーくんの過去・記憶」であるとすると、サニーとバジルがそれっぽいかな……と思いますが、他にこれを補強する材料がないので、詳細不明
*12:ヒロとケルの兄弟と思われる。
*13:この順番は私の趣味
*15:オモリくんのトラウマはゲーム開始時点で「高いところが怖い」「クモが怖い」「溺れるのが怖い」がありますが、このうちのクモが怖い・溺れるのが怖いはこのエピソードから来ているのでは?
*16:推定マリの亡霊
*17:顔がキマっている
*18:地底図書館で「6人のお友達」に対して情があることは示唆されていますが、「特定の誰かに強いお気持ちがあるという明言はされていない」かつ「バジルくんのことならあなたが一番知っている」というのが信用できない語り手(マリ?)なので、オモリくんとバジルくんは、「6人のお友達」の中でよく喋る・交流がある二人組を作るとなるとヒロとマリ、オーブリーとケルから余った二人で組みを作るような、「消極的な仲良し」なのかな……という先入観がありました。
*19:Lobotomy Corporation(韓国発)でも「知的生命体の無意識領域に存在する怪物を、井戸を使って汲み上げてくる」といったコンセプトが存在する(抽出チーム ビナーのエピソード)ので、おそらく「井戸」と「無意識」という象徴はサブカル界隈で結構有名なんじゃないか と思わなくもないです。なんかの書籍でも「無意識から井戸を使って何かを組み上げる」ような比喩をされていたような気がするので、本家がこの言いぶりをしているから有名なのかも……(でもここで読んだ書籍も邦語なので信用できない)
*20:主人公たちは臓器提供のためだけに造られたクローン人間であり、一定年齢に達すると「臓器提供者」になるか、臓器提供者を介護する「介護人」になるかの選択肢しか与えられていない。
*21:井戸の外でレベル上げしようとしたところ、なんか出られなかったので渋々の対応
*22:ヨミジャムオを怖がっているので、私の方が「マスコットのような顔をしているキャラクターに火力が備わっている」状況を「怖い」と感じる脳の形なのかもしれません
*23:他に窓が強調されている部屋が覚えにない
*24:現時点で開示されている関係性及びキャラクターの外見情報からしますと、この二人でpixiv検索するとこの書き方の方がヒット数が多いのでは? という推測になります。pixivはまだ見ていないので真偽不明です。
*25:マリの死をめぐる回想中で「この人は息をしていない」と出ること、および後述の理由からマリの死因は「転落死」だと考えていますが、カルテがゲーム中の確定情報として提供された訳ではないので、詳細は不明。
*26:さらに彼はその後でマリの死因を偽装することがこの上ない「悪手」だったことに気付き、サニーくんに赦しを乞うている(ように、現時点では見える)
*27:からオモリくんの夢の世界にはマリが存在し、オモリくんとお友達は過去の良き日を繰り返し反芻している
*28:第五人格の話
*29:たぶんTwitterで見た。もう探し出せない。類似の二次創作を知っている方がいらっしゃったら気軽にお声かけ下さい。(連絡先)ra927rita1◆yahoo.co.jp
*30:この時オタクはのだめカンタービレの千秋先輩のことを思い出している
*31:一度エンディングを見てから正面玄関から出て行ってみようとしたところ、拒まれた。
*32:とはいえ「あと1日……」時点のお友達各位の「マリの死」の克服は、ある意味で「時間が解決してくれた」案件でもありそうなんですけど……
*33:乙女ゲーム「三国恋戦記~オトメの兵法!~」中のルートの一つ(主人公が孫仲謀(孫権)と恋仲になるルート)。ある事情から物語終盤で主人公が刺客に狙われまくり、主人公の死亡によるバッドエンド差分が作中でもかなり多い。
*34:引っ越しルートの先にはバジルくんを殺した(バジルくんの自殺の原因となった)マリモドキがくっついていくため、遅かれ早かれバジルくんと同じ末路を辿る想像がつきやすいことから「生存率が低い」とここでは表現しています。が、生存率が相対的に高いエンドも状態が悪いsayoriになっているとすると、サニーくんの五年後生存率はあんまり明るい展望を描けないな……というのは感じざるを得ませんね。